「量より質」は嘘。20240716

「量より質」は嘘だと思う。

ローイングにおいては、ほぼほぼ量がすべて。
というか、
「量」と「質」は相反しないし、
「量」をこなせる人は「質」も高いのが現実。

例えば30km漕ぐとします。
「質」が「集中力」のことを指すのであれば、
集中力無しに30km漕ぐことはできません。

30km漕ぐということは
2時間半漕ぎ続けるということであり、
そのための睡眠、栄養、休養を前もって準備しておく必要があります。

そういった選手が強くならないわけがない。

「明日は『質』重視で12kmで」

となったときに、
じゃあ集中力が30kmのときと比べて
2倍、3倍に上がるかというと
そんなことはきっとない。

そして「明日は12kmだから」
という理由で夜ふかししたり、
しっかり準備しない人は
たくさんいるし、だいたいみんなそう。

「量より質」というのは、
「要は楽したいんでしょ?」
とどうしても思ってしまう。

どんなトップ選手も、
たぶんどこかの社長さんも
みなハードワーカー。

「休んだほうが良いんじゃない?」
って他人から言われるようになってからが
一人前。

「量より質を大事に」っていうのは
誰かから言われるぐらいが丁度いい。
自分で言う言葉じゃない。

そもそも常に30km漕いでいる選手の12kmと、
常に12kmの選手の12kmとでは
まったく意識が違うから。
質を高めるために、量をこなすのです。

「どうしたら、速くなれますか?」
という質問に答えて、
「速くなれる人」は、
もちろん私のアドバイス自体の的確性も問題になるけど、
一番効果があるのは
「誰よりも練習している人」
です。

練習して練習して、
誰よりも練習して、
それでもうまくいかない、中々伸びない、
そんな選手の
「どうしたら伸びますか?」と、

ここから先は

385字

お試し!ローイング(619)プラン

¥619 / 月
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?