塚本芳久

リハビリテーション科専門医  追求テーマ:身近なさりげない美、身体感覚  主な著書:塚本芳久・著 運動の生物学.協同医書出版    滋賀県大津市出身

塚本芳久

リハビリテーション科専門医  追求テーマ:身近なさりげない美、身体感覚  主な著書:塚本芳久・著 運動の生物学.協同医書出版    滋賀県大津市出身

マガジン

  • 久保田寛子さんの作品紹介

    久保田寛子さんの作品についてまとめてみました。

  • 倉敷一陽窯、2階喫茶にて

    倉敷美観地区の備前焼ギャラリー、倉敷一陽窯は、備前焼窯元六姓である木村家のご親族により1986年に創業されました。現在の店主は、2代目の木村道大さんです。2階は、喫茶スペースになっていて、奥様の恵子さんが運営されています。スペース内にはセレクトされた器が展示され、また、窓から倉敷の町の甍(いらか)が見える、品位が高く、かつ、くつろげる空間になっています。そんな、倉敷一陽窯の2階喫茶での出来事をまとめてみました。

  • ヨシダコウブンさんと仲間達シリーズ

    ヨシダコウブンさんと仲間達の、和やかな世界を再現した記事をまとめてみました。

  • 川月清志・紅ご夫妻による美術工芸作品の紹介

    岡山県・成羽町の工房川月の川月清志・紅ご夫妻は、手作りの美術工芸品がふつうの人々の日常に潤いを与えるようにと、日夜、まごころを込めてアイデアに富んだ作品作りに励まれています。そんなお二人の作品を紹介します。

  • アトリエ山兎、山西寿雄さんによる造形作品の紹介

    アトリエ山兎こと、山西寿雄さんの造形作品に最初に出会ったのは、2021年2月に岡山市中区のギャラリ-陶佳で開催された、生き物たちの「Stories」の展示会場でした。会場に在廊していた、銀細工作家のさじさん、こと佐藤奈穂子さんから、アザラシの首筋に刻まれた襞の表現が魅惑的だと推されて、作品を購入しました。そんな、「神は細部に宿っている」山西さんの作品を紹介します。

最近の記事

久保田寛子さんの来年の卓上カレンダーです。イラストには静謐な異界が描かれていて、覗き込んでいると現世から隔絶されて浮遊感がしてきます。ちょうどノイズキャンセリング・イヤホンをしたときのように世界のリアルさが低下します。観る者の聴覚を揺する仕掛けが背後に埋め込まれたアート作品です。

    • 倉敷美観地区の備前焼ギャラリー・倉敷一陽窯の2階喫茶で遭遇した曜変天目

      倉敷美観地区の備前焼ギャラリー・倉敷一陽窯の2階喫茶で提供されている季節の生菓子と抹茶セットです。 生菓子は秋らしく、菊の華がモチーフになっています。いつもながら抹茶は、均質な細かい泡で覆われています。木村一陽による備前焼の茶碗と、奈良で作られた伝統工芸の茶筅と、マダムの木村恵子さんの超絶技巧が融合して生み出された、スペシャルな一杯です。 抹茶の表面を拡大してみると、泡が瑠璃色や虹色に輝いています。 それは、曜変天目の世界ではないですか! 世界に現存する曜変天目茶碗は

      • ヨシダコウブンさんと仲間達24〜クレド岡山douce・個展「神を敬うものたち」にて〜

        ヨシダコウブンさんは、クレド岡山1階のセレクトショップdouceで個展「神を敬うものたち」(2024.11.3~11.24)を開催中です。 過日は、畏友の長光キャンディさんが激励に訪れました。お二人は安井幸文さんによる撮影で「神を敬うツーショット」に収まりました。 それでは、現世とシンクロしている異界のヨシダコウブン・ワールドを覗いてみましょう。 ヨシダコウブン・ワールドは、こちら。 ヨシダコウブン・ワールドでも二人の畏友がツーショットに収まり、お互いを讃え合っていま

        • 倉敷美観地区にある旅館鶴形の松です。夜間にライトアップされた姿は徳川幕府の御殿を飾った狩野派のふすま絵のようです。絵の松は絵師によって創造されたものですが、266年の歳月をかけ、何代もの職人の手を経て、リアルふすま絵として再現されました。太平と維新と戦禍をくぐり抜けた奇跡です。

        • 久保田寛子さんの来年の卓上カレンダーです。イラストには静謐な異界が描かれていて、覗き込んでいると現世から隔絶されて浮遊感がしてきます。ちょうどノイズキャンセリング・イヤホンをしたときのように世界のリアルさが低下します。観る者の聴覚を揺する仕掛けが背後に埋め込まれたアート作品です。

