恋愛は若いうちしかできない?!

恋愛は、基本的には若いうちしかできないものだ。40歳くらいになると、既婚者が増えるので、いちいち「既婚か未婚か」確認する必要があり、面倒なことになるからだ。それに、40歳を過ぎると「おっさん」「おばさん」と社会的には認定されるので、その年齢だと「え、その年齢で?」と批判的に考える人も多い。

決定的な要因は、40歳を過ぎると子供を持つことが難しくなることだ。これは女性だけでなく、男性にもあてはまる。男性の機能も劣化しないわけではないのだ。それに、40歳を過ぎると体力が減少し、赤ちゃんを育てるのが苦労するようになる。赤ちゃんの夜泣き対応や抱っこは、体力的にかなり辛いのは、私はよく知っている。

問題は、そのような現実があるのに、高等教育が異常に重要視されている社会のあり方だと思う。偏差値の高い大学を志望する場合は、必然的に中学校・高校の頃に青春を犠牲にすることになる。そもそも、進学校は男子校・女子高が多い。

政治家たちもマスコミも、この問題に触れると多くの人が激怒するため、まったく議論にあがることはない。

また、最近の大学生は、インターンシップなど非常に過酷な大学生活を送っている人が多い。奨学金を借りて、アルバイトもしてお金を稼ぐ勤労学生も多い。特に地方出身の大学生はそうだ。そうなると、大学生も恋愛をすることが難しくなる。社会人になると、社内恋愛はセクハラ認定される危険性があり、怖くて無理だろう。素性のわからない人とマッチングアプリで会うか、婚活サービスに入会するしかないのだ。

もう、社会の価値観を「恋愛>学歴」に変更しないと、少子化は止まらないと思う。少子化を止める気が国民や政治家に無いのならば、移民を入れる覚悟を持つべきだ。そうしないと、社会インフラは維持できない。

以前から主張しているが、恋愛・結婚して生活が安定してから、大学へ進学して就職するという「レール」も作るべきだと考える。現状は、未婚の状態で大学へ進学して、そのまま新卒入社するしか「レール」は存在しない。これで、少子化にならないほうがおかしいと思う。東アジア(日本・中国・韓国・台湾)で少子化が深刻なのは、東アジアが教育熱心だからだと思う。
※それ以外の要因は、欧米と比較して移民が少ないこともある。

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