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どうありたいか

先日のコラムで、新たに入社してくださったスタッフには私から会社の方針をお伝えする研修時間を設けているということに触れました。

でも、本当に行動基準となる「ものさし」を自らの中に取り込んでいくのには、入社直後のたったの2時間でどうにかなるものではないのですよね。

管理職には常に伝えているのですが、自分を含めて、もっと会社の方針について理解を深めてもらった方がいいと思える人については、何度も研修を受講してもらって構わないと考えていますし、そう伝えています。

そうすると、2ヶ月に一度くらいの割合で、所長や課長などの管理職がコソッと聴講しに入室してきます。

今はzoomでのウェブ研修ですので、時間さえ作れればどこからでも参加できるというのも便利になりましたよね。

会社のことをある程度知ったからこそ、再受講することで腹落ちしやすくなる要素というものは確かにあると思います。

提出していただく感想ノートなどを読んでみると、再受講者の方が今の自分と向き合いながら聴いてくださっている人が多いなと感じます。

中でも多い感想が、「ぶれている自分がいる」というもの。

・ 自分で決めたことが分からなくなった
・ 「自分自身のなさ」を棚に上げて、環境のせいにしていた自分がいた
・ できない言い訳を正当化している自分がいた

こんな感想が散見されます。

やはり一番大事なのは、まずは「自分自身がどうありたいか」を明確にすることです。

その上で、その想いや目標を自分の仕事全体とどのように結び付けられるか。

この「結び付きの強さ」が、そのままモチベーションの高さに直結していくのだと思っています。

自分がなぜこの仕事を選んだのか。

今任されている仕事において、自分はどのような役割を果たしていきたいのか。

そして、自分に関わった人たちにどうなって欲しいのか。

ここの要素を言葉にしたり文章にしたり出来るくらい徐々に明確にできていけば、自分自身が揺らいでしまう振り幅も徐々に治まっていくのだと思います。

絶対にこうすることが好きなんだ。
絶対にこうならないと嫌なんだ。

これまで出会ってきた人を振り返ってみると、強い信念を持つ人はすべからく、

・ 執着をする人であり、
・ 好き嫌いをはっきりと打ち出す人

でもあると感じます。

この要素が自信を根拠にするのとは違って、ブレない要因になるのではないでしょうか。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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