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出来ると信じているかどうか

環境は心のあらわれです。

当社の「経営方針書」より

これまでも何度も触れてきたフレーズですが、言い回しは違えど、多くの経営者がこのことには触れています。

人生は、自分が信じているとおりになるということですね。

先日、会議である人の発言が気になりました。

これから新たな事業を始めるに際して、これまでよりも少し圏域を広げることに決めたのですが、進出していく圏域に対しての意見でした。

「橋を渡った川の向こうの地域は、閉鎖的であまり協力してもらえるような感じではない」と。

なんて大雑把な意見でしょうか。

一体どれだけ多くの人たちが川向うに住まれていることでしょう。

当然、これまで取引をしてきた人たちから得た印象でしょうけれども、こらから更に多くの方々と関係性を構築していくにもかかわらず、川を一本またぐだけの違いで、その相手の在り方を決めつけてしまっているのです。

川向うの住民全員が閉鎖的で、非協力的であるわけがありません。

川向こうの人たちが閉鎖的なのではなく、その人たちに向き合うこちらの姿勢が閉鎖的になってしまっているのです。

そんな心構えで臨んで、協力を取り付けることなどできるわけがありません。

「閉鎖的だから」という自らの決めつけを言い訳にして、結局のところは「関係性を構築したい」と思っていないのです。

精密小型モーターの分野で世界一のシェアを持つ日本電産の創業者である永守重信氏は、次のように述べられています。

自分でこうなりたいと思っていることもなれないのに、思わないことが実現するわけは絶対にないですから。

物事を実現するか否かは、まずそれをやろうとした人が「出来る」と信じることから始まる。

自ら「出来る」と信じた時にその仕事の半分は完了している。

新しいことにチャレンジする時や、物事に向き合う際にはこの姿勢を手本として進めていって欲しいです。

結局は、「川のこっち側の人」と「川向うの側の人」の気質の違いなのではなく、「出来ると思ってやる人」と「出来ないと思ってやらない人」の姿勢の違いでしかないのだと思います。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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