        • 倉敷美観地区の備前焼ギャラリー・倉敷一陽窯の2階喫茶で遭遇した曜変天目

        • ヨシダコウブンさんと仲間達24〜クレド岡山douce・個展「神を敬うものたち」にて〜

        • 倉敷美観地区にある旅館鶴形の松です。夜間にライトアップされた姿は徳川幕府の御殿を飾った狩野派のふすま絵のようです。絵の松は絵師によって創造されたものですが、266年の歳月をかけ、何代もの職人の手を経て、リアルふすま絵として再現されました。太平と維新と戦禍をくぐり抜けた奇跡です。

        マガジン

        • 久保田寛子さんの作品紹介
          10本
        • 倉敷一陽窯、2階喫茶にて
          11本
        • ヨシダコウブンさんと仲間達シリーズ
          25本
        • 川月清志・紅ご夫妻による美術工芸作品の紹介
          22本
        • アトリエ山兎、山西寿雄さんによる造形作品の紹介
          7本
        • 陶猫作家ヤマイチアツコさんの作品紹介
          26本

        記事

          ヨシダコウブンさんと仲間達23~長光キャンディ作品展~

          ヨシダコウブンさんは、岡山市南区のカフェZに畏友を表敬訪問しました。 カフェZでは、総合芸術家の長光キャンディさんが「あれもこれもそれも、み〜んな 長光キャンディ作品展」(2024.10.16ー10.27)を開催中です。 笑い声が溢れる会場で、コウブンさんは、自由で開放的なキャンディ・ワールドを満喫します。 そんな、アートフルな非日常空間で、キャンディさんを労い、会食して語らうコウブンさんです。 それでは、現世とシンクロしている異界のヨシダコウブン・ワールドを覗いてみま

          ヨシダコウブンさんと仲間達23~長光キャンディ作品展~

          尾道に行ってきました〜MOU 尾道市立大学美術館 インフォーカス 15ー卒業生の現在ー

          筆者が推している総合芸術家の大島愛さんが、母校の尾道市立大学美術館で開催されている展示会「インフォーカス15ー卒業生の現在ー」(2024 10.19〜11.24)に出展されているので観に行ってきました。 JR倉敷駅から山陽本線で広島方面へ1時間、新装となったJR尾道駅に降り立ちます。 駅前では、尾道ゆかりの作家、林芙美子の銅像が出迎えてくれます。 駅前には、独立系の映画館が残っていて、さすが映画の町です。 上映されているのが娯楽映画ではなくて、芸術性の高い作品です。

          尾道に行ってきました〜MOU 尾道市立大学美術館 インフォーカス 15ー卒業生の現在ー

          ヨシダコウブンさんと仲間達22~鞆の浦de ART 2024 佳境〜

          広島県福山市鞆区で開催中の「鞆の浦de ART 2024」はいよいよ佳境に入ってきました(10月20日まで)。 全国各地からアーティストが会場に集い、畳の間では、アーティスト同士の有機化学反応が起こっていました。触媒は、ヨシダコウブンさんです。 さて、それでは、現世とシンクロしている異界のヨシダコウブン・ワールドを覗いてみましょう。 ヨシダコウブン・ワールドは、こちら。 ヨシダコウブン・ワールドでも、コウブンさんを触媒にして、芸術的創造の有機化合物が生まれていました。

          ヨシダコウブンさんと仲間達22~鞆の浦de ART 2024 佳境〜

          ヨシダコウブンさんと仲間達21〜鞆の浦アート句会

          広島県福山市鞆地区では、2024年9月29日~10月20日まで、町全体をギャラリーに見立てたアート展「鞆の浦de ART]を開催中です。10月7日には、出品作品を巡りながら発句する鞆の浦アート句会が開催され、参加者20名と、大盛況のうちに終了しました。 最後は、渡船場で秋めいた風に吹かれ、恒例の記念撮影です。 皆さん、酷暑を耐え忍び、アートの力で心身共に生気を取り戻されたご様子です。さぞ、充実した創作の場であったと想像します。 それでは、現世とシンクロしている異界のヨシ

          ヨシダコウブンさんと仲間達21〜鞆の浦アート句会

          3面コンクリ張りの水路です。水底に芝生のパッチのような緑が見えます。最初は、均質な水流の中に、コンクリの継ぎ目による小さな流れのよどみができて、僅かに砂が溜まったのでしょう。そこへ水草が住み込み、水草の壁でよどみが後方に拡がったようです。人工の環境に自然が創造した現代アートです。

          3面コンクリ張りの水路です。水底に芝生のパッチのような緑が見えます。最初は、均質な水流の中に、コンクリの継ぎ目による小さな流れのよどみができて、僅かに砂が溜まったのでしょう。そこへ水草が住み込み、水草の壁でよどみが後方に拡がったようです。人工の環境に自然が創造した現代アートです。

          今年も異常な猛暑が続き、9月末になって刹那、秋風が立ちます。道端では雑草のヨウシュヤマゴボウが紫の実をつけて、まるでぶどう棚のようです。よく見ると、白い花と黄緑の若い実と紫の熟した実が併存しています。それは、めまぐるしく変化する経済情勢に対して、リスクを分散する投資家のようです。

