ヤドカリ放浪記2024〜湯原-雲南編〜
5月12日
7:00
ゆばら湯っ足り公園
深夜からポツポツ降り出した雨
結局昨日買っておいた晩飯は朝食にした
雨降ってるけど散歩に出る
7:21
はんざき大明神
昔、この祠の前に龍頭の淵という深い淵があった
この淵に大きなはんざき(山椒魚)がいて、その近くに牛馬や人が 行くと尾をもって掻き込み呑んでしまうので村人は恐れて近づかなかったという
文禄の初年この大山椒魚を退治しようと村の若者・三井彦四郎は腰に紐を結び、短刀を口に龍頭の淵に飛び込み、この大山椒魚を討ち取った
引き上げた山椒魚の大きさに村人は恐れ驚いた
体長十㍍余、胴回り五㍍余あったという
山椒魚は命絶え、村内にも祟りがおよぶ様になったので村人は国司神社の境内に祠を建て、山椒魚の霊を祀ったのがこの大明神と伝えられる
7:23
はんざきセンター
体が半分に裂けても生きていられるから、はんざきと呼ばれている山椒魚
此処はそんな山椒魚の保護を目的として1971年に設置された施設
勿論見学も出来る山椒魚水族館的スポット
成体の展示の他に幼生体も展示
更に液浸標本や骨格標本をなど各種標本も展示されているのだが…あれ?
24時間じゃなかったっけ?
閉まってたよ…
7:49
湯原温泉みはらし展望台
県道322号線を走ってると現れた展望台
言う程見晴らしは良くない
新緑が茂り、はとんどの視界を遮っている
湯原ダムの頂が少し見えるくらいだ
てか手前の芝生でライダーが野宿してたw
7:54
湯原ダム
中国電力と岡山県の共同事業で建設された重力式コンクリートダム
洪水調節及び発電を目的とする多目的ダムで砂湯から見えるダムが此だ
ダムによって形成された人造湖は湯原湖と命名された中国地方最大のダムである
8:14
霧立不動尊
江戸時代二百余年の昔、村内をはじめ、通行諸人の息災平穏を祈願して粟谷川雌滝渕にのぞむ屏風岩に不動尊の御姿を奉祀した
昭和二十九年、湯原ダムの建設により、地元田和の村は水没解散となり、元の道路も付け替えられた
昭和三十年代、史談会の有志により御像の仮り、彩色がなされ、春・秋の祭典を行ってきたが平成二年に再彩色により、霧立不動尊は色鮮やかに再現
絵馬に不動明王を描いてるような…
すぐ裏は渓谷
滝が流れているんじゃないかと思う程、荒々しい流水音が聴こえる
8:24
二川こうふく村
旧二川小学校を再利用した地域コミュニティスペース
目的地と思ってたら違ってた
内部はほぼ小学校そのままだ
現在は休業中
ちなみに粟谷川河川公園らしい
晴れていたら河原に降りて遊んだな
8:30
ふるいち二川マンガ館
此処も廃校した校舎を再利用した施設
館内には十万冊もの漫画が収納されているらしい
週末のみの開館らしく、この日はまさに開館日
でも十時から…
昔みたいに時間に余裕がある放浪だったら寄っても良かったけど、そろそろ帰りを考えないとイケないので、残念だけど諦める
しかし最近多いのね
こういう漫画博物館的な施設って
ふと思った
こんなに外観が好きなら建築士になれば良かったんじゃね?
