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発達障害の世界【当事者目線でおくる】

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#自閉症

自閉症と斜視・横目 | 発達障害-自閉症

ある日、ふざけた小学生の男子が障碍者の物真似をしているのを見かけた。

寄り目に、ゆるんだ表情、手をぶらぶらさせている。

なんてことを...

と思いながら、自閉症者の特性を調べていた私は、彼らは障碍者の特性をよく見ているんだなとも感じた。

知的障碍者に見られる症状の特性には確かに、斜視や寄り目、筋肉のゆるみ、ぐにゃぐにゃした姿勢、ずっとしっかりと立って居られないような筋力の無さ...等がある

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私が虐められていた理由

私が虐められていた理由

虐められて悩んでいる人、自分の子供が虐められて悩んでいる親御さんは今の時代でも割といるのだろう。

では虐められる理由はなんなんだろう。

これは私が小中学生の頃、最も知りたかった事である。

今なら医学的な側面からも生物学的(動物学的)な方面からも分析できる為、解説していこうと思う。

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子供の頃から感じる自閉症の兆候

子供の頃から感じる自閉症の兆候

「うちの子自閉症ではないかしら?」

ひと昔前では、こんなの絶対に認めたくないと思う親が多かった。

今はむしろ早期発見と療育で子供を守ろうと考える親が増え、親たちは受診に積極的だ。

そんな親御さんにわかりやすいように、正真正銘の自閉症者(他に記事を参考にして欲しい)の私が“子供の頃から感じていた自閉症の兆候”をわかりやすくまとめてみた。

当時の私の感覚や、気づいてほしかった点、自責の念など私

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発達障害の家族関係について

発達障害の家族関係について

私は、長年社会に理解されてこなかった脳の先天的特性について発信してきた。

当事者でなくてはわからない感覚を発信する事で、多くの共感の声や家族から理解しやすいと感謝の言葉もいただいた。

ところでこの脳の特性は、遺伝的要素が強いと言われている。

子供のみが発達障害というケースもあるが、今回は本物の発達障害の私※が、どのような家族の元に生まれてきたのか、遺伝について、家族関係なども含めて書いていき

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私の世界 ~自閉に生まれて~

私の世界 ~自閉に生まれて~

みなさんー
きいてくださいーと掛け声をかけられると同時にペンをとり、紙に殴り書きをする。

電話がなり響く度に、ペンをとり、あらすじをメモってその解釈をして、、

その繰り返し、

まるで工場の作業員になったみたいな気持ちになるときもあるけれど、
待遇は公務員、あったかい室内に足温器付きの席に座りっぱなしの職場。

ミルクティーをのんで、適当にネットサーフィンをしながら過ごせる天国。

ちなみに、

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短編小説【知人の恋】

短編小説【知人の恋】

SNSで小学生の時、気になっていた人の婚約を知った。

相手と会話を交わしたこともない。

それじゃ、単なる片思いじゃ?

いや、それが違うんだ。

彼とは塾が一緒だった。
中学受験の進学塾だ。

彼は頭が良く、御三家のクラス。

社交的で友達も多く、サッカーのユニフォームのまま塾に来ることもある。

おそらく振る舞いから言ってリーダー格の目立つタイプ。

スポーツ少年らしい。

集団の中でも、比

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自閉症に大人になるまで気づかれず、普通の人の演技で生きしのいだ人生がえぐすぎた‼

自閉症に大人になるまで気づかれず、普通の人の演技で生きしのいだ人生がえぐすぎた‼

今回は、大人になってから脳奇形が発見され、重度自閉症が発覚した私がどうやって喋れるようになったり、人並みに勉強ができるようになったのかを書いていこうと思う。

幼い頃からどう感じて生きてきたのか、大人になってから発覚した医学的根拠に当てはめて説明していきたいと思う。

自閉症にしか、いや、自閉症のまま普通の人として生き抜いた人間にしかわからない試練と工夫を書いていく。

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