ハードマップ

昭和40年生まれ。兵庫県神戸市の古本屋に生まれました。 最近は環境も変わり鬱々としてし…

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昭和40年生まれ。兵庫県神戸市の古本屋に生まれました。 最近は環境も変わり鬱々としてしまい、定年後はやることもなくヤバイと感じていました。 嫁さんの勧め、姉ちゃんや仲間の勧め、部下の提案もあり、noteに参加させていただいて 拙い文章になりますが投稿させていただきます。

最近の記事

ボードゲームであそぼう!大阪府中之島図書館で。

図書館に勤めている古い友人に誘われて「ボードゲームであそぼう!」 ボードゲームイベントを楽しんできました。 その友人はボードゲームに造詣が深く、おかげで今でも月2回のペースで仲間と遊ばしてもらっている。(次々と新しいゲームがでてくる^^) 今回のイベントに協力されているのは「大阪公立大学ボードゲーム同好会」の皆さま。下手すりゃ40歳も下の人たち・・自然とおっさんの言葉使いになってしまう。 皆さま、ボードゲーム愛も強く、ルール説明もわかりやすく、礼儀正い・・いいなあ。「我々は

    • 図書館の魔女レビュー

      図書館の魔女 (講談社文庫) 友人から借りた全4巻。4巻が相当分厚いのだが電車で外出先でサクサク読めました。これは外交というよりも相手・立場・国情・自然環境に対して推理していく、いわばミステリーの印象でした。とはいえ私ははミステリーあんまり知らないけど・・プラス、人物が誰も彼も魅力的、個人的にはキリンがいい。キリンはいいねえ。主人公とヒロイン(マツリカ)のやりとりは後半に従って、魅力的なものになるが、私のポイントは以下のセリフ 「マツリカ様はその・・・・・・本と本との網の目

      • イタリアンにいってみた

        フォローさせて頂いている方の投稿をみて素敵な感じがしたので 早速に嫁さんを誘いランチに行ってきました。 前菜でワインを飲むところ・・おいしいのでワイン飲まずにパクパク。 説明があったけど地元の食材なんですね。もっとゆっくり食べれば・・ ローストビーフを嫁さんは頼んでました。すごいボリューム デザートはアイスクリーム。 私は料理の知識まるでないけれど、嫁さん共々幸せな気分になりました。 また連れてきてくださいね。 いいですよ。

        • 古本屋 絵葉書の束

          現在のマンションに引っ越した後、あれやこれやで見過ごしていたものの中に絵葉書の束がでてきました。 古本屋時代に主に母親が絵葉書をまとめて売っていた一束だったようで、薄いビニールの袋に一枚一枚丁寧に入れられていて懐かしい気持ちがわく。 絵葉書は全て戦前の物、もちろん当時TVなんてものはありませんから色々な世界の風景をビジュアルに伝えるものとして、一つの助けになっていたのかなと思います。その中にこんな題名の絵葉書もありました。 HONGKEW MARKET,SHANGHAI

        ボードゲームであそぼう!大阪府中之島図書館で。

          女(おみな)あり

          女(おみな)あり 二人ゆく 若きはうるわし 老いたるは なおうるわし 松原泰道住職の般若心経入門に紹介された詩。 アメリカ詩人ウォルト・ホイットマンによるものだけど私が印象深いのは、 女を(おみな)と訳しているところ。どなたの訳かはわからない。普通に (おんな)ではいけないのか?手元の国語辞典には記載がなく、検索して も、これというものにヒットしない。 この詩で気にするところそこ? ではないと思う。還暦近くなって、この詩はささる。 "二人ゆく"は実際に道をゆく二人の女

          女(おみな)あり

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          シミュレーションゲームのリプレイ漫画(NO RETREAT)

          シミュレーションゲームのリプレイ漫画(NO RETREAT)

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          葬送のフリーレン・・決してフェルンのお尻を見ていたのではありません

          本日はゆっくり葬送のフリーレン4・5・6話を鑑賞していました。 60歳近くなると、このフリーレン、エピソードが身に沁みます。 ところで・・ 6話で、斧の戦士シュタルクがスイーツを食べているところに、フリーレンの弟子のフェルンが来て、横に座るシーンがあったのだが、その際にフェルンが座る時にスカートを正す動作があり、それが中々に細かく、あまり見たことの無いシーンだったので何回か巻き戻してみてしまった(標題参照^^) 嫁さん曰く、「それは女性スタッフなら描ける!男性はそんな細

          葬送のフリーレン・・決してフェルンのお尻を見ていたのではありません

          「かき」と「こけら」

          友人に読書を勧められた"文字渦" 円城塔著を読了しました。 関連する12?の短編が入っています。 (もう大倉山図書館に返却したのでうろ覚え) 歴史が好きな私としては"兵馬俑"の話が他の短編と比べて僅差で一番良かったと思います。 いやまて"老子"の話も趣がある・・いやいやしたたかな日本外交(白村江の戦い後の唐との)の話も捨てがたい・・まったく理解不能で難解な話も文章もあるのだが、かなり面白かった。 今年の初めから漫然と読書してはイカンと思い、国語辞典と漢和辞典を吟味して買いまし