8:52
飯山城跡
室町時代の末期の1570〜1590年頃、毛利氏の武将・安芸盛重が居城としたと伝えられる
飯山の北面山腹に城の段どり・空壕などをが遺存しているらしい
流石にこの天気に登城しようとは思わないので
説明板が立っていた入口から眺望
その横には御堂があり、何かしら祀られているみたいだが荒れていた…
周辺には寺社仏閣が点在しているらしい
ユックリ散策すれば面白そうなエリアだ
9:13
道の駅風の家
何処か雨の日でも楽しめるスポットが無いか情報収集に立ち寄る
だが蒜山高原の情報しかない
もう岡山脱出しようとしてるのに…
立ち寄る必要無かった
だが別棟のインフォに鳥取県の情報があった
でもこう言う所にある情報ってのはメジャーなところばかり…
だいたい行ってるんだよね〜
9:42
鳥取県突入
標高640㍍内海峠にて鳥取入り
このルートで鳥取に入るのは初めてかもしれない
そして鳥取県に入って最初に現れる集落・下蚊屋がなんか良い町並みだ
国道482号線からその街並みを眺める
9:49
下蚊屋ダム
さがりかやダム
農業用水確保の為、江府町下蚊屋地区の日野川水系俣野川に農水省が1972年から2001年に掛けて造ったダム
行く所がないからとりあえず寄ってみた
10:03
宮市原
鳥取県日野郡江府町にある集落
観光地ではない
なんとなく街並みに惹かれて立寄った
途中、犬に吠えられるがその御宅の佇まいも素敵
こんな所に住みたいな〜
商店すらない不便な集落だけど…
10:07
開田記念碑
新墾地碑
唯一の観光スポット
東口まで歩いて雨の中、片道700mを往復する
楽しい
約十五分の散策
10:25
江府町
鳥取県日野郡江府町にある江美城の城下町
たまたま通りかかり、此処も立寄ってみた
中国地方最高峰である大山の南山麓に広がる江府町江尾
この町を軸にするように日野川がまるで海老の姿のように大きく湾曲している姿に地名が由来し、中世には江美とも表記されていた
戦国期に伯耆尼子氏の家臣・蜂塚氏が築いた城を江美城と書く
そんな城下町として発展した町並みを散策する
町に歴史ありだね〜
10:33
東祥寺
約三百五十年前、江戸時代に中国から隠元禅師が日本に伝えた黄檗宗の寺院で1673年に隠元隆琦禅師の弟子である独吼禅師が東祥寺を建立
元々は江戸時代に江尾・杉谷・貝田・宮市にあった四つ寺を合併することによって建立されたのが仏日山東祥寺らしいが宝物蔵が焼失して、詳しい歴史は不明らしい
10:35
江美神社
947〜957年の天暦年間にこの地方を治めた豪族が大和国石上神宮(奈良県天理市)の分霊を天の磐船に模した神輿に安置して勧請船神社と称したという
その後、厩戸豊聡耳命を合祀し、王子権現と神社名を改めた
1873年に江尾神社と改称され、1922年に近隣の小祠を合祀し、現在地に移され、社名も江美神社に改めた
10:37
江美城跡
大山火砕流台地を造成して築かれた中世の山城で蜂塚安房守によって築城
二代・三河守、三代・丹波守、四代・右衛門尉と四代に渡り、この地を治めた
1564年、尼子氏を攻略する為に山陰へ侵攻してきた毛利氏により江尾城は攻略され、蜂塚氏は滅亡した
その後、備後・備中・美作方面に対する戦略的見地から毛利氏により、蜂塚時代の中世的城郭から近世城郭へと大幅な改造がなされた
そんな城址
現在、八幡丸に築かれている櫓風建造物は江府町歴史民俗資料館として開放している
10:39
八幡丸
西の丸の南方下段にある郭
ここには1979年に隅櫓を模した二層三階の江府町歴史民俗資料館が建てられている
10:42
西ノ丸
本丸西方直下にある郭
本丸と合わせて堀切で隔てられており、三方が急峻な崖となっている
西の丸からは発掘調査によって建物礎石が発見された
西の丸入口には北方に土塁を配した人枡と呼ばれる珍しい遺構が残る
10:43
本丸
現在は水田となっており、1997年に行われた発掘調査の際、天守台付近から山陰では初めてとなる金箔鯱瓦や桐葉紋軒瓦が出土した
これにより江美城には金箔装飾を施した鯱瓦を載せた立派な夜櫓があった事が分かった
この金箔鯱瓦は毛利氏支配の頃のものと考えられるが江尾城が織豊政権下にあっても重要かつ大規模な城として位置づけられていたことが判明した
ここからの景色が素晴らしい
10:45
天守台跡
形は崩れているが本丸の中心部に天守が存在したと見られる石垣が残る
そこに出ると衝撃的な事実を知ってしまう
駐車場あるじゃん
車で来れたじゃん…orz
10:52
上之段広場
江美城の中でも最下段に位置する公園
ここも城の郭だったのでしょうか?
