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”再婚”のデータから分かる”婚活市場”の超厳しい現実 〜「結婚しない」という選択、実態は「結婚出来ない」から〜

”再婚”のデータから分かる”婚活市場”の超厳しい現実 〜「結婚しない」という選択、実態は「結婚出来ない」から〜

厚労省の人口動態統計によると、再婚件数に占める夫妻の初婚―再婚の組み合わせ別割合を見てみると、

令和2(2020)年は、

夫再婚―妻再婚は5.2万件(37.3%)、

夫再婚―妻初婚は5.0万件(36.3%)、

夫初婚―妻再婚は3.7万件(26.4%)

となった。

再婚は、婚姻の26.4%、4分の1です。

1970年(昭和45年)の(婚姻の)再婚率は11.1%ですから、2.4倍になって

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恋愛→結婚→出産のルートが"正規ルート"なわけではない

恋愛→結婚→出産のルートが"正規ルート"なわけではない

今日のテーマは、「ロマンティックラブ・イデオロギー」について。
一言でいうと、これは「恋に落ちた男女が結婚し、子どもを産む」という考え方です。

多様性の時代といわれてやや経ちますが、それでもまだ今日の日本では、「好きになった人と結婚して子どもをもつ」という考え方が一般的というか、多数派の考え方なのかなと思います。

このイデオロギーのミソは、愛と結婚と生殖が一体化していることにあります。愛するも

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もはや「恋愛結婚」は終焉するのか?|高橋昌一郎【第13回】

もはや「恋愛結婚」は終焉するのか?|高橋昌一郎【第13回】

「恋愛」と「結婚」の多様化「愛」とは何か。一見身近で誰でも知っている概念のように映るが、実際にその意味を明らかにしようとすると、宗教学・哲学・医学・心理学・文化人類学などを駆使しても、明確に捉えることが難解なテーマである。とはいえ、時代背景や文化圏によって異なる多種多様な「愛」の形態は非常に興味深い。そこで私は、大学の比較文化論の一環として「愛」を分析する講義を行っている。

この講義では、匿名の

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