          「かき」と「こけら」

          現代文の解釈だけではないなあ

          本を読む気持ちをあげてくれた本の紹介をしてみます。 ・現代文解釈の基礎[新訂版]遠藤嘉基 渡辺実 ちくま学芸文庫 ひらたく言えば国語の入試問題と解答例 考え方のヒントを参考にじっくり解答を考えていくと上品なパズルを 解いていくような感覚がします。 読後の感想は・・ 「あんまり(私は)本読んでないようなあ・・。」でした。 この本は作者・作品紹介の"あおり"が凄い。 例えば大岡昇平先生を紹介する文章を抜粋してみます。 「戦場での痛切な体験にもとづき、人間存在の危機感や孤独感を明晰

          現代文の解釈だけではないなあ

          古本屋を訪ねてしまった

          桜などいつでも見れると思っていても、そう幾たびも見れないもの。 ということで、会社に有休を頂いての病院の帰り、嫁さんと待ち合わせて 阪神香櫨園駅からJRを越え夙川へ。昔から夙川駅は停車はするものの 降車はしたことがない。雅な北に広がる河川敷を眺めるだけ。 広い広い・・昼飯食べた後、嫁さんがトイレに行きたいという事で 夙川駅に隣接する夙川グリーンタウンへ。待っている時にチラシが目に 入ります。 「ポラン堂古書店」・・ なんと、このようなポートアイランドにあるようなダイエーの雰囲

          古本屋を訪ねてしまった

          古本屋バックナンバー

          実家の古本屋は、私が小学生の頃は何かしら雑誌のバックナンバーが纏めて積まれていたものである。しかも定期的にメニューが変わる洋食屋のように 雑誌も変わってゆく・・旧国鉄の高架下には同じように様々な雑誌を積んで いた店があり"立ち読み10円"という札を貼ってあった事を思い出す。今から考えると、どんな仕入れルートだったのだろうか。 ある日、普段はまったく気にも留めずに定期的に変わる雑誌を眺めるだけだったのだが、あまりにも可憐な少女の表紙絵を持つ雑誌に目を奪われた。 同時に、店番して

          古本屋バックナンバー

          古本屋1月17日

          先日、人と防災未来センターに嫁さんと一緒に行ってきました。 近所に引っ越してきたのに、なかなか行く気持ちにならず、ついでの 感じで、やっとのせでした。 中の施設では、最初に震災の疑似体験を受けてしまいます。光と振動、 主にセンター街が崩れ落ちる様、同じように崩れた街並みが再現されている 中を実際に歩きます・・ ああ・・そうだったそうだった。幸い深刻な被害はなかったのだけど。 あの1月17日は、もちろんベットにしがみついていなければ振り落とされるほどの揺れ。通りの家々から次々と

          古本屋1月17日

          幾何学模様を辞書でひく

          嫁さんと一緒にテーブルクロスを買ってきて、嫁さんはいそいそと早速、掛け始めた・・  私のほうは気分の落ち込みがいつものように大きくてテーブルクロスを 嫁さんが選んでいる最中もうわの空、なのでどんなテーブルクロスを選んだかも掛けられるまで気づかなかったほど・・ 嫁さんの方はデザインに満足したようで、機嫌よく話しかけてくる・・ 「ねえ、この幾何学模様がいいよね?。」 「幾何学模様?。」 よくみてみると薄青色の涙形の花びらが舞っていて、その中にまた花があるというデザイン(うまく表現

          幾何学模様を辞書でひく

          古本屋万引きを許すな

           神戸の古本屋生まれの私は、物心ついたときから古本に接していました。 「なんで!ちゃんと見てないんや!。」父親の怒鳴り声が震えるように聞こえます。母親はしょんぼりしています。父親も本心から母親に怒っているわけではなく、やり場のない怒りというわけです。今回は最上段にある高価な本が消えていました。万引きをされたのです。  これは本屋の皆さまは辛い気持ちがおわかりかと思います。高価な本であれば、下手すりゃ一日の売り上げはパーです。貴金属ならば手に取ってみてみるというのはハードル高そ

          古本屋万引きを許すな

          古本屋父親とドライブ

          神戸の古本屋生まれの私は、物心ついたときから古本に接していました。 月日は過ぎ去っていきます。 わたしも結婚し、店兼住居を離れて生活することになりました。とはいえ移った先は元々倉庫代わりに利用していた家、別棟には古本で満杯状態・・父親はちょくちょく家に来ては、本を確認し、また電話で注文が入った本が別棟にあるか、わたしに確認依頼・・または年に何回かのバルサン焚き依頼と(和本も多いので紙魚がいるのです)少ないながらも古本に接する機会はありました。依頼を受ける度に何か嬉しい気がし

          古本屋父親とドライブ

          古本屋台車を押して

          神戸の古本屋生まれの私は、物心ついたときから古本に接していました。 そして本を運ぶお手伝いをイヤイヤやっていたのです。(私のバカ) 古書組合で父親がセリ落とした古本たちをとりに行く。小学生の私は これがあんまり・・いやとても嫌いでした。(私のバカバカ) 古本たちは紐で縛られているとはいえ台車に満載(のイメージ)。 なんとか台車で店まで運んでいかねばなりません。 今、これを書いていて、やんわりと後悔の念が浮かんできました。 もっともっと手伝っていれば・・ごめんね。お父さん。

          古本屋台車を押して