塚本芳久

リハビリテーション科専門医  追求テーマ:身近なさりげない美、身体感覚  主な著書:塚…

塚本芳久

リハビリテーション科専門医  追求テーマ:身近なさりげない美、身体感覚  主な著書:塚本芳久・著 運動の生物学.協同医書出版    滋賀県大津市出身

マガジン

  • 陶猫作家ヤマイチアツコさんの作品紹介

    陶猫作家・ヤマイチアツコさんの作品をまとめてみました。

  • フェルメールへのオマージュをまとめてみました。

    筆者がアートを好きになったのは、10年前の福岡伸一先生との偶然の遭遇からでした。先生のフェルメール愛にほだされて今に至る、筆者のフェルメールへのオマージュをまとめてみました。

  • ヨシダコウブンさん

    ヨシダコウブンさんの活躍をまとめてみました。

  • 多重世界(異界、他界、別世界)について

    多重世界(異界、他界、別世界)についてまとめてみました。

  • 三宅智之さんの彫刻作品

    三宅智之さんの作品紹介記事をまとめてみました。

最近の記事

もしも・・・ZARDデビュー30周年記念ストリーミングライブ“What a beautiful memory~30th Anniversary~” が、ヤマイチアツコ・ワールドでシンクロしていたら・・・

2021年2月10日は、ZARDがデビューして30周年の記念日でした。感染禍のなか、故・坂井泉水を偲ぶミュージシャンが集まり、東京国際フォーラムにおいて、無観客の配信ライブが開催されました。 かつての仲間達が、坂井泉水のために、自由で開放的でオリジナルに富んだ生演奏とコーラスを捧げていて、何よりも、ミュージシャン達自身がライブを楽しみ、舞台で躍動していたのが印象的なライブでした。 さて、現世とシンクロしている異界である、陶猫達が住むヤマイチアツコ・ワールドでは、どうだったで

    • もしも・・・ヨシダコウブン・ワールドが、17世紀オランダ絵画の至宝であるフェルメール作品にシンクロしていたら・・・

      ヨハネス・フェルメールは、17世紀のオランダで活動した画家です。日本では江戸時代前期にあたります。現在、日本で最も人気がある画家の一人ですが、残念ながら日本には真作であることが確実な所蔵作品が一点もありません。 それでは、隣り合った異界であるヨシダコウブン・ワールドでは、どうでしょか?フェルメール作品を求めて、ヨシダコウブン・ワールドを覗いてみました。 まずは、説明がいらない、最も人気のある作品「真珠の首飾りの少女」です。 ヨシダコウブン・ワールドは、こちら。 続いて

      • もしも・・・現代の造形作家、ヨシダコウブンさんとヤマイチアツコさんが、江戸時代の芸術家、俵屋宗達にオマージュしたら・・・

        俵屋宗達は、江戸時代初期に活躍した芸術家です。代表作のひとつに、京都の建仁寺に所蔵されている、国宝「風神雷神図屏風」があります。疾風を呼ぶ風神と、雷鳴をとどろかせる雷神が、どちらも黒雲に乗って、空中で向き合っているのが、金箔を施した二曲一双の屏風に描かれています。 一世代後に、この作品に刺激され、尾形光琳がオリジナルの模写を行っています。 さらに、江戸時代後期に酒井抱一が、尾形光琳の模写作品を模写しました。 それぞれ先人の芸術に学びながら、個性ある作品を作りあげています

        • もしも、円空仏の世界がヤマイチアツコ・ワールドだったら・・

          過日、2024年2月2日から4月7日まで、大阪・あべのハルカス美術館で開館10周年記念の特別展「円空ー旅して、彫って、祈って」が開催されたので、出かけて来ました。 僧・円空(1632ー1695)は、江戸時代中期に諸国を旅し、貧困や病苦に苦悶する庶民のために円空仏(明治以前は神仏習合だったので神像も含まれる)といわれる、ナタやノミの彫り跡を残した、簡素で、優しさとたくましさを秘めた多数の仏像を彫り続けました。 さて、別界であるヤマイチアツコ・ワアールドの陶猫達は、愛嬌があっ

        もしも・・・ZARDデビュー30周年記念ストリーミングライブ“What a beautiful memory~30th Anniversary~” が、ヤマイチアツコ・ワールドでシンクロしていたら・・・

        • もしも・・・ヨシダコウブン・ワールドが、17世紀オランダ絵画の至宝であるフェルメール作品にシンクロしていたら・・・

        • もしも・・・現代の造形作家、ヨシダコウブンさんとヤマイチアツコさんが、江戸時代の芸術家、俵屋宗達にオマージュしたら・・・

        • もしも、円空仏の世界がヤマイチアツコ・ワールドだったら・・

        マガジン

        • 陶猫作家ヤマイチアツコさんの作品紹介
          23本
        • フェルメールへのオマージュをまとめてみました。
          12本
        • ヨシダコウブンさん
          30本
        • 多重世界(異界、他界、別世界)について
          18本
        • 三宅智之さんの彫刻作品
          11本
        • 小橋順明さんとクアイエットハウスのメンバーによる作品の紹介
          23本

