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旅のつれづれ。

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住んでいる町以外を訪れた時のお話を、プチ旅・長旅問わず写真多めで綴ります。 欧州在住のため、海外の写真が多いです。 雰囲気、人々、当時の様子などを自分の視点でひとり言っぽく。
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#旅行

【Lisbon5/リスボン5】名物エッグタルトのお店。

【Lisbon5/リスボン5】名物エッグタルトのお店。

「パステル・デ・ナタ/Pastel de Nata」または「パステル・デ・ベレン/Pastel de Belém」と呼ばれる、カスタードクリームの入ったエッグタルトがポルトガルの名物お菓子。18世紀以前、先ほど訪れたジェロニモス修道院で作られており、そして修道院の閉鎖をきっかけに、ほど近いこの場所「パスティシュ・デ・ベレン/Pastéis de Belém」で売りに出すことにしたのがお店の始まりな

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【Lisbon4/リスボン4】ジェロニモス修道院とサンタマリア教会

【Lisbon4/リスボン4】ジェロニモス修道院とサンタマリア教会

発見のモニュメントから大きな車道と線路のほぼ向かい側にあるのが、このジェロニモス修道院。先ほどのベレンの塔とまとめて世界遺産に登録されている。

ベレンの塔を出る時にチラとみると、塔への入口は自分が到着したときの倍の列になっていたけど、こちらもなかなか減ってない。というか多分増えてる。イースターの間(金曜と日曜が公式的な祭日、その狭間)、この土曜日を狙ってみなさん来ている。うん、我もだブルータス。

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【Lisbon2/リスボン2】ベレンの塔、記念碑など。

【Lisbon2/リスボン2】ベレンの塔、記念碑など。

リスボン中心地から少々離れた場所を観光すべく、本日は西の方へ。
カイス・ド・ソドレ(Cais do Sodré)という地下鉄の駅から、路面電車15Eに乗り換え…で、方向音痴の私は早速来た電車に飛び乗りそうになるも(地下鉄から降りて階段やエスカレーターで地上に出た時点で方角失ってるあるある)、
「焦るな、私よ。予約しているわけではないではないか。そしてどれだけ遅れても誰にも迷惑かけることはないのだ

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【Lisbon1/リスボン1】坂を歩いて、魚介を食べる。

【Lisbon1/リスボン1】坂を歩いて、魚介を食べる。

なんのこっちゃ↑
(行ってきた感想です。)

かれこれ1ヶ月以上前、まだまだ寒く天気も雨か曇りが続くこの薄暗い町から、ふと短期離脱をはかるべく、南方面へ行くことを思いついた。
「そうだ、イースター(という名の祝日)があるじゃないか。」(4月のお話です)

…いやしかし。キリスト教の国ではイースター期間は親族で集まったり祝ったり教会行ったりするよね。ってことはあちこちお休みになって、観光どころじゃな

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【Kyoto4/京都4】京都茶房「YUGEN」

【Kyoto4/京都4】京都茶房「YUGEN」

それは、普通のなんでもない通りに、すっと立っていたお店。
これが茶房だという。
2022年1月にこちらに移転したこのお店は、人通りの多くない、でも観光地からアクセスのほど良い場所にあった。

この天気では他のお客様もおらず、1階カウンター奥へ通していただく。(この日は2023年1月の、10年ぶりの大寒波といわれた時期で、京都めっちゃ吹雪いてた)

2階にも席があるそうだが、1階でもゆったりくつろげ

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【Kyoto1/京都1】岡崎神社

【Kyoto1/京都1】岡崎神社

かれこれひと月以上前の1月後半、日本にいた際に遅ればせながらの初詣。
今年は卯年ということで、子授け・安産が御神徳とのことからうさぎちゃんがモチーフの、岡崎神社へ。

大きな神社ではなく、これまではさほど有名でもなかったそうですが、
今年が卯年ということや、TVや公式Webでいろいろ紹介されたこともあり、
「10年ぶりの大寒波」という1月のあの時期のど平日に訪れたこの神社には、
それでもツアーでは

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【Mülheim/ミュールハイム】モネの庭1

【Mülheim/ミュールハイム】モネの庭1

インスタでたまたま見た広告。ドイツ国内の各都市移動型のイベントがあるという。
「モネの庭」を再現、じゃなくて、プロジェクションマッピングで動かしつつ、モネの庭の絵をご紹介。印象派の音楽とともにお楽しみください、というもの。
特にモネのファンというわけではないけれど、この企画がちょっと気になり、日帰りできる開催地での期間に行ってみた。

