【楽曲感想文】黒夢「少年」
こんばんは!
扉の向こうに向けられた銃口が気になってしょうがない男、小栗義樹です。
本日は楽曲感想文を書かせて頂きます。
僕が今まで聞いてきた音楽の感想を書き、その魅力を広められれば・・・という試みです!
題材は黒夢の少年です!
1994年にデビューした黒夢の代表曲であり、多くの若者に新たな生き様と精神を植え付けた曲だと言えます。
突然ですが、好きなアーティストを5つ上げてと言われたら、皆さんはなんと答えますか?
僕はこう答えます。
「LUNA SEA」「ZIGGY」「SIAM SHADE」「QUEEN」そして「黒夢」です。
ニューウェーブとロックにはげしく影響を受けたもので、他のジャンルも聞くのですが、流れる血はロックバンドなんだと思います。
僕自身がロックを聞く上で大事にしている事を分析すると「美」「楽しさ」「演奏力」「創意工夫」「カッコよさ」になると思います。
5点満点で五角形を作ってもらえれば、細かい添削要素はあれど、僕の中の優先順位表みたいなものを作ることができるかもしれません。つまり、割と単純な方法で音楽を採点してますし、それくらいのテンションで聞いたほうが、一周回って音楽らしさが掴めるのではないかと思っています。
ところで、「美」「楽しさ」「演奏力」「創意工夫」「カッコよさ」という採点基準で音楽を聞く場合、はっきり言って黒夢は場違いな感じになると思いませんか?
これ、ちょっと角が立つ言い方かもしれませんが、楽しさと演奏力と創意工夫という3つの基準を黒夢が満たしているかと言われれば疑問を感じる方がいても不思議じゃないのではないかと思います。
歌詞が攻撃的すぎて楽しくはないですし、純粋かつ無駄のないロックスタイルなので創意工夫を感じることも少ないでしょう。演奏力でいうと、黒夢は全盛期が2人なので、バンドとしての演奏力を測る事は難しい。うますぎると言えばうますぎるし、ルール違反といえばルール違反になってしまいます。
もちろんこれ、LUNA SEAなどを基準とした場合の話になりますし、常に進化と変化を重ねているので、これが決定版という事でもありません。黒夢は再結成した際、圧倒的な創意工夫を見せていますし、各パートの個人的な演奏スキルはずば抜けています。
ただまぁ、僕が提示した判断基準と、僕の5アーティストを重ね合わせた時に、黒夢というアーティストはかなり異質だと言えるかなと思うのです。
そんな僕は、この少年という曲を聞いて以来、永遠に黒夢のファンでいることを決め、今なお日に日に好きが深くなっています。
ボーカルの清春さんが長生きすればするほど、僕の黒夢愛は深まっていくことになるでしょう。そして、少年という曲への感謝も増していくわけです。
少年は、説得力のかたまりなんです。こういう生き方をしていい。それでも生きていける。はみ出して、攻撃して、嫌なことは嫌だと言ってもいいという事を、曲とバックボーンが推奨し続けてくれるのです。
曲が常に進化し、心酔させてくれる理由は、創り手や歌い手がずっとそのスタンスで居続けてくれるからです。
価値観が変わったと受け手に思わせてしまったら、その時好きになったあの気持ちまで裏切られたような気持ちになりませんか?
黒夢は、そのメンバーだった清春さんも人時さんも、今なお少年を好きになった人を裏切っていません。
だから多くの人が心酔し続けるし、今なお新しいファンを生み続けています。
黒夢の少年は、先程5つの判断基準のうち、美しさとカッコよさが5点満点中10点です。他が理屈上0点でも、僕の好きな5アーティストに含まれ続けるでしょう。
マラソンという競技にボール投げで勝ったアーティスト、曲、それが黒夢の少年です。
ここまで書いたら、流石に聞いてもらえるのではないかと思います(笑)
普段、思ったことを書くように意識してる僕からすると、かなり本気で評価したように思います。
それくらい、少年と黒夢には触れて欲しいと思いました。このバンドはひょっとしたら、誰かの人生を変えることができると思うからです。
少年は多分、YoutubeとかLINE MUSIC、スポティファイでも聞けるでしょう。簡単にアクセスできるはずなので、よかったら聞いてみてください。
よろしくお願いします!
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