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ひとり旅


今月末で40年ほど勤続した会社を退職する。その手続や来月からのフリーランスとしての業務委託契約の確認等もほぼ終わった。
また、先月の引越に伴う諸々の手続きもほぼ終わったので、この節目に来週は久しぶりにひとり旅に出かけることにした。

9室蠍座海王星があるので、9室という遠くの旅は蠍座的に独りで行く。
遡れば大学4年生で将来の進路に迷っていたときにはインドに。
40代で仕事を辞めようと思った時にはワークショップがらみでフロリダに
定年になった際は、ひとりでラオスに。
いずれも何か目的があったわけではなく、海王星的に何となく、そのときのなりゆきに任せた形で。

私は観光地を次から次への廻っていく旅は性に合わないので、自づとツアーではなく、ひとりで行先と宿泊先のみを決め、あとはその場その場の天気や体調等で臨機応変に対応していくパターン。何が何でもあそこに行きたい、そしてこれを食べたいという要素は希薄で、ゆったりと豊かな時間を過ごせて、その土地の美味しい食べものとお酒が飲めれば満足である。

太陽が双子座に入ったせいか、来週のひとり旅も二日目の宿泊先をキャンセルして別の場所に泊まることにした。
奇しくも2泊とも瀬戸内海の本州に近い島に泊まることになった。
以前から瀬戸内海の島を訪れたいと思っていたので、今からとても楽しみだ。

ゴージャス旅ではないので、行き返りのいずれかは各駅電車でのんびりと行く予定。

今回は、愛用のコンパクトカメラを持参しつつ、旅吟として俳句も少々楽しみたい。

9室は遠くの場所への旅と同様に内面の精神世界の旅という要素がある。
旅を通して自分自身の今後の身の振り方もまた見つめていければと思う。

日常を離れた非日常の旅に出て、また日常に戻る。その過程の中で、自分らしさを感じるものと出会い、それに含めれる普遍的な要素を感じて意識していければと思う。まさにその作業が神話的な解決であり自分だけの物語を歩んでいくということにつながる。




穴子めし揺れの激しき渡し船

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