          今年も異常な猛暑が続き、9月末になって刹那、秋風が立ちます。道端では雑草のヨウシュヤマゴボウが紫の実をつけて、まるでぶどう棚のようです。よく見ると、白い花と黄緑の若い実と紫の熟した実が併存しています。それは、めまぐるしく変化する経済情勢に対して、リスクを分散する投資家のようです。

          ヨシダコウブンさんと仲間達20~ビートルズ会その2〜

          9月の連休の中日、ヨシダコウブンさんとお仲間達は、福山本通商店街にある、とおり町交流会館で丸山さんの送別会を兼ねて、ビートルズ会を開催されました。 お仲間の一人によるレコーディングの移り変わりに関する講演のあと、コウブンさんは、みんなで楽曲を楽しみます。読書会と同じで、多くの視点から楽曲を論じ合うことで、リスニング体験が深まります。 お気に入りの音楽を堪能して、最後はみんなで微笑みながら記念撮影です。 それでは、現世とシンクロしている異界、ヨシダコウブン・ワールドを覗い

          ヨシダコウブンさんと仲間達20~ビートルズ会その2〜

          ヨシダコウブンさんと仲間達19〜広島三越ギャラリーにて〜

          ヨシダコウブンさんは、仲間を激励するために、日々、全国を駆け巡ります。 きょうは、広島三越ギャラリーで開催中のMIMASU Exhibition~三桝正典・三桝明子~(2024/9/11ー15)の会場を訪れました。 広島三越7階の会場には、洗練された美術工芸品であり、かつ、高いアート性を兼ね備えた作品が並べられ、来場者と作家との活発な対話が行われていました。 作品を堪能したヨシダコウブンさんは、三桝夫妻と共にフレームに収まります。 コウブンさんの隣で、はにかみながらフ

          ヨシダコウブンさんと仲間達19〜広島三越ギャラリーにて〜

          ヨシダコウブンさんと仲間達18〜岡山県玉野市のグリッドキッチンにて〜

          ヨシダコウブンさんは、仲間を激励するために、日々、全国を駆け巡ります。 きょうは、岡山県玉野市の宇野港近くのアートギャラリー、サンコアで開催中の斉藤清光・個展「どうにもならない・・・・・・word-roach」の会場を訪れました。 コウブンさんは、仲間と共にアート性が高い作品を楽しみます。 作品を堪能したあと、仲間達と児島湖に面したレストラン、グリッドキッチンを訪れます。陽光の下、ドリンクを飲みながら、まったりとした語らいの時がもたれました。 それでは、現世とシンクロ

          ヨシダコウブンさんと仲間達18〜岡山県玉野市のグリッドキッチンにて〜

          「春が来たことを喜び 夏が暑いとなげき 秋の恵みに感謝して 冬は背を丸くして家路をいそぐ 自然の前では ちっぽけな私たちは 日々うつろいゆく季節のなかの住人」模様作家のZakuroさんは、国境の少数民族の様な独創的な色と図案を用いながらも、そこにうつろいめぐる世界を込めます。

          「春が来たことを喜び 夏が暑いとなげき 秋の恵みに感謝して 冬は背を丸くして家路をいそぐ 自然の前では ちっぽけな私たちは 日々うつろいゆく季節のなかの住人」模様作家のZakuroさんは、国境の少数民族の様な独創的な色と図案を用いながらも、そこにうつろいめぐる世界を込めます。

          2人のギタリスト、大賀好修と森丘直樹のサウンドの違いについての脳科学的考察

          2021年2月10日は、ZARDがデビューして30周年の記念日でした。感染禍のなか、故・坂井泉水をサポートしていたミュージシャンが集まり、東京国際フォーラムにおいて、無観客の配信ライブが開催されました 1)。 バンドには、2人のギタリストが参加していました。大賀好修(おおが・よしのぶ)と森丘直樹です。 森丘直樹の演奏は、石清水のように濾過されて濁りのない、透明で引き締まったサウンドです。 一方、大賀好修は、多様で複雑な色むらを含んだ、膨らんだサウンドです。 どちらも一

          2人のギタリスト、大賀好修と森丘直樹のサウンドの違いについての脳科学的考察

          ヨシダコウブンさんと仲間達17~大阪市ギャラリーびー玉にて~

          ヨシダコウブンさんは、仲間を激励するために、日々、全国を駆け巡ります。 きょうは、大阪市南森町のギャラリーびー玉で開催されている、ミズタニカエコ・上山榮子・Livia Gnos による三人展、「超・手・書」展(2024年8月1日~10日)を訪れました。 ヨシダコウブンさんは、会場で旧友達との再会を果たし、皆でフレームに収まります。 みんな輝くような笑顔で、とてもビューティフルですね! それでは、現世とシンクロしている異界のヨシダコウブン・ワールドを覗いてみましょう。

          ヨシダコウブンさんと仲間達17~大阪市ギャラリーびー玉にて~