さよなら妖精

扉のとじた世界

台風の上陸に季節の移ろう気配を感じたので
少し早いが夏を閉じようと思い、
米澤穂信さんの『さよなら妖精』を読んだ。

あまりにも衝撃的な結末に胸が苦しい
とても尊くて気高い命 生きていてほしかった
そしてきっと風化されない作品。
生々しい余韻が残っている…
戦争があるリアルな世界を強烈に感じた

日常と非日常、不一致の一致。
読み終わった今、"4つの謎" の矛盾から
『哲学的な意味とは別の意味をも

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『さよなら妖精』著:米澤穂信

はじめに

現在(いま)をときめく大ミステリー作家、米澤穂信。

彼の出世作となったのが本作である。

有名作品だと思われるので、短めに書こうと思う。

ネタバレありなので、ご注意を

というか、こんな文章読む暇あったら『さよなら妖精』読んでください!

騙されたと思って!

本文

本作のポイントはおそらく2つ(主観)

①主人公の焦り

②謎の爽やかな読後感


については、ひたすら描写が上

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疲れるか?私の文章を読むのは
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王とサーカス



『真実の10メートル手前』が面白かったので、同じシリーズの2冊『さよなら妖精』『王とサーカス』を読みました。
以下、本の感想です。



『さよなら妖精』では、ユーゴスラビア紛争(1991年~)、
『王とサーカス』では、ネパールの王宮で起きたナラヤンヒティ王宮事件(2001年6月)が描かれている。

普段、身の回りのこと以外にまで目が向けられない自分にとって、『さよなら妖精』『王とサーカス

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昨年面白かった本

2018年は本を100冊ちょうど読みました。今年はもう少し沢山読めるといいな、と思っていますが、どちらかというと集中力を研ぎ澄まして、きちんとテキストを読み取り味わう読書を目指した方がいいような気もしています。

舞台「豊饒の海」を見る前に三島由紀夫『春の雪』『奔馬』を再読(『暁の寺』『天人五衰』もこれから読みたい)、舞台「メタルマクベス」disc1を見たら、あ、原作当たっておくべきだった、とdi

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米澤穂信講演会レポート(11/12 @太刀洗町立図書館)

本記事は、平成28年11月12日に福岡県大刀洗町立図書館にて開催された「米澤穂信講演会」のレポートとなります。この講演会の内容は、雑誌『ミステリーズ!』に公式的にまとめられるそうです。そこで詳細な話はここでは控え、部分的な抜粋という形に留めさせていただきます。全容を知りたい方は『ミステリーズ!』の2017年2月号を購入しましょう。

しかし、出版社による公式レポートが雑誌に掲載されるからといって、

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