みーこ⚚母との別れを未来につなぐ

母親の自死から学ぶ、生きづらさを減らす=ラクに生きる捉え方・メンタル形成 / 母娘関係…

みーこ⚚母との別れを未来につなぐ

母親の自死から学ぶ、生きづらさを減らす=ラクに生きる捉え方・メンタル形成 / 母娘関係 / 母の命日の翌日に乳がん告知 / この経験が1人でも誰かの役に立てばと思い記しています。◈ 2児の母

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最も衝撃的な出来事&それに対する想いを飾らず発信すること

今年の春、 母親を自死で亡くしました。 この出来事は、 少なくとも私の37年間の人生の中で 一番衝撃的な出来事で、 一番大きな課題です。 大切な人が亡くなるということ…

一周忌と納骨を終え、さらなる試練

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母の死後すぐは、 音楽を聴くということ自体を 無意識に避けていました。 歌のふとした歌詞が グサリと心に刺さることがありそうで、 どんな瞬間も悲しみに包まれる可能…

死に方を自分で決めるのはいけないことなのか?

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90歳を越えて娘を亡くした祖父母

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そもそも生も死もない

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母の命日は結婚記念日の前日

母が自死したその日は、 父と母の結婚記念日の前日でした。 結婚38年。 付き合った期間を含めれば40年以上。 それだけの期間連れ添ったパートナーを 突然亡くした父の心…

どうしても考えてしまうこと

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生まれて初めて「血の気が引いた」瞬間

親との別れはいつか必ず来るもの。 そう頭で分かってはいても、 何も意識することなく 当たり前に日々を過ごしていると、 それが現実になるとは なかなかイメージできな…

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快く祝うこと

お祝いに必要なのは心からの気持ち。 相手の幸せについて喜び、100%共感し、その幸せをいかに周りに共有できるかということ。 自分が祝ってもらう立場になった時、以前は…

最も衝撃的な出来事&それに対する想いを飾らず発信すること

最も衝撃的な出来事&それに対する想いを飾らず発信すること

今年の春、
母親を自死で亡くしました。

この出来事は、
少なくとも私の37年間の人生の中で
一番衝撃的な出来事で、
一番大きな課題です。

大切な人が亡くなるということは、
ただそれだけで辛く悲しいこと。
そして、その辛さの程度や重みはどうしたって自分にしか分かりません。
(家族や親しい人と分かち合えることはあるけれど。)

だからきっと、多くの人が、
誰かに全てを共有するわけでもなく、
1人で

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一周忌と納骨を終え、さらなる試練

一周忌と納骨を終え、さらなる試練

母が亡くなってから、
今年の3月で一年が過ぎました。

母がいない2度目の一年が始まっています。

一周忌の法要と納骨は
ちょうど命日に当たる日に執り行いました。

私の心は、
初めての命日が近づくにつれて
ザワザワと落ち着かず、

写真を見て振り返っては
「去年の今頃はまだお母さんいたんだな」
「この時はもうお母さんいなかったのか…」
と複雑な思いを抱いたり。

そして
命日まであと1ヶ月ちょっ

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母との死別後、心に響いた曲

母との死別後、心に響いた曲

母の死後すぐは、
音楽を聴くということ自体を
無意識に避けていました。

歌のふとした歌詞が
グサリと心に刺さることがありそうで、

どんな瞬間も悲しみに包まれる可能性があって
なんだか怖かったからです。

それでも私は、
母の死の2日後も
車で片道40分の距離を自ら運転し
子どもを習い事に連れて行くほど
運転には躊躇がなく、
車内で音楽を聴くことも習慣でした。

1人で運転をするタイミングでは

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死に方を自分で決めるのはいけないことなのか?

死に方を自分で決めるのはいけないことなのか?

人が亡くなる原因は様々ですが、
きっかけはそう多くないと思います。

病気、事故、災害…
そして自死。

自死以外は、
亡くなる方法やタイミングは
自分で選ぶことができません。

それが当たり前なのだけど、

自分が自死遺族となった今、

誰もが
「生きたい」「死にたくない」
と思っているわけじゃない、
ということをより一層強く痛感しています。

亡くなり方やタイミングを
自分で選びたいと思う人も

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なんだか答え合わせみたい

なんだか答え合わせみたい

ここ数年の
母とのLINEのやりとりや
もらった手紙を
見返してみると、

あぁ
もうこの頃から
死ぬことを考えていたのね…

と思える内容がちらほらとあるのです。

2018年
私の結婚式の前日

母からのLINEには、

「結婚式が終わったら
ひとり旅に出ようと思っていたけど
やめました(笑)」

という文面がありました。

当時私はそれに対して
特に違和感も抱かず、

「なぜにひとり旅?!