そんな公園には烏取県指定無形民俗文化の財江尾のこだいぶ踊りの説明板が掲示されている
此処で踊るのかな?
それはさておき、散策散策♪
10:59
cafe碧の空
惹かれる町並みを画像に収めながら歩いてると出会したカフェ
どうやらギャラリーカフェらしい
生憎開いてなかった
引き続き、城下町を散策するが、水の流れる音がとても心地良い町だ
11:07
伊藤宣堂先生生誕終焉の地
江尾出身の儒者で江戸へ留学ののち、塩冶(出雲市)において有隣塾を開設した人物
二八年間に渡って教鞭を執り、多くの有為な人材を育てた
晩年は日野郡に帰り、溝口に開設された郷校で教壇に立った
宣堂は特に易学に優れ、周易包蒙等の書を著し、易経の宜堂とも呼ばれた
又趣味の書画にも優れ、特に竹の絵には優れたものが多く、竹の宜堂とも呼ばれている
11:09
勝部歯科病院跡
江尾で古くから診療してきた歯科医院
早くに閉業し、現在は江府町ボランティアセンターになっている
また日常の交流の場として平日なら誰でも利用出来るらしい
珈琲やお茶などを御馳走してくれるらしい
11:11
江府駅
1922年に米子から江尾まで国鉄伯備北線が開通
1935年には岡山県川上村に陸軍松江歩兵第63連隊の演習場が設けられ、江尾美作道は江尾駅から演習場を結ぶ軍用道路として改良が進められる
同じく江尾駅もまたプラットホームが延長された
こうした要因もあって江尾の町はこの地域の中心地である事を一層盤石なものにしていった
現在、山陰山陽を結ぶかつての出雲往来・国道181号線はJR伯備線を挟んだ駅の西側をバイパスし、無人駅となっている江尾駅を中心に街道町の面影を残す
此処を最後に江尾観光終了
西を目指します
11:32
根雨宿
江戸時代には出雲街道の宿場町として栄え、かつての繁栄ぶりを今に伝える古い町並み
大名が宿泊所とした本陣の門や昭和初期に建設された洋風の銀行・たたら経営の鉄師として栄えた近藤家の屋敷などが旧出雲街道沿いに並んでいる
たまたま通り掛かって、やっぱり此処も急遽立寄って散策です
11:37
根雨小学校跡
1873年、根雨学校として開校
昨年、日野町立黒坂小学校・日野中学校との統合により廃校
現在は日野町役場が建っている
此処に車を停めさせて貰います
観光マップもあります
とりあえずこれをスマホで撮って散策開始♪
11:38
日野町図書館
根雨の図書館
長谷川貞昭魚拓展開催中
本に関係ない企画もやるんだね
ちょっと気になったけどスルー
街並み散策を続けます
11:41
カフェ根雨宿
まちなかカフェ
しかし残念ながら閉業したらしい
そんな店舗前には水琴窟
町中に清らかな水が流れる根雨
街作りの一環で彼方此方に水琴窟を設置しているらしい
此処はその一つ
奏でたいけど柄杓がない…
11:43
出雲屋炭八
外観に惹かれて寄った家屋
ガラス戸にこの屋号のポスターが貼ってあったのでそう云う会社なのかなって思ったけど、全く関係ない
11:44
出雲街道根雨宿本陣跡
江戸時代は松江藩の参勤交代のルートだった為、本陣宿梅林家があった場所
その後は郵便局も置かれたが現在は駐車場になっている
御影石の土台石が残っているらしい
気付かなかった💦
11:46
おがた
なんかのお店だと惹かれたらお茶屋みたいだ
正式名称は緒形茶店
参勤交代の元本陣宿だったらしい
後に休息場として茶店を営業したのが始まりの老舗茶舗だ
入口正面奥には本陣宿時代の池や滝のある庭が見られるとの事
観れなかったな〜
11:47
きじま玩具店
昔懐かしいおもちゃ屋さん
今、もうこう云う個人玩具店なんて見ないよな〜
此処も営業してる気配はない
しかし久し振りにタミヤのロゴ見たなw
11:48
大岩酒店
街道筋に店舗を構える酒屋
街並みに合わせて外観を造っている
そしてサントリーオールドの看板が良い味を出してる
缶酎ハイでも買って歩きながら飲みたくなったよw
11:49
本陣の門
出雲松平侯の本陣宿の梅林家にあった物で町指定有形文化財の門
梅林家取り壊しにより、根雨神社の宮司・梅林家である現在地に移転保存されている