        記事

          ヨシダコウブンさんと仲間達13〜広島県尾道市のカフェ「ありたや」にて〜

          「ありたや」は、2023年3月に広島県尾道市の郊外で、古民家を改装してオープンしたカフェです。古きよき田舎の風情に包まれて、現代的・都会的なオリジナルのカレーとピザが楽しめる非日常空間です。店内のゆったりとしたスペースでは、しばしば芸術家や工芸家の展示会が企画されています。 今回は、ヨシダコウブンさんをはじめとする、12名の作家による開店1周年記念展「ソレゾレのシゴト」が開催されました(2024年3月23日~31日)。 画像は、最終日に作家のみなさんが揃って記念撮影をされ

          ヨシダコウブンさんと仲間達13〜広島県尾道市のカフェ「ありたや」にて〜

          ZARD 坂井泉水の楽曲「Oh my love」における言葉の意味の創造的ゆらぎ

          詩とは、感情や情動を言語形式で表現した芸術です。前回に引き続き、坂井泉水・作「Oh my love」をさらに深く鑑賞しました。 「Oh my love」は、故・坂井泉水が作詞し、1994年にリリースされた楽曲で、「ゆるい坂道 自転車押しながら・・」のフレーズで始まる恋の歌です。 詩人は、新しい表現を求め、言葉の意味に揺らぎを与えます。 この曲のサビの部分に「胸騒ぎ」というフレーズが出てきます。 ・・週末まで待ちきれない そんな胸騒ぎ揺れる午後・・の部分です。 文脈から考

          ZARD 坂井泉水の楽曲「Oh my love」における言葉の意味の創造的ゆらぎ

          ヨシダコウブンさんと仲間達12〜アトリエ1/F にて〜

          ヨシダコウブンさんと造形作家のお仲間達は、倉敷市加須山のアトリエ1/F(えふ ぶんのいち)で 2024年3月12日〜3月17日まで、グループ展「テーブルを彩る器展」を開催されました。 アトリエ1/Fは、宝飾作家の丸山昌子さんが、アートクレイシルバーと七宝の教室として開設された工房で、ギャラリーを併設して、アーティストの発表の機会をサポートされています。 画像は展示会の最終日の様子です。 展示会は盛況に終わり、ヨシダコウブンさんとお仲間達は、自信と喜びに満ちた表情で記念撮

          ヨシダコウブンさんと仲間達12〜アトリエ1/F にて〜

          ヨシダコウブンさんと仲間達11〜ポートアート&デザイン津山にて〜

          2024年3月10日、ヨシダコウブンさんとお仲間達は、岡山県津山市のポートアート&デザイン津山にて、金属板を使った版画の技法のひとつであるドライポイントのワークショップに参加されました。 ポートアート&デザイン津山は、和洋折衷で、ノスタルジックな赤煉瓦が映える建築群です。大正時代に銀行の支店として建てられた施設で、現在は、津山市が買い取って、芸術文化の創造・発信拠点として保存・活用しています。 会場では、2024年2月10日から3月24日まで、イ・ユンギョンさん、丸山智代

          ヨシダコウブンさんと仲間達11〜ポートアート&デザイン津山にて〜

          ZARD 坂井泉水の楽曲「Oh my love」における芸術性の探究

          詩とは、感情や情動を言語形式で表現した芸術です。今回は、坂井泉水・作「Oh my love」を鑑賞しました。 「Oh my love」は、故・坂井泉水が作詞し、1994年にリリースされた楽曲で、「ゆるい坂道 自転車押しながら・・」のフレーズで始まる恋の歌です。 詩は、自然や人事を描写し、そこから惹起される感情を味わいます。描写の多くは、視覚や聴覚といった遠隔感覚が用いられます。例えば、俳聖・松尾芭蕉の俳句、「山路来てなにやらゆかしすみれ草」や「古池や蛙飛こむ水のをと」のよ

          ZARD 坂井泉水の楽曲「Oh my love」における芸術性の探究

          神崎勝典さん作ヴィオラを弾くコルク人形です。人形は水平面よりも大分傾けて楽器を構えています。ネットで調べると奏者はヴァイオリンよりも傾けて構えていました。サイズが大きいのと弓を弦に強く当てるために合目的な姿勢と考えられます。簡略・変形された造形ですが、神は細部に宿っていました。

