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【ニュース感想文】暗号資産リップル(XRP)が急騰、時価総額で「世界3位」に浮上

こんばんは!
資産についての話をしましょう!小栗義樹です!

さぁ本日は、ニュース感想文を書かせて頂きます。個人的に気になったニュースを題材にして感想文を書く試みです!この感想文を機に、ニュースに興味を持って頂けたら嬉しいなと思っています。

題材記事はコチラです。

暗号資産リップル(XRP)が急騰、時価総額で「世界3位」に浮上
です。

ついにリップルが迫ってきましたね。まぁそれでも、ビットコインとイーサリアムを抜くことは難しいのではないかと思います。

記事の大まかな内容は、リップルという仮想通貨の時価総額が仮想通貨の世界で第3位にまで浮上したというものです。リップルの取引額が急激に上がっているということです。そういう認識で良いと思います。

取引金額が上がっている背景には、ドナルド・トランプさんの大統領就任とSECからの訴訟の取り下げがあるみたいです。仮想通貨に肯定的なトランプさんが大統領になったことで、仮想通貨に対する意識が高まり、興味を持つ人が増えたということです。また、リップルは米証券取引委員会から訴えられていたのですが、今回その訴訟が取り下げられたことで、正当性が相対的に認められているのも追い風になっていると言えます。

少しだけ政治の話しますと、まぁ、トランプさんの大統領就任はかなり大きいですよね。彼は、アメリカにとって有益な政策を損得勘定で選んでいくはずです。アメリカにとって仮想通貨が得になると彼が判断すれば、当然それらを保護する法案を作っていくことになるでしょう。当然、その風を読める人・機関などは、仮に今まで規制側に回っていたとしても勝ち目の薄さを感じて方向を転換すると思います。もちろん、トランプさんは損切りもうまいはずなので、あまり得しないなと思えばすぐに切り捨てられるなんて可能性もあると思いますが。

ちなみに僕は、トランプさんが大統領になることも、仮想通貨が繁栄することも別にあってもいいのではないかくらいの認識でいます。やや肯定くらいの認識です。

重要なのはトランプさんが大統領になった今、自国の政治家がきちんとした対応を取れるかどうかにあると思っています。彼のビジネスマン的な振る舞いに対して、それなりの知識を有した人間がきちんと話し合いを行えるかどうか。注目すべきはここだと思います。それこそ、知識もセンスもない人間が対応することになれば、ひたすら搾取されるだけの可能性もあるという感じがします。そこだけは、しっかりニュースを見ながら声を上げていく必要があるのではないでしょうか。

さて、リップルについても軽く触れておきます。せっかくなので、僕が知っている仮想通貨の基本的な話も簡単にしておこうと思います。

ニュース記事のタイトルには、リップルが仮想通貨業界において時価総額3位に浮上したと書いてあります。これ、実は仮想通貨業界のみで考えるとすごい事だったりします。

仮想通貨時価総額ランキングの第3位とのことですが、では、仮想通貨時価総額の1位と2位はどこでしょうか。

この2つは有名です。1位がビットコインで、2位がイーサリアムです。

この2つの仮想通貨には銀行などの管理者が存在しません。管理は利用している人同士が記録システム(ブロックチェーン)を使って行っています。

それに対してリップルには銀行的な管理者が存在します。

そうです、1位と2位は非中央集権型の暗号資産なのに対して3位のリップルは中央集権型の仮想通貨なのです。

つまりこのニュース記事は、中央集権型の仮想通貨が時価総額を伸ばし、非中央集権型の従来の仮想通貨に対して下克上しようとしているという構図でもある。そんな風に捉えることも出来るわけです。

もともと仮想通貨は、非中央集権型の新しい資産として注目されてきました。それに代表されるのがビットコインやイーサリアムです。ところが、非中央集権型資産を保有されると困る人たちがいます。それが国家です。国家の最大の権利はお金を発行できるという事なのですが、ビットコインやイーサリアムは余裕でそうした権限を脅かします。