11:51
日野町歴史民俗資料館
近藤寿一郎氏が1940年に建築寄贈した公会堂
コロネード風玄関・赤瓦と白壁・正面上部のマークはネと 文を重ねているdesignとなっている
当時で千二百人が収容できた日野郡の文化の殿堂であった
建物も立派だが、その土台の石垣も素敵だ
ちなみみに宝仏山登山口らしい
11:54
たたらの楽校
別名・出店近藤近藤家の分家で明治初年に建造され、現在の日野町公舎
二列型間取りで江戸時代の町屋の平面構造・形態を継承している
特に漆喰塗壁に虫籠窓や格子によって構成される卓越した外観は当地方の町家の特徴をよく発揮して往時の町並みの美しさを彷彿させる造りである
11:56
近藤林業㈲
江戸期、備後から根雨に移住し、江戸末期から明治・大正・昭和とたたら製鉄や大庄屋・農林業・化学工業・社会教育等々各分野に渡り業績を残した近藤本家
現在の屋敷は江戸後期のもの
町公舎や小林旅館・鉄倉等と合わせて旧根雨宿場町の面影を残す伝統的な町並みの景観が見られる
根雨宿で一番広い屋敷かも♪
12:08
そば道場たたらや
根雨宿で数少ない飲食店
メニューに初めての方はざるそばをおすすめしてますと書いてあったので素直にざるそばを大盛りで注文してみた
…でもなんだろ
思っていたより感動はない
蕎麦の香りは良い
〆てる水がイマイチなのかな
少しモッチリなのも要因の一つかな
なんかそばがきを食べてる感じ
鳥取の蕎麦って何処もこんな感じなの?
なんか残念な蕎麦でした
蕎麦湯が一番美味しかったよ
なので蕎麦湯をお代りしました
12:42
祇園橋
街道沿いに流れる真住川に架かる橋
祇園の森を背景にしたこの橋は京文化の象徴として親しまれ、根雨神社の参道も兼ねて1933年架けられた
高欄には唐金擬宝珠を取付け、橋の両端には枡形に広がる橋袂や花崗岩の石灯篭など木造橋を模している
12:44
根雨神社
岩山に囲まれた枯れた土地だったこの地に出雲の須賀神社より御分霊を勧請したところ、樹木の生い茂る土地となり、そこを須賀の宮と祀ったことに始まるという
当初は牛頭天王祇園神社とも呼び、地名ともなる根雨も元明天皇の御代(在位707年-715年)に旱魃が起こり、雨乞いをしたところ、雨が降り、豊作を迎える事が出来たとの逸話からこの雨が根まで潤わせたとして根雨と呼ばれる様になったとされる
御祭神に素戔嗚尊である
地元では祇園さんの愛称で親しまれている
本殿裏手にはメンヒルの巨石遺跡がある
川の合流点で水の神を祀る事で川の荒れを防いだ村人達の祭りの場であった
神社の森は県の天然記念物に指定されている
12:52
ひばり食堂
再び真住川を渡り、街道筋へ
一本裏に入り、違う道を使って日野町役場方面へ向ってる途中にあった食堂
見た目は潰れてるが、中から良い匂いしてた
暖簾掛かってたから多分営業してるんだろうな
此処に入れば良かった
12:55
根雨駐在所
交番とは思えない外観
ただそれだけ
13:01
根雨駅
大正11年開業、岡山~米子間は昭和3年に全面開通
正面玄関は開通当時の駅舎を残す
小規模駅の典型的な景観を残す質素な駅
宿場町散策を終えて、戻ってくると特急やくもが停車してた
よく分からんが懐かしいタイプも入ってきた
これもやくもらしい
全くをもって分からないけど一応撮ってみた
そんなこんな根雨宿散策
此処も又、水が豊富な地域だったから所々で水路に入って涼を楽しんだw
13:15
孫四郎橋跡
往時、日野川の橋は原始的な板橋で毎年数度も橋が流され、両岸の住民は不便に悩まされていた
そこで渡村の孫四郎が寄付を集め、1831年に全長36㍍、幅2.25㍍の板橋を建設
孫四郎の子、孫右衛門もまた維持に努め、1890年に籔津橋が完成するまで六回の架替や修理が行われた伝説の橋
ワザワザ立寄る様な場所では無かった
13:24
滝山公園
緑豊かな奥日野地区で遠く大山の南壁が一望できる自然公園
春は桜、躑躅の名所として有名な公園らしい
四月中旬から五月上旬にかけては大山三葉躑躅が群生する
今まさに真っ盛りじゃないか!?
