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自分のバイアスや思い込みを見直してみる
先日のコラムにて、ネガティブな思考の在り方のひとつとして、「思い込み」の弊害について触れました。
今回は、バイアスがもたらす自分の思考についての思い込みをテーマにしてみたいと思います。
あまり聞き慣れないカタカナ語、「バイアス(bias)」。
横文字はあまり好きではないのですが、直訳すると長ったらしくなる日本語の意味合いを包括的に文章内に閉じ込めるのには便利だからついつい頼ってしまうのですよね。
バイアスとは、「偏向」「先入観」「データなどの偏り」のこと。
意外と長ったらしくはなりません(笑)
「認知バイアス」という心理学用語の説明が分かりやすいです。
「経験や思い込み、周りの環境などにより、物事を非合理的に判断してしまうこと」を指します。
では、自らの思考について、人間はどのような思い込みを抱いているのでしょうか。
1.「私は事実に基づいて決断している」という思い込み。
本当にそれは事実なのかどうか、その情報のベースはどこにあるのかどうかの確認が必要ですよね。
2.「私は良い点と悪い点を注意深く比べている」という思い込み。
長所と短所は「何のために」「誰のため」のものなのか。根幹にあるポイントがズレることで物事の見方は変わってしまい、それにより良し悪しの見立ても変わっていきます。
3.「私は他の人よりも論理的に考えている」という思い込み。
本当に他の人よりも自分は優れているのだろうか。裸の王様になっていて、もっと良い考えがあるのに誰にも物申してもらえないような環境を作る要因になってしまっていないか。
4.「私は客観的に考えている」という思い込み。
客観的であったり俯瞰的であったりすることは、物事を冷静に見つめる視点としてはある意味良いかもしれませんが、実際に行動するのは人間です。人の行動を支配している動機付けやその相手の人間性を目的と同期化するよう導けているかどうかが重要です。大事なのは客観的であることよりも、自らが主体性を発揮したり、相手に主体性を発揮させたりすることです。
5.「私は自分の行動を予測するのがうまい」という思い込み。
自分の選び取ったその行動が、結果や目的につながっていなければ、その思い込みは錯覚でしかありません。
6.「私は細部にまで注意を払っている」という思い込み。
自分以外の複数の目を置くこと(二重チェック、三重チェック)こそが、細部にまで注意が行き届くことにつながりますし、リスク軽減につながり、体制を強固なものとします。
偏りがあるかどうか、そしてその偏りを正すためには、自身の思考の在り方を見つめ直す必要があります。
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