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「大好き」を侮るなかれ

「大好き」を侮るなかれ

私は母から
「大好き」「愛してる」
の言葉を聞いたことは
なかったかもしれません。

記憶にある限りでは、ですが。

小さい頃には
言ってもらっていたかもしれないけれど、
母がその言葉を口にしているのを想像すると、
とても違和感があります。

「大好きと言われてない」
なんて、
子どもの頃も大人になってからも
気にしたことはなかった。

大好きと言われなくても
そりゃ親が子を愛しているのは
当たり

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母が亡くなった当日の想い

母が亡くなった当日の想い

母が亡くなったその日、
私は母と対面しませんでした。

今となってはそれが良かったのかどうか、
わかりません。

それで良かったのだ、
と思うしかないというか、
そうするしかなかったというか、

なんにせよ結果は
それで良かったのだと思います。

ホテルの一室で自死を図った母は、
チェックアウトの時間をかなり過ぎても
フロントに来ないということで
部屋を確認しに来たホテルの人に
発見されました。

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思い出の上書き

思い出の上書き

母が亡くなってから、
母と一緒に行った場所に行くと
胸の奥がきゅーっとなる感覚がありました。

私は20代半ばに実家を出て
7〜8年ほど一人暮らしをしていましたが、
実家にはよく顔を出していました。

結婚し、長女が生まれる時(約5年前)から
私の実家で同居しています。

実家は10年前に引越しましたが
以前の家とはすぐ近く。

なので、
母と暮らしたこの家も
以前の家の周辺も
駅も小学校もスーパ

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90歳を越えて娘を亡くした祖父母

90歳を越えて娘を亡くした祖父母

亡くなった母の両親(私の祖父母)は、
祖父が91歳、祖母が90歳で健在です。

2人とも特に身体を壊すこともなく、
定期的に通院はするものの
健康そのもの。

母は弟と二人姉弟で、
祖父母は約20年前から
その弟家族と同居しています。

それ以前は我々家族と同居していました。
同居は私が2歳の時から
高校1年生の春までの14年間ぐらい。

だから祖父母は、
私にとっては育ての親と
言っても良いくら

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そもそも生も死もない

そもそも生も死もない

母が亡くなってから
変わった意識の一つに、

「死」が怖くなくなったことがあります。

今までは、
死ぬことに対して、
全てが終わってしまうような
なんだか漠然とした恐怖を感じていました。

これまで
親族や知人の「死」に触れることは
何度かありました。

それらは単純に、
物理的にその人が居なくなってしまうこと、
もう触れられない、会話ができない、
ということを悲しく感じさせ、
時間が経つにつれ

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母の命日は結婚記念日の前日

母の命日は結婚記念日の前日

母が自死したその日は、
父と母の結婚記念日の前日でした。

結婚38年。
付き合った期間を含めれば40年以上。

それだけの期間連れ添ったパートナーを
突然亡くした父の心情は、
それはもう、
娘の私にさえ計り知れないものです。

亡くなる前日には、
「明後日は結婚記念日だから
ケーキでも買って来よう」
と、私と夫でも話していました。

今年もいつもと変わらず
お祝いするつもりだった。

こうしてお

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どうしても考えてしまうこと

どうしても考えてしまうこと

母親が自死するなんて

全てが予想外で、
本人がにわかに出していたかもしれない
サインにも気づいてあげられなかった…

とやはり思ってしまいます。

私が結婚し
上の子を出産するタイミングから
両親とは実家で同居することになり、
今年で4年目。

母とは毎日顔を合わせて
会話をしていたにも関わらず、
私はその予兆すら感じませんでした。

本人は隠していただろうから
それが当たり前なのかもしれません

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生まれて初めて「血の気が引いた」瞬間

生まれて初めて「血の気が引いた」瞬間

親との別れはいつか必ず来るもの。

そう頭で分かってはいても、

何も意識することなく
当たり前に日々を過ごしていると、
それが現実になるとは
なかなかイメージできないものです。

私自身もそうでした。

想像しようとすることはあっても、

具体的に情景を浮かべ、
そうなった場合の自分の気持ちにまで
想いを馳せることはしていませんでした。

怖いとか、縁起でもないとか、
そういう想いが浮かんで

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つながりを大事にする理由

つながりを大事にする理由

誰にでも、
それがたとえボヤッとしたものだとしても
これは譲れない!大事にしたい!
ということがあるはず。

私にとってのそれは「つながり」。

主に「人とのつながり」を指しますが、
つながりそれ自体よりも

つながりを作り、維持し、広げる(深める)こと

にはパワーを注ぎたいといつも考えています。 

そして当時は意識していませんでしたが
今思えばつながりを大事にする価値観のもと
行動しているエ

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言葉が示すもの

言葉のイメージのお話です。

言葉それぞれのイメージは、大きくは、ポジティブとネガティブに分かれるのだと思います。

先日とある本を読んでいて思ったのが、
「リベンジ」という言葉。

個人的にはネガティブなイメージを持っていた言葉ですが、
よく考えてみると、
次に何かを成し遂げるための原動力となる言葉でもあり、
ポジティブ寄りなのかもしれない、と。

ネガティブなイメージを持っていた理由は、
自分

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快く祝うこと

お祝いに必要なのは心からの気持ち。
相手の幸せについて喜び、100%共感し、その幸せをいかに周りに共有できるかということ。

自分が祝ってもらう立場になった時、以前は申し訳なさのようなものを感じていた私が、最近思うことを綴ります。

先日、古くからの友人(男性)の結婚祝いを数人でしました。
(それにしても結婚出産ラッシュはいつ止むのでしょうか。そもそもラッシュなんてものは無いのかもしれないけれど。

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