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【読書感想文】西野亮廣「夢と金」(再投稿)

こんばんは!
夢もやりたいことも、お金がなければ実現しない!!小栗義樹です!!

本日は読書感想文を書かせて頂きます!
僕が読んだ本・好きな本を題材に感想文を書く試みです。

本日は依頼を頂いたので、依頼内容に基づいて記事を書きます。

西野亮廣さんが書いたビジネス書「夢と金」が題材です。

それでは参ります!

西野亮廣「夢と金」

こちらの本は、過去に一度感想文を書いた事があるのですが、解説を踏まえてもう一度感想文を書いて欲しいという依頼を頂いたため再投稿という形で改めて記事を書かせて頂きます。

依頼・リクエストは全てお応えすると決めています。しかも、今回は依頼料まで頂いております。

がっつりと自分なりの解説及び感想を書かせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。

前回書いた「夢と金」の感想文はコチラです!

この本、リクエストや依頼が多いですよね(笑)

前回の感想文もリクエストによって書かせて頂きました。前回の感想文では、この本のテーマが「お金が無いと夢が叶わない」「お金と夢は密接な関係にある」としたうえで、僕自身の経験談を絡めながら、夢と金の有益性について語らせて頂きました。

この本が読みやすいのは常に結論ベースで文章が書かれているからで、正直、これ以上解読して分かりやすくするのは非常に難しいのですが、今回は解説を踏まえてという依頼なので、よりイメージできるよう努めてみます。

まず、この本の構成はこんな感じです
1,お金と夢の関係
2,お金に関する教育の重要性
3,高価格商品を購入してくれる人間が存在する
4,高価格商品を購入する人の動向・生態を把握せよ
5,価格の決定権を自分が持つためにはどうするべきか?
6,あの人から買いたいという魅力的な人間になる
7,新しいお金の作り方・お金を作る新しいシステム
8,価値とは共同幻想である

実に綺麗な順番で、とても分かりやすく書かれています。まさに、ビジネス書のお手本です。実体験に基づいた論文とでも言えばいいでしょうか。西野さんのビジネス書が売れるのは、そこに書かれている内容が「すべて結果報告」だからでしょう。説得力しかないし、本をなぞって行動すれば大成功とは言わなくても、試したことに関してはちゃんとした結果が出ます。

ここまで誠実なビジネス書はなかなかありません。オンラインサロンの会員数が1万人を超えているのも、西野さんが提供する情報に対して常に誠実だからだと思います。

まずおさえておいてほしいのは、この手の本には裏の意味や伏線などがないということです。読んだことを自分の活動に置き換えて、そのまま実行すれば小さな成果が簡単に現れます。この本に関しては、もはや活動に置き換える必要もありません。お金の集め方・活動資金の作り方について、ノウハウとしてそのまま使える内容がほぼすべてを占めています。

ちなみに僕は2年前、越谷雑談がやてっくのオリジナルデザインを施した年賀状を2種類作り、それぞれ5枚ずつ印刷し、西野さんのビジネス書のやり方に沿って販売したのですが、合計で7万円の売上を作ることが出来ました。

さらに、その年賀状に施すオリジナルデザインの初稿案(没になったデザイン)を年賀状が売れた後に限定2枚販売したのですが、こちらは別途3万円の売上を作ることが出来ました。

利益でカウントすれば約8.5万円が手元に残った計算です。今でも、当時はがきを購入して下さった方とは交流がありますし、たまに「またはがき売ってよ~」と言われる事があります。

西野さんのビジネス書を読み、理解すれば、これくらいのことは比較的簡単にできます。難しいのは「こういった活動を継続すること」です。内容が実体験に基づいているため、その通りにやれば大体うまくいきます。夢と金や少し前に流行ったビジネス書ブームにおいて、それを読んでも成功できなかった人の多くは、そもそも文章を理解できていないか、継続することが必要なプロジェクトにおいて単に継続できなかっただけだと思います。

まずはここを押さえておく必要があります。このタイプのビジネス書に騙しはなく、原理通りにやればある程度のことはできるということです。つまり、何度も反復して読めば、嫌でも理解できる仕組みになっているということになります。

読むコツとしては、西野さんの感情が抽出されている文章と実体験に基づいた結果報告である文章をきちんと分けて読むことです。

夢と金には、西野さんの正直な憤り(感情部分)が特に前半の1と2の部分に散りばめられています。この憤りの正体は「日本人のお金に関する教養の無さ」です。将来的に実現したいことがあるならば、そこには必ずお金が絡んできます。にも関わらず、大人はお金と夢の実現を別物だと考え、お金に関しては話すことさえ卑しいことであるという考えを発信し、子どもに伝えている現状があります。西野さんは逆にこれを「下品」だと思っていて、この行動によっていくつもの夢が潰れているという現実に怒りに似た感情を覚えているのだと思います。

だからこそこの本を書いた。これがこの本の目的です。

この本は「お金に関して正しい知識を共有し、夢を実現するために必要なお金の作り方を学んでほしい」という願いが込められた本なのです。

本(特にビジネス書や実用書)を読むうえで、その本の目的を理解することはとても大切なことだと思います。目的を理解すると、どのような気持ちでその本と向き合い、どういった部分を理解すべきなのかがより明確になります。大体のビジネス書や実用書は、まず目的が綴ってあります。これをある程度認識することで、どんなキーワードに気を付けて読めばいいのかが見えてくるのです。