目的がこの公園の名称通り、滝なので気にもしなかったわ
そう云えば咲いてたなw
そんな貴重な躑躅が咲いてるのに目にもくれずに滝を目指す
13:26
瀧山神社
937年、菅高左衞門尉岡臣による創建
古くは竜王権現、瀧山社等とも呼ばれていた神社
鳥居を潜って約七百mもある参道を杉や自然林に囲まれつつ、階段を登る
途中、苔が生えている石橋で苔を愛で本殿へ向かう
13:32
本殿
三保津姫命を主祭神とする大社造変態の本殿
龍神も祀っているらしい
そんな本殿に一歩足を踏み入れるとパワーを感じる
先ずは手水で身を清める
手水鉢にも苔が生えている
聞いた話だけど、苔も生きた石にしか生えないらしい
確かに苔スポットでも苔が生えてる石と生えてない石あるもんね
さて、それはさておき本命の前に参拝をします
そして本殿裏へ
13:36
龍王滝
見上げるような断崖から流れ落ちて滝となす落差70mの分岐瀑
余りに見事な滝につい打たれたくなったが龍神を祀っている聖域の滝には恐れ多くて流石に諦めた
ちなみにこの滝は別名・幽霊滝とも呼ばれており、その由来はこの地に伝わるものであり、小泉八雲が著した骨董に所載されている事に由来する
またこの滝には「二歳にならない赤児を連れて滝に来てはいけない」という禁忌さえ存在したといわれる
何はともあれ良い滝を観させて頂きました♡
14:04
奥日野温泉
県道257号線を走ってるとマウントパラダイス小倉原山の文字と並んで温泉の文字が目が止まる
気になったので検索してみたら既に廃業との事
先に進みまーす
14:10
石霞渓
大小の奇岩の間を走る水流
渓谷に沿って屏風のように連なる山肌
南北二㎞に渡る大渓谷は奇岩や怪岩が目を引く男性的な南石霞渓と緩やかで女性的な北石霞渓に分かれ、春には桜に躑躅、初夏は新緑と藤、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめる渓谷
1933年には文部省から名勝地の指定を受けた奥日野県立自然公園である
思ってたのとちゃう
県道沿いと並んで流れるだけで特に遊歩道とかがある訳ではない
14:16
道の駅にちなん日野川の郷
地方創生と環境循環プロジェクトを盛り込んだ日本初の道の駅らしい
多分俺が寄った事のない道の駅だ
情報収集がてら寄ってみる
やっぱメジャーどころの情報しか無いな〜
14:48
権現滝
法印さんが災難を受け、土地の人が権現堂を建立して祀った基壇が上段滝の道脇に残る
滝の命名は、その権現に因むと伝えられる
上段の雌滝は滝口が丸く、流れは優しい
下段のうねり合う雄滝の姿は伝承の滝にふさわしく、まさに玄妙
青々と深そうな滝つぼのよどみが遠い昔話を一層の真実みを帯びて語りかけてくる
・
・
・
入口が分からなかった
いや…おそらくだけど、彼処なんだろうと思うけど、藪が凄すぎて無理そうだ
残念だか諦めるしかないようだ…
せめて天気が良くて、もう少し時間が早かったら無理してでも行ってたなw
15:20
島根県突入
県道108号、印賀奥出雲線にて島根入り
万才峠にて県跨ぎ
鳥取県を一日で通過する
本当は鳥取県東部にも流れたかったんだけどね〜
期日のある放浪は嫌いだ
15:28
追谷集落
鉄師ト蔵家が本拠を置いて製鉄業をなした地で主力炉であった原鈩は1768年から大正末までたたら製鉄の炎を燃やし続けた集落
現在は奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観として国の重要文化的景観に選定されている
