風のない日。ふと消えそうになる火を絶やさないように
日々、暮らしていると、さりげない出来事に左右されて、気持ちの浮き沈みに翻弄される瞬間が何度となく訪れる。
それでも何とか胸に残った火種を消さないよう、雨から身を守り、風に飛ばされないように踏んばって、むしろ風を利用するくらいの心持ちで自身を焚きつけていく。
自分はどちらかというと、強風の日ほど「上等だ!かかってこい」の精神で立ち向かっては、半々の確率で返り討ちに遭うタイプなのだけれど、常に心は穏やかに保ちつつ、奥底には静かに熱く燃える青い炎を灯しつづけていたいと思っている