暇になると思考が内部環境に向く
これは、業績のあまりよくない拠点の特徴のひとつです。
業績のよくない拠点の特徴としては、
所長とスタッフ、スタッフ同士の関係性がよくない
スタッフがなかなか定着しない、退職者が多い
情報共有がなされていない
お互いに対する不平不満が多い
といったものが挙げられます。
それぞれの特徴の関連性については、鶏が先か卵が先かの話になってしまいますが、本当に忙しい時は愚痴なんて言っている暇がないのですよね。
時間が惜しいですから、どうやって時間を生み出していかないといけないか工夫をしないといけないですし、工夫をするためには情報共有やコミュニケーションを密に図っていく必要もあります。
忙しい時の良さというのは、意識が外向きになっているということです。
外部への対応、つまりお客様への対応に気持ちが向かいます。
ところが、お客様が少なかったり仕事が少なかったりするとどうなるかというと、意識は内部環境へと向かいます。
そして、普段見なくていいことが目につき始めます。
以前もお話ししましたが、不平不満には際限がありません。
そして、不平不満を言う人のほとんどは、自分が行動する側に回ろうとしないまま客観的な立ち位置で文句を言います。
一緒に環境改善をしていくメンバーなのであれば、そこに必要なのは改善案と具体的な行動であって、評論家ではありません。
暇は、社内に評論家を生み出します。
イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんは次のようなことを述べられています。
何のために仕事をしているのか。
何のために様々な背景の違う人間が集結しているのか。
見定める場所、焦点がブレていることが、営業所全体の環境へも反映されます。
忙しいからコミュニケーションが図れていないのではなくて、「何のために」を含めたコミュニケーションが図れていないから忙しい状況が作り出せないのだと思います。
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