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【24.01.21. 90分登山、20分走複合素人俳句】茶の空き缶立ち浮く冬の川しずか

今日はあいにくの曇りだったんですけれど、思ったより気温が高かったので思い切って登山メインにして、それからプチランニングをしました。でも、少し前に降った雨が古い山道のごつごつとした石畳を濡らしていて、それが落ち葉にまでしみ込んでいまして、かなり滑りやすくなっていて危険でした。登りはなんとかなりましたけれど、下りはコケないように踏ん張りまくっていたので山の中腹に下りてくるころには足がぷるぷる震え始めていました。

当たり前なんですが、山上は風がビュービュー吹いていてめちゃくちゃ寒かったです。登頂寸前のところで、同じぐらいのペースでずっと登っていた見知らぬおじいさんに「自分に構わず先にどんどん行ってくれていいんですよ」と声をかけられてしまいました。そこからは「いやいや」「いやいやいや」「いやいやいやいや」とナゾの譲り合いの応酬。最後には「体力無いんで、実はこれでいっぱいいっぱいなんですよ」と情けない答えを返しておきました。実際は、これ以上スピードを出したときの余計な発汗が冷えて風邪をひくリスクを回避したかったからですねぇ。いくら低い山とは言っても、薄着で入っているのでイキると痛い目に合います。それではここで一句。

茶の空き缶立ち浮く冬の川しずか  はる筆線屋

先週見た光景ですが、波一つなく、流れが止まったような冬の川の真ん中で緑色のお茶の空き缶が茶柱のように屹立していたので、なんかイイことの一つでもあるんじゃあないのかな?って感じに整えました。普通だと倒れた状態になっているので、そのレア感に「おっ」と思ったのですよ。

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