ほっほ〜そんなスポットがあったのか
寄ってみましょう♪
15:31
旧卜蔵氏庭園
奥出雲の南部斐伊川の上流にあたる奥出雲町横田卜蔵家旧宅跡
卜蔵家は鉄師として絲原家・櫻井家等諸家と共に優遇され、しかも中世以来の豪族であったから、その経済力は計り知れないものがあった
この庭園は松江藩との繋がりにより、卜蔵家が関西地方から庭師を招き、1691年の五代将軍綱吉の頃、約三百年前に作庭したものと伝えられる
庭園内にはお食事処椿庵がある
開いてなかったけど…
池の鯉に餌やって次の鈩スポットへ向かう
15:36
大龍寺
本尊に地蔵菩薩を安置している寺院
詳しい由緒等は不明
向かい側の小高い丘には日本遺産構成文化財の竹崎十七夜で担がれるお宮が祀られている
竹崎十七夜は鉄師がもたらした夏祭りで、火伏の神・秋葉大権現を祀っているらしい
15:42
綿打公園
たたら製鉄に使用する砂鉄を採取するため切り崩した跡地を豊潤な棚田へと変え、今では特産品である仁多米を産み出している
追谷棚田を一望出来る高台公園である
うん…棚田だね
15:48
鉄師卜蔵家金屋子神社
1823年に鉄師ト蔵家金屋子神社が遷宮された
度重なる雪害等により現在は比田の金屋子神話民俗館に展示されている
そんな民俗館は閉館してるけどね…
この度、日本遺産認定を機に再び遷宮し、祖先が製鉄という未知の技術に命がけで挑戦して得た結晶の鉄、その鉄文化の一端を金屋子神社として残す事にしたとの事で桂の木の下に祀られている
鉄の神・金運の神として崇敬者によって造営・維持された社である為、氏子なき神社である
15:49
頒功石
江戸時代の終わりに驚異的な出鉄を記録した事を称賛して建てられた
他の炉では平均三千kgであったが此処の現炉では七千kg採れたらしい
そんな記念碑
15:50
原たたらのカツラ御神木
たたら製鉄に携わる者の御神木
樹齢三百年年を超えている桂の木
鉄の製法を教えようと白鷺にのって播磨の国からやってきた金屋子神が桂の木に降り立ったことから、たたら場には必ず金屋子神が奉られ、桂の木が植えられたと言われている
15:52
たたらのいえ
鉄家卜蔵家 鈩の舎
古民家そば たたらのいえ 島根 奥出雲店
外にもメニューが出ていたのでちと見てみたらおむすびが
流石米処
でも十五時までだった…
仁多米のおむすび食べたかったな…
因みに敷地内に原たたら跡の碑が建っていた
15:53
鉄池
製鉄炉から運び出された高温の鉄塊を池に沈めて冷却する場所であり、たたら師にとっては緊張の続いたたたら操業から開放される場でもある
鉄池は桂の木と並び山内全体のシンボルであり、現在は奥出雲にはここにしか残っていない貴重な史跡でもある池
水車もある
15:54
天然湧水水汲み場
船通山から流れ出て、当地に屋敷を構えた1495年より五百年以上の間、流れ出ている天然湧水
主にここで働く人達の生活用水として使われていた癒やしスポット
湧水としては稀で非常に綺麗な水で民間の水質検査において飲料として認められている
なので俺も汲んで行く
そんなこんな出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観観光なひと時
偶然通りかかって、寄ったが正解だったスポットだ
16:07
岩船大明神
日本書記によると素盞鳴命は子供である五十猛命を連れて新羅から船通山に降り立った
