意志の力
先日のコラムでは「前向きでいよう」とする意志について触れましたが、今回はその最たるお手本となる有名なエピソードについて。
稲盛さんの素直に感じ入るアンテナも優れていますし、その上で「そうしよう」と思う力もやはり大切です。
素直に受け止められない人は、失笑するだけでおそらく行動するに至らないばかりか、せっかくの講演を聴いた時間さえも無駄にしてしまうことでしょう。
なぜこのエピソードを取り上げたのかと言いますと、先日の会議である所長が、「スタッフにもっと向き合いたい」という話をしたからです。
その想い自体はとても素晴らしいことなのですが、実際に状況はそうなっているかというと、もう何年も同じようなことを言っているだけで、いつまでたってもスタッフと同じようにお客様のところに訪問ばかりしていて所長としての責務を果たしていません。
スタッフよりも現場稼働をしているから、当然スタッフに向き合う時間もとれていないですし、その上で所長業務をしようとするために長時間労働の問題もなかなか解消できない状態を続けています。
口では「こうしたい」と会議の場では言っているものの、本当に「そうしよう」とは思っていないということなのです。
意志が無いから、覚悟をもって決意していないから、いつまで経っても同じ状況をだらだらと続けているのです。
今ある環境は、自らの意志でそうしているだけです。
まずは、「ああ、そうだな」と信じることと、「よし、こうしよう」と決意すること。
この二つが「意志の力」の源であり、現実を変えるための原動力になるのだと思います。
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