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内観療法、やってみた(4)

【32】
・事実を事実としてみていくのが内観。
・事実が気づきを与える。
・自分の問題と相手の問題を分ける。混同しない。
・自分の人生を自分の責任で生きていく。
・怒りは自分の側に理由、要因がある。

相手ではなく、自分をみつめる。
自分の心が見えてくる。

・自分の心の持ち方で幸せになる。

欲求を満たされるから幸せになるのではない。
(3日目のメモより)


【33】養育費の計算。合計25,068,100円+α。

養育費を計算する用紙が用意されていて、生まれてから大人になるまで、だいたい必要となる目安の金額が、項目ごと(生活費、学費、被服費など)に明記されていて、それらを計算した。その他、項目にない支出金も追加して、養育費を計算した。だから、正確な金額ではなくて、概算って感じ。


【34】内観は、人間の再形成。


【35】「他人に言われたくないことは、きっと事実だからなんだろう。私なりにやってきたことは無意味で、何もして返してないと言われるのは事実ではないと思う。けど、世間的には何もしていないことになるのだろう。だから悔しいのかもね。でも、対等な対価交換ではないのは確か。両親の方が損をしている。私の方が得ばかり。それは事実。」

3日目の私のメモ。なかなかやさぐれている。

「3日目にして、このまま続けても、これ以上変わらない気がしてきた。過去の経験や、(自分が受けた)カウンセリングですでに取り扱ったような出来事を、もう一度さらってみて、もちろん新たな気づきや、再確認、再発見することもあるかもだけど、それらを経て今の私があるから、それ以上の何かになることはあるの?ただの確認作業で終わるのかもね。それは、そうなったとしたら、私の怠慢、熱心さ不足ということになるのかな。仕方ないね。内観は全ての人に効果がある訳じゃないという結論にならないといいな。時間とお金を使って、この程度の仕上がりみたいなことにならないといいけど、それは私次第なんでしょう。」

この後、考察の体を装った面接者への文句と苛立ちと不満と見下しが綴られている。内容は自粛。でも、的を射た考察でもある。自惚れだね。

「(面接者に)気に入られよう、正解のような報告をしようとしないで。気持ち悪いから。それをしないことが、私の訓練です。内観は続ける。」

結果、5日目と7日目に、内観による気づきがあって、本当にほっとした。内観は続く。


【36】
1.与えられているものに気づく。
2.相手の立場、視点でものを見る。
  相手を傷つけることがないように。
3.先入観でものを見ない。事実を見る。

内観は、視点を変える。内観は、先入観からの解放。


【37】内観3日目の夜、買おうと思った本(森川すいめい先生の本、オープンダイアローグ、ヴィパッサナー瞑想の本)を、5/21に注文した。


【38】4日目の朝。内観が進んでるんだか、これでいいんだか、まだよく分からない。自己弁護のような前置きを加えがちな傾向と、自分に都合よく考えることで、状況を乗り切ろうとする傾向が分かる。卑怯ではないけど、狡いかもね。自分を守る術。自分が弱いことを自覚しているから守る術を得た。

ひとりでいても、ひとりじゃなかった。
現実にも守ってくれる人たちがいる。忘れない。

素直に報告する。前置きはいらない。具体的な事実だけ報告する。病気になっている人は、素直じゃない。根本を見る。

「して返したこと」は、
相手の負担、相手の痛みを分かち合ったこと。

「迷惑をかけたこと」は、
自分の根性の悪さ、自分の過失による相手の被害。
期待に添えなかったことではない。

自分の悪さ、悪いところを調べていく。自分のやった行為を調べる。自分が直接的に行った自分の悪さを言う。誤魔化さない。

人間関係がもつれる原因は「はっきり言わなくても分かってくれるはずだ」という思考と期待。日常生活のなかで感謝できれば、幸せ。存在を認められていることに気づくこと。どんな人でも認められたい。認められていないと思うと、病気になる。

「認められているという実感を得る為に、迷惑をかけたことを調べる。」

もっとも悪い時でも、認められていたと気づくこと。
それに気づくことで、本当の安心感を得られる。

良い事で認められても、それでは辛い。

悪くなった時に、認められないのではないかと思うから。

自分が今、生きているのは、他人に愛され、認められていたんだな、と気づくことが、内観。

↑ここ、めっちゃ大事!

良い状態じゃなくても、認められた、愛された、ということを知る。

態度、仕草、話し方などに生き様が滲み出てしまうから、こわい。仕事としての所作や応対だけ気をつけても、そこにも結局人柄が出る。反面教師として学ばせていただく。その影響、結果を受け取るのは本人。私は私の問題、課題に取り組む。取り繕っても出る。私は私の理想へ近づくのみ。

今、ここしか、分からない。1ヶ月後、2年後に何をしているか分からない。心配しても仕方ない。確かなのは、今だけ。過去と未来に生きると、疲れる。エネルギーが分散される。動かなくても疲れる。

今、この一瞬に力を注ぎ込む。
今、ここを生きる。
今、ここに集中するしかない。

それは、永遠に、無限に集中すること、になる。

来たるべきものに、全て無駄はない。
全てベストタイミングと同じ考え方!

4日目にして、この状況の可笑しさに笑える。私、何してんだろ。

内観の目的と効果を捉える。
こんな事を考えて、内観をサボってた4日目。


【39】内観は、直接自分が相手にかけた迷惑を調べていく。そうしないと、なんでもかんでも自分のせいにしてしまう可能性、危険性がある。


【40】迷惑をかけても、世話をしてくれているのは、存在を認められている。迷惑をかけても、世話をしてくれているのは、愛情に支えられている。


【41】さすがに4日目だからか、明日もあさっても丸一日あるのかーと飽きてきている。ただこうやって座ってるだけなのに、よくも座ってられるもんだなーと呆れる気持ちと感心する気持ち。一応折り返した。あと、初日よりも絶対太ってる。食べ過ぎだもん。


【42】カウンセリングと内観の違い。内観は、自分語りをさせずに「責任」と「事実」の所在を明らかにすることで、本人に訴える。本人に気づかせる。本人に自覚させる方法。思考も、身体も、別のことに逃げないようにして。ただ、身体は逃げられないけど、思考は飛んでいけるから、そこが本人次第の理由かな。


【43】たいしたことしてこなかった自分を自覚する。たいした人生じゃないことを自覚したら謙虚に生きる。抜けてて、ダメなとこもあるし、完ぺきじゃないし、完ぺきになろうとしなくてもよいし、このまま、この自分でしか生きれないことを知ること。それも内観なのかもしれない。自分を理想化してプライド高くて嫌なやつなら鼻へし折られるかもしれないし、へんに自己嫌悪にならなくてもいいとやってきたことに自信をもつ人もいるかもしれない。どれもその人その人それぞれの内観(5日目の朝のメモ)。プライド高くて嫌なやつも、自己嫌悪になりすぎなやつも、どちらも私。


【44】相手のため、を装って、自分の望み、自分の欲、自分のなにかを満たしていないか、という問いなんだろう。


【45】みんな途上なんだ。お互い様。


【46】違和感にヒントがある。


【47】気づいたら、変わる。変えようと思わなくても。それが内観の変化なのかも。


つづく


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