「珠洲焼の引き緊りたる黒涼し 沢木欽一」朝刊に珠洲(すず)焼の随筆がありました。珠洲焼は能登先端の珠洲市で焼かれていた黒い素肌の焼き物です。画像は珠洲焼の陶猫です。作者のヤマイチアツコさんは珠洲市の出身です。素朴でユーモラスな猫達は能登の復興を願って生命力を躍動させています。
模様作家Zakuro作「冬の静寂」: 「手にはきかける息の音さえ 聞こえて来そうな朝。夜は窓からこぼれてくる オレンジの色の光。すい込んだ空気は 身体の中をかけぬけて 生きている実感を私に与える」・・打ち寄せ還る波、潮の満ち引き・・生命を育んだ源は繰り返し・・息と模様は繰り返し。
人家の庭の柑橘です。怪奇な空気感を感じたので、思わず撮影しました。単なる生り年なのか、地球環境の危機が迫っている警告なのか・・ただ盛秋の静寂のなかで樹は立っています。