これが分かるだけで、夢と金は大体攻略できます。読み終わったときの解像度・達成感はより高まる事でしょう。

それでは、そろそろ結果報告の部分についてまとめます。

この本におけるキーワードは「ラグジュアリー商品」「VIP顧客の動向」「人検索」「ファン」「NFT」です。

要約します。
ラグジュアリー商品とは商品の値段を作り手が決められるブランド商品の事です。ランボルギーニとかルイヴィトンなんかのことです。こうした商品は値段の相場を判断することが出来ないので、言い値で購入してくれるお客さんさえ掴めれば高い値段で商品を販売することが出来ます。

公式は認知度-普及度です。多くの人がそのブランドを知っているにも関わらず、普及度(それを持っている人)が圧倒的に少ないと価値はどんどん上がっていきます。

VIP顧客の動向とは、要するにお金持ちの生活パターンや行動原理のことです。この本には様々な行動原理が書いてありますが、一番大切なことはVIPがモノに飢えていることはないという点です。お金持ちなので必要なモノはほとんど揃っています。では、VIPは何にお金を出すのか?普段何を買うのか?この辺を理解し、先回りしてそれ用の商品を用意しつつ、自分自身はVIPに好かれるような行動を取る必要があるということが書いてあります。

人検索というのは超簡単に言うと「お客さんに応援される人間になれ」ということです。機能を差別化することは出来ないが、〇〇さんから買いたいという感覚は圧倒的な差別化を実現します。こういった「〇〇さんから買いたい」という人の事はお客さんではなく「ファン」と呼びます。つまり、お店・会社・サービスなどを展開するうえで、明確な差別化を図りたいのであれば「お客さんではなくファンをつくるための行動を取らなければいけない」ということが書いてあります。

最後にNFTです。西野さんはこれをクラウドファンディングやオンラインサロンに続く、新たな資金調達の手段として捉えています。スマホに入っている画像や動画、SNSに投稿した文章などに「所有権」を付与することが出来るようになったというのがNFTです。所有権とは限定です。つまり認知度-普及度の普及度をデジタルデータで実現することが出来るようになったということです。

これはデジタルデータに明確に価値が付与されたということになります。価値が付与されたということは、当然お金との交換が可能になったということです。

ここまで読んで頂くとお分かりかもしれませんが、この本には新しいお金の作り方や、誰でも簡単に始められる資金調達の手段を成功させるための方法がまとまっています。

成功させるための段取りまで丁寧に描かれていて、本当にその通りにやればいいだけなのです。

夢と金の内容を僕が人に伝えるのなら「人脈と応援してもらえる企画・事業さえきちんと持っていれば、簡単にお金を集めることが出来る方法が掲載されている本」と伝えると思います。

最後にこの本の唯一の落とし穴だけお伝えしましょう。

この本の唯一の落とし穴は2つ「どれも人脈が必要である」と「そもそも事業がしっかりしていない意味がない」です。

こんなもの書くまでもないのでほとんど書いていないのでしょうが、今回は一応丁寧に書かせて頂きました。

そうなんです。

今まで資金調達の方法って、人から魅力的だと思ってもらえないと成功しないのです。

VIPは夢のある商品を買います。つまり夢のある商品が作れないとお金になりません。

人検索はファンがいないと成立しません。つまり人から魅力的だと思ってもらえる何かが必要です。

NFTだって、そもそもNFTに理解がある人が周りにいて、その上で購入する意味があると思ってもらえるデジタルデータを制作できないと成立しません。

西野さんのビジネス書に革命のファンファーレという作品があります。こちらは夢と金の1つ前に発表されたビジネス書です。

革命のファンファーレには一貫して信用がお金になるというメッセージが込められています。

そうです。

従来のお金の作り方で一番メジャーな方法は借金だと思います。銀行はその人の返済能力や仕事など信用情報を見て、いくら貸すかを決めます。

クラファンにせよ、サロンにせよ、VIP専用のラグジュアリー商品にせよ、NFTにせよ、信用をチェックする機関が銀行から一般人に変わっただけで、お金を作るには何事にも信用が必要なのです。

この辺を押さえていないと、いくら手段となる方法を取って頑張ってもうまくいきません。この信用の作り方については、西野さんが書いた革命のファンファーレを読んでみてください。

最後に僕が夢と金を読んだ感想を書かせて頂くと「やっぱりお金は大事だなと思った」です。僕も大人から、お金の話を意地汚いものだと教わってきました。でも僕は、お金が無くて失敗したことが沢山あります。この辺の話は、当アカウント内に格納されている自己紹介記事を読んで頂けると色々と書いてありますが、本格的にバンド活動をしていた頃、お金が無くて実現できなかった企画が本当に沢山ありました。

大人の言葉は嘘だったんだなぁ。なんだかんだ言ったって、お金が無いと何もできないじゃん。

と強く思った事が何度もあります。

僕もクラファンやサロン、NFTにお世話になっているタイプの人間です。はっきり言って、こうした新たな選択肢が出てきたことを本当に嬉しく思っています。その理由は、高校生の時よりも、大学生の時よりも、明らかに今の方が自分の実現したい活動を回すための資金調達が身近になったからです。

銀行に行って審査を受ける必要もない。今まで自分がやってきた小さな積み重ねが自分の夢を進めるための役に立っている。努力が報われる。やったらやった分だけ喜ばれる。

それってとても素敵な事だし、何より楽しいじゃないですか?

世の中にはいくらでも方法があって、それは知っているか知らないかの話でしかありません。だから、本を読んで新たな可能性を知ってほしいと思っています。

夢と金は良い本です。様々な選択肢が載っています。今すぐ使わなくても、これからいくらでも使う可能性があるのだから、知っておいて損はありません。

この記事が、少しでも選択肢を増やすきっかけになってくれればいいなと思っています。

少し長くなりましたが、本日はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
また明日の記事でお会いしましょう!



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