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私のこと

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私のことをまとめました。
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#体験談

内観療法、やってみた(7)

内観療法、やってみた(7)

【73】最終日、7日目の朝。2日目から7日目の朝は、朝5時に起きて、掃除して、5時半に屏風のなかに着席する生活だった。7日目の朝。屏風のなかに着席して。

今日はノートを取らずに、内観する、と決める。

残り4時間半(実際は3時間半だった)。

ノートを取るから文句や思考優位になるのかなと言い訳。思考ではなく、感情なのか。何に集中すればいいんだか分からないのが問題なのだろうけど、とりあえず、最後は

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内観療法、やってみた(6)

内観療法、やってみた(6)

【61】自分の中にある悪い種。私の場合は、自己中心的な思考やコントロール欲。事実から、自分の問題がみえてくる。それらを具体的に調べていく。その事実を調べて集めていく。発言、表情、思考、感情。それによって自分が気づく。自分は自分しか変えられない。気づかないと周りが困る。そして自分も困る。

【62】内観して、気づいて良かったことのひとつ。

6日目の午前中のメモ。ずっと誰かに認めてもらいたい、私のこ

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内観療法、やってみた(5)

内観療法、やってみた(5)

【48】5日目の朝。面接者と話す。ただの報告となっている。面接者に気に入られようとしている報告となっている。上部だけの内観になっている。私も自覚ありありだったので、率直に同意する。

心理学、宗教、それらを学んだ人は、頭では分かっているが、感情まで落とし込めていない人が多い。感情に落とし込む。嫌なことをみて、自分の核をみる。今までのやり方では、それが難しいけど、どうすればいいのか。

そこを知りた

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内観療法、やってみた(4)

内観療法、やってみた(4)

【32】
・事実を事実としてみていくのが内観。
・事実が気づきを与える。
・自分の問題と相手の問題を分ける。混同しない。
・自分の人生を自分の責任で生きていく。
・怒りは自分の側に理由、要因がある。

相手ではなく、自分をみつめる。
自分の心が見えてくる。

・自分の心の持ち方で幸せになる。

欲求を満たされるから幸せになるのではない。
(3日目のメモより)

【33】養育費の計算。合計25,06

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内観療法、やってみた(3)

内観療法、やってみた(3)

【13】面接者は、余計なことは話さない。評価も、深める為の誘導もしない。刺激もしない。内観者本人が、もう調べているから。同じ質問を問うのみ。場を提供し、食事や風呂の世話をする。面接時に丁寧に礼をし、手を合わせる。内観者を目の前に現れた神か仏かのように接し、世話をしているかのよう。

ある意味で、誰もが神である、と思う。

6日目の音声テープでも「ここにいるのは、神とあなただけだ。」という修行中の瞑

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内観療法、やってみた(2)

内観療法、やってみた(2)

【2】内観は、本来ひとりで行うもの。集中内観は、内観の訓練。内観のやり方を練習して、日常でも、いつでも、ひとりで内観できるように練習をするのが、集中内観。この1週間で完了ではない。

内観は、自己啓発であり、自己治療。

内観の目的は「どんな状況でも幸せだとかんじて暮らせること」。

そして、自分は恩知らずで、何も返してない、ぼったくりだと気づくこと。その為に、自分を調べる。

自分の記憶を辿り、

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内観療法、やってみた(1)

内観療法、やってみた(1)

3年前の2021年5月。新型コロナウイルス感染症の影響で、ゴールデンウィークは茨城への帰省はしないことにした。さて、1週間の休暇をどう使うか。

大学時代に心理学の授業で知った内観療法。記憶にあるのは屏風のなかにいる人に向き合っている人の写真。そんな奇妙な印象しかなかった。

「内観療法」とは、なにか。

2021年4月に、海のイスキアに行き、その場所で内観療法を受ける事ができると知ったこともあり

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私のトラウマ1

私のトラウマ1

私にはトラウマがある。
交通事故によるものです。

交通事故は、2回。
1度目は、小学生の時。
2度目は、大学生の時。

小学生の時は、
父の運転する車が事故を起こした。

大学生の時は、
免許を取得してすぐ、初心者の時に、
私が運転する車で事故を起こした。

どちらも、それぞれ私に強い影響を与えている。

特に、大学生の時に起こした交通事故で、
心的外傷(トラウマ)を負った。

トラウマとは?

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私のトラウマ2

私のトラウマ2

交通事故を起こした日の夜。

自宅に戻り、夜になった。

こんなにたくさんの人に迷惑をかけた私は、
死んだ方がいいと思った。

トラウマ反応のひとつ。
希死念慮だ。

心は変に静かで、死のう。そう思った。

なんでその日、そこで死なずに済んだかと言えば、誰も私を責めなかったからだと思う。交通事故を起こした私を、両親も友だちも歩行者の方もトラック運転手さんもそのお姉さんも。

あの日、誰かに何か責め

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私のトラウマ3

私のトラウマ3

私に起きたトラウマ反応のひとつ。

フラッシュバック。

道を歩いていたら、左前方からトラックが来た。
私が歩いていた歩道の方向へ、トラックが右折した。

その瞬間。

ドーーーーン!!!

大きな音がして、私は事故当日に戻された。

とても怖くて、目を閉じた。

混乱した。

だけど、次の瞬間。

目を開けたら、何も起きていない。

トラックは、何事もなく走り去って行った。
大きな音がなるような

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私のトラウマ4

私のトラウマ4

私に起きたトラウマ反応のひとつ。

悪夢。

運転すると、必ず事故を起こす。
何度でも、必ず事故を起こす。
何度も、必ず失敗する。

そんな悪夢を、何度も見続けた。

運転しなければ、運転できるようにならなければ、という思いや焦りがあるけれど、運転できない自分に劣等感を抱いているから、そんな夢を見るのだろうか。夢の中では、何度挑戦しても必ず失敗する。また運転したら、また事故を起こす。自分で自分に呪

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私のトラウマ5

私のトラウマ5

トラウマケアの中に、曝露療法がある。
強いストレスを感じる事を、安全に、少しずつ体験しながら、少しずつ慣れていくことを目的とする。

私であれば、車に乗る事。

交通事故後の違反者講習で、教習車に乗って急ブレーキ体験をした際に、泣いてしまい、教官のおじさんを困らせてしまったことを思い出した。

まだ傷が生々しい時期に、あの講習内容は、適切じゃないと思うけど、違反者講習の内容にトラウマケアの視点は無

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私のトラウマ6

私のトラウマ6

車を運転することへの抵抗は減らないけれど、ドーンと大きな音がするフラッシュバックは1回だったと思う。幻聴も交通事故当日のみ。

トラウマ反応は、安心安全な場所で過ごす事で、次第に治まると言われている。病院での治療が必須ではない。

私がとても参考にさせてもらった資料が「支援者のための災害後のこころのケアハンドブック(静岡大学)」です。

https://www.shizuoka.ac.jp/th_

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私のトラウマ7

私のトラウマ7

頭では分かっていても、トラウマ反応は自動的に起こる。止められない。それがとても困る。

困るけど、それは自分を守る為に起きている。
自分の命を守る為に起きている。

それは、とてもありがたいし、愛おしい。

だけど、いつもいつも緊急事態を警戒していては、体も心も負担。警戒しなくてもいい事を、体と頭に教えていく必要がある。そこで知識が役に立つ。

知る→気づく→確認する→試す→気づく→試す→少し慣れ

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