ミュールハイムという町はここから片道1時間ぐらい。

最寄駅前

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【Brussels/ブリュッセル5】町散歩。

【Brussels/ブリュッセル5】町散歩。

やっと最終回。いや、たった一日の出来事やん 汗)

お目当ての場所、以外のところ。
ただ素通りしたとこ、つい気になって撮ったとこ、など。

一方、こちらはブリュッセルで最も小さい家(真ん中の、各階窓1つのところ)。5階建て、幅2m90、奥行きは1.75mしかなく、総面積は70平米(1階あたり大体16平米)。1850年に建てられた。

芸術の丘とモンテザール庭園の間にある、Albert一世(第3代

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【Brussels/ブリュッセル4】王宮

【Brussels/ブリュッセル4】王宮

フラワーカーペットを見たグランプラス(市庁舎のある広場)から、
予約済みの王宮へと、ずんずん道を進んで。
…まるであさっての方向に進んでいることにしばらくして気づき、
ほぼほぼぐるんと遠回りに1周して、時間ギリギリに到着。

こちらは入館時間がきっちり決まっていて、警備員があちこちに。
入場前には荷物チェックをされ、飲食物は全て廃棄させられた。
この暑さで水もダメとなっては、長居はできそうにないな

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【Brussels/ブリュッセル3】聖ミッシェル大聖堂

【Brussels/ブリュッセル3】聖ミッシェル大聖堂

「St. Michael」は「サン・ミッシェル大聖堂」とも書くようで。
「St.」はサン、セント、ザンクト、など
「Michael」はミッシェル、ミカエル、ミヒャエル、など
ま、いろいろ何でもアリなのだけれど、日本語は現地語の発音に忠実なカタカナ表記をしていると思う。オリジナルへの敬意なのかな。

聖ミッシェル大聖堂は、ローマカトリック大聖堂。
ロマネスク様式(主に地下部分)の上にゴシック様式を乗

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【Brussels/ブリュッセル2】市庁舎

【Brussels/ブリュッセル2】市庁舎

前回のお花のカーペットにたどり着くまでを、備忘録的に。

午前中に市庁舎前に着いたので、外の列はまだそこまで人は多くなかった。
ので、こりゃ行けそうだ。と気軽に並んだ。
…暑い。直射日光で日傘なしの32℃…
(日本のみなさんごめんなさい。でももうこれで耐えられない体になってしまった…)
おまけに日差しに向かって並ぶ形。なので横向いたりその場で体の向きを変えたりしながら、列が動くのを待つ。

…なか

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【Brussels/ブリュッセル1】4年ぶりのフラワーカーペット

【Brussels/ブリュッセル1】4年ぶりのフラワーカーペット

今年8月12日~15日、ベルギーはブリュッセルでのフラワーカーペット。
2年毎、しかも数日間のみ開催、
更に2020年はパンデミックで中止のため今年の開催は4年ぶり、
そして今年は開始1971年から51年で、モチーフは初年の再現という、
加えて30℃越えで青天という天気予報、
極め付けは、2年後の私はここへ行ける場所に生息しているかどうか?

…行くしかないやん。今。

当日券がないはずない!だっ

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【Boppard/ボッパルト5】カルメリテン教会 

【Boppard/ボッパルト5】カルメリテン教会 

ローマ法王庁がカトリック教徒の火葬を認可してから早50年。
カトリックが多いがイスラム教徒も少なくないフランスでは、(宗教に関わらず)亡くなった方全体の40%程度が火葬、主にカトリックとプロテスタントがざっくり同比率で多いドイツでは50%強が火葬、ということだそう。

埋葬場所の問題もあり、今後ますます火葬は増えるんだろう。
肉体がないと復活の際に困る、ということで土葬もされているけれど、
土地面

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【Boppard/ボッパルト4】教区教会 

【Boppard/ボッパルト4】教区教会 

教区教会(Pfarrkirche)というのは、各地域にあるキリスト教の活動拠点で、
宗教活動に限らず地域の活動にもいろいろ貢献しているという感じの、
宗教色薄く言ってみるなら 半官半民 に少しは近い感覚なんだろうか。
教区の単位は、市政の単位と似てそうだもんな。

で、この町にもあるわけです、教区教会。
上記説明のとおり、町(村)広場といった場所にそびえ立っておりました。

真ん中(祭壇へ通ずる通

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