彼らは自分たちで仮想通貨を掘り出し・コミュニティ内で育て・価値を上げていきます。それは、円でもドルでもない新しい通貨としての価値を育んでいく行為です。ですので、そちらに人気(価値)を奪われてしまうと円やドルを発行している国家は損をすることになります。よって国家は、仮想通貨に対して規制を設けるわけです。

残念ながら、仮想通貨も国家の力(影響力)には勝てませんでした。少しずつ規制が敷かれていき、ユーザーが離れていったのです。(とはいっても、安定した経済圏は持っていますが)

とはいえ、この記録システム(ブロックチェーン)はすごいと思いませんか?

仮想通貨は利用者と記録システムがあれば「個人的な資産を生み出す可能性を誰もがもつことが出来る」という仕組みのことを意味しています。

それを可能にしているのは、管理の素人でも本格的な管理が出来る記録システムがあるからです。そのおかげでビットコインやイーサリアムは、規制が敷かれたとはいえ、今でも独自の経済圏をしっかり保っているわけです。

となると、今まで人力で管理していたサービスをこの管理システムに代替えした瞬間、人件費がかからない新しい銀行を作ることが出来るという事になりますよね?

そういうことを考えた人がいた。

そうやって生まれたのが中央集権型の暗号資産「リップル」です。

リップルは、スウィフトが抱えている課題を超えた新しい送金システムを目的とした仮想通貨です。スウィフトを使って海外にお金を送金しようとすると、かなり大きな手数料が発生します。リップルは、そんな手数料を極限まで下げ、海外送金のハードルを下げようという狙いを持った仮想通貨です。管理はイーサリアムやビットコインと同じような記録システムで行っているため、ミスもほとんどありません。

リップルが便利なのはそれだけではありません。リップルは他の暗号資産の購入にも使用できます。イーサリアムを円やドルではなくリップルで購入することが出来るのです。

これにより、リップルと提携している暗号資産をスムーズに交換することが可能となっています。日本は暗号資産保有に対する課税がめちゃくちゃ厳しいです。一度円に換金した場合にも税金が発生します。リップルは、そんな不要な税金を発生させることなく暗号資産の乗り換えを可能にしてくれるわけです。

この利便性と政治による規制と共存できるかもしれないという可能性が、多くの暗号資産家に期待されているのでしょう。時価総額が急激に伸びた背景には、そういう期待値の表れが大きく貢献しているように思います。

ここまでが現状です。すごく長くなりました。

仮想通貨って面白いですよね。新しい仕組みだし、多くの期待が寄せられているのを追いかけるのはとても面白いです。

ここからは僕の個人的な感想となります。

僕は、面白いとは思いつつも最終的にはお金が儲かるような資産にはならないのではないか?と僕は思っています。

政治に寄り添った資産って株や債券とあまり変わらないじゃないですか?

ということは、大きく化けるみたいなパターンはもうないと思うんですよね。どちらかというと資産運用や税金対策みたいな使われ方が普通になっていって、金や株などと同じように保有資産の分割先に使われていくようになっていくのではないでしょうか。

もちろん、変換しやすい資産としての利便性はかなり高くなる可能性を秘めていると思いますが、これで儲かるなんて期待はしない方がいいかなと思います。リップルで儲けようなんて話や広告が流れてきたら、大体詐欺だと思っていいでしょう。

大切なのは使い方や特性をある程度自分で把握し、自分で選ぶことだと思います。

リップルが便利なツールであることは間違いありません。でも、今伸びているからお買い得なんてことは無いと思います。

この記事がきっかけとなって、資産運用や仮想通貨に対して関心を高めていくれる人がいたら嬉しいなと思います。面白いニュースが沢山ありますので、良かったら追いかけてみてほしいなと思います。

というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
また明日の記事でお会いしましょう!

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