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最も衝撃的な出来事&それに対する想いを飾らず発信すること

今年の春、
母親を自死で亡くしました。

この出来事は、
少なくとも私の37年間の人生の中で
一番衝撃的な出来事で、
一番大きな課題です。

大切な人が亡くなるということは、
ただそれだけで辛く悲しいこと。
そして、その辛さの程度や重みはどうしたって自分にしか分かりません。
(家族や親しい人と分かち合えることはあるけれど。)

だからきっと、多くの人が、
誰かに全てを共有するわけでもなく、
1人で思い悩み、夢にうなされ、消化して、
時間が解決するのを待って…と、
段々と残された者として心の整理をし、
前を向いて自分の人生を生きていくのだと思います。

加えてそれが「家族の自死」だった場合、
尚更それを他人に話そうとは思えないのではないでしょうか。

わざわざ話す機会もないし、
一体誰にどう話すのか?
話すと何かが解決するのか?
話したところで相手にもショックを与えるのでは?
そもそも「自死」のイメージが良くない、
どう思われるか分からない…
など、様々な想いがあると思います。


でも、だからこそ私は、
突然自分の身に降りかかった今回のことを
発信する意味があると思っています。
私の発信が同じような経験をしている人の目に留まり、その人たちの肩の荷がおりるなら、
それだけで大きな意味があります。

何より私も、
家族との急な死別や自死、
小さい子どもへの死の伝え方や、
亡くなった後の供養の仕方はもちろん、
その他沢山の問題を乗り越えるための術を、
まず似たような経験をしている人は居ないかと
がむしゃらにSNSなどを探したのです。

その中で参考になったものもありますし、
何よりも、
一時はそれらが心の安定剤にもなりました。


…なので、こうして記しているのは、
私自身の心の整理や記録の目的も含めてですが、
似たような経験をしている人たちの気持ちの整理に、
ほんの少しでも役立ちたいという思いが強くあるからです。


一方で、
母が亡くなったことの悲しみは、
確かに時間が解決するというか、
「居ないこと」自体には
不思議と慣れていくものです。

そうせざるを得ないというのもありますが、
「母がいない生活」
を新たにスタートしているという感覚。

「元の生活に戻る」
「心を回復させる」
というよりは、
新しい生活を確立していく
考え方を改める
というイメージです。

私自身は、
100%気分が晴れる状態になるには
まだまだ時間を要するかもしれませんが、
日常はどんどん流れていくもので…
少しずつ前進したいと思っています。
ここで発信することも新しい生活の一部分として。

次回以降、
母の死をめぐる出来事や想うことを
マイペースに綴っていきます。

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