空海『秘蔵宝鑰』異生羝羊心について >「愚童凡夫は我名と我有とに執着して無量の我分を分別す」 執着して分別する・執着しながら分別する・執着するために分別する そうすると「我」が分別-分節される 「我」は執着的分別をするからこそ出てくる 逆に、【執着的】分別ではない分別なら…
クロード・レヴィ=ストロース『仮面の道』に登場する図 通常は相容れない対立項 天上/地底 空/水 陸地/水 食べられるもの/食べられないもの… をMédiature(媒介=調停)する者の位置を占めるのが、 「羽根のある蛇」「蛙」「ナマズ」「神話的両棲動物」そして「仮面」φ(。。
華厳経入法界品の「ドラヴィダ人メーガ」、"無礙の弁才"でもって"音声のマンダラを円満に成就する"ー人間たちの、鬼神たちの、梵天たちの梵天の」言葉の「多種性」と「同一性」と「変異」と「名称」と「慣用法」に通じる「妙音陀羅尼光明法門」の話がすごい(すごいしか思いつかない我が"弁才"
レヴィ=ストロース「人類学の課題」の一節>「人間を機械に変える…文明から、機械を人間に変える文明へ…。文化が進歩を工作し、社会は…人々を奴隷化する…数千年来の呪いから解放される…」意味分節理論もまた人間/機械の蝶番にある"文化"に迫る https://note.com/way_finding/n/n82fb2ef3a2bf
レヴィストロース氏の『アスディワル武勲詩』>「すべての矛盾…克服しようとして出来なかった矛盾。…この(矛盾)の克服が失敗することを神話は告白しているのであり、このことこそまさに、この神話の機能なのである」>二即一があくまでも一即二へ分かれる局面に引っかかり続けることの凄まじさ。
AIが頑張っているのは、完全一致では無いがよく似た二つのことのあいだの「似ているところ」を探すこと。方や人類が頑張らなくてもできてしまう・やってしまうことは、全く似ていないかけ離れた二つのことを「異なるけれど、同じってことで」と結べてしまうこと。象徴、呪術、言語、意味はここから。
嬉しいお知らせをいただきました!みなさまありがとうございます。 >>"生命と非生命/意味と無意味/区別する動きと二項対立の発生 -安藤礼二著『熊楠 生命と霊性』を読む" https://note.com/way_finding/n/n2a65d6234623
井筒氏の『スーフィズムと老荘思想』。多即一で一即多の矛盾対立関係では、アブラハムが犠牲として捧げた仔羊は「もし未だ何ら自己限定(分節化)していない絶対者の次元で考えるなら…実際には彼自身」であり。絶対者の限定(分節化)により顕れたという点では「父」でも「子」でも「仔羊」でもあり…