          神崎勝典さん作ヴィオラを弾くコルク人形です。人形は水平面よりも大分傾けて楽器を構えています。ネットで調べると奏者はヴァイオリンよりも傾けて構えていました。サイズが大きいのと弓を弦に強く当てるために合目的な姿勢と考えられます。簡略・変形された造形ですが、神は細部に宿っていました。

          倉敷一陽窯2階カフェの抹茶・生菓子セット〜移ろう春の時候の表現〜

          長かった感染禍を乗り越えて、倉敷美観地区では3月9日から倉敷の春を告げる恒例のイベント、「倉敷春宵あかり」が始まりました。 画像は、倉敷美観地区の備前焼ギャラリー、倉敷一陽窯・2階カフェの「季節の抹茶生菓子セット」です。 生菓子には、紅梅とウグイスが図案化され、早春が表現されています。 薄茶は、いつものように、細かい泡が均一になるように超絶技巧で仕上げられています。・・抹茶茶碗には、いつもと違って、口が広くて浅い器が用いられているではないですか!・・浅い茶碗の縁と広い緑

          倉敷一陽窯2階カフェの抹茶・生菓子セット〜移ろう春の時候の表現〜

          ヨシダコウブンさんと仲間達10〜珈琲とレコードを愉しむ会〜

          ヨシダコウブンさんとお仲間達は、福山市とおり町交流会館で、本日、3月9日、珈琲とレコードを愉しむ会を開催されました。 会は、いつものように、とても盛況でした。 さて、それでは、シンクロしている異界のヨシダコウブン・ワールドを覗いてみましょう。 ヨシダコウブン・ワールドは、こちら。 ヨシダコウブン・ワールドでも、珈琲とレコードを愉しむ会に、多くの異界の住人達が集まっていました。 こんな平和なひとときが、とても貴重です。 シリーズ全作は、こちら。 出演 ケモノ:制作

          ヨシダコウブンさんと仲間達10〜珈琲とレコードを愉しむ会〜

          もしも入川家がヤマイチアツコ・ワールドだったら・・・

          広島県福山市の入川家では、多くの苦難を乗り越えて、一家そろって喜びに満ちた令和6年の新年を迎えています。 それでは、パラレルワールドであるヤマイチアツコ・ワールドを覗いてみましょう。 ヤマイチアツコ・ワールドの入川家は、こちら。 ヤマイチアツコ・ワールドでも、入川家がみんなそろって幸せに満ちた新年を迎えていました。 入川家のしあわせにあやかって、みんな仲良く過ごしたいものです(^_^)。 入川家に関する詳しいお話は、こちら。 陶猫制作:ヤマイチアツコ 陶ミカン制作

          もしも入川家がヤマイチアツコ・ワールドだったら・・・

          イワン・クラムスコイ・作「忘れえぬ女(ひと)」からの発想

          ロシア・ウクライナ戦争が始まり2年が経過しました。展覧会の図録を見返していて、開戦前だったころを振り返りました。 岡山県立美術館で2019年4月27日ー6月16日に開催された、国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティックロシア~ロシアのモナリザ岡山初公開 あなたの視線が離れない~です。 この展覧会の目玉になっていたのが、クラムスコイが1883年に描いた「忘れえぬ女(ひと)」でした。 19世紀のロシア美術における代表作です。作品は今回を含めて8度来日し、日本で親しまれてきま

          イワン・クラムスコイ・作「忘れえぬ女(ひと)」からの発想

          造形作家、山本薫さんによるマグダラのマリア像

          マグダラのマリアは、キリスト教の聖典、新約聖書において重要な局面で登場する聖女です。彼女は、イエスと出会い、我が身を悔い改めます。後に、イエスが十字架に掛けられるのを見届けます。さらに、復活したイエスに最初に出会ったのが彼女でした。 マグダラのマリアをモチーフにして多くの絵画が描かれましたが、今、最も有名なのは、カラヴァッジョによる「法悦のマグダラのマリア(1606年)」でしょう。 筆者はこの作品と2度出会っています。最初は、2016年3月に東京国立西洋美術館で開催された

          造形作家、山本薫さんによるマグダラのマリア像

          ヨシダコウブンさんと仲間達9〜さわら新年句会〜

          ヨシダコウブンさんとお仲間達は、去る令和6年1月28日、岡山市南区のカフェ・アトリエ・ギャラリー「カフェZ」で、さわら新年句会を開催されました。 皆さん、にこやかで、新春の慶びに溢れています。 さてそれでは、シンクロしている異界のヨシダコウブン・ワールドを覗いてみましょう。 ヨシダコウブン・ワールドは、こちら。 こちらでも、慶びに溢れ、活気に満ちた句会が開かれていました。 この空気感はいかがでしょうか? 今年は、どうか皆が幸せで希望に満ちた一年にしたいと念じました

          ヨシダコウブンさんと仲間達9〜さわら新年句会〜