この時、素盞鳴命が乗って来た埴土船が岩化したと伝えられる巨石
鬼神神社の鳥居右手に祀られている
16:08
鬼神神社
御祭神に五十猛命と素盞鳴命を祀る神社
出雲国風土記に登場する伊賀多気神社の元宮とされる由緒ある神社である
一歩、境内に足を踏み入れるとゾクゾクした
此処は凄いパワースポットだ
でも逆に憑いたかも…
肩重い
頭痛してきた…orz
ゾクゾクする
16:39
道の駅おろちの里
国道314号線沿いに位置する道の駅
もう閉店間際だったので情報コーナーで情報収集
すると日曜劇場VIVANTのロケ地マップがあった
巡らないけどね(´・ω・`)
ただそれだけ…
16:57
雲南市温泉交流センター
Googleマップで見付けた温泉施設
しかし実際に訪れると営業はしていない様子
源泉が残っていないか一応調査してみる
出てない様だ
17:14
サンコープ雲南田井店舗
今夜も飲みに出れそうにないのでスーパー検索してヒットした此方の店舗
ワザワザルートを外して寄ったのに開いてなかった
Googleマップには十七時半迄の筈なのに早仕舞いした割には店内真っ暗だ
今日は営業してなかったんじゃね?
17:16
Yショップすまいる
正規のルートに戻って、国道314号線沿いにあったコンビニ
昼に蕎麦だけじゃ腹持ちせず、空腹MAX
なのでチョコドーワッツとロールケーキを購入
流石に晩酌の肴になりそうなのは無かったのですぐ食べる分だけ購入した
目的地に向かう途中に食す
17:24
出雲湯村温泉
開湯時期は不明だが斐伊川の川底から湧出していた温泉を発見したとされたのが始まりとする奥出雲の山々に囲まれた鄙びた温泉地
奈良時代には既に湯治場として機能してた島根の名湯の一つだ
実に五年振りの訪問である
17:27
露天風呂野湯
河原の湯とも呼ばれる自然自噴の露天風呂
久し振りに訪れてみたら荒れ放題
今、使われてないの?
ただシーズンオフだから?
まぁ〜今回は野湯が目的では無いので良いけど…
なんか残念だね
17:29
漆仁の湯
湯乃上館の真向かいにある出雲湯村の元湯公衆浴場
出雲国風土記に薬の湯という記述がある島根の名湯
いつも野湯ばかりで何気に此処は初入浴である
充分ぬるめだけど野湯にプールはもっと温かったから俺からしたら少し高温だ
でも100%源泉かけ流しの純粋な名湯だったから一時間程マッタリ浸かった
18:54
フーズマーケットホック雲南店
島根・鳥取を中心に展開するスーパー
今宵の寝床に向かう途中にあったので寄ってみたらデカくて広いスーパーだった
品揃えも豊富
ホックオリジナルの松前漬けにタコ刺し等購入する
島根の地酒も土産用に購入する
さて準備万端だ
19:16
道の駅さくらの里きすき
湯の川まで出ようと思ったけど此処が限界です
かなり昔に一度P泊した此方が今宵の寝床
とりあえず館内へ
ローソンだった店舗がYショップになってた
しかも二十時までなのにもう閉めてやがった
まぁ〜どっちみち買物は済ませてあるから良いけどね
なので道の駅の休憩所にて晩酌開始
他の客や帰っていく従業員の視線気にせず晩酌する
あまりにも居心地の良い休憩室で二十一時過ぎまで飲んでましたw
21:06
ヤドカリ帰還
休憩室での晩酌が終り、寝床へ戻る
明日のルートを考えつつ、眠りに就く
そんな岡山から鳥取・島根の大移動な一日
久し振りに桜色の吉田くんに会えました
よろしければサポートよろしくおねがいいたします クリエイターとしての活動費にしたいと思います