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発達障害の世界【当事者目線でおくる】

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#アスペルガー

TMS治療の驚愕の変化‼

TMS治療の驚愕の変化‼

TMS治療に関しては様々な意見が飛び交っている。

高額な治療費が問題となり、不安商法の悪質商売だと新聞に掲載されていた事もある。

私もたくさんの情報に振り回され、TMS治療の途中経過や、自分なりに調べた他の脳の医学的知識等と絡めて自分の感覚を度々記事にしてきた。

またTMS治療に携わらない脳外科医、脳解析医を訪ね、TMS治療について質問した事もあった。

今回はTMS治療を30回受けた後の自

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二つの人生を生きた脳🧠

二つの人生を生きた脳🧠

先天的な脳の障害(自閉症)を抱えて生まれた私は、脳の治療を受けた後、障碍者と健常者二つの人生を経験した。

障害があった頃の感覚を語れる人は珍しいと思う。

先天的な見えない障害を抱えて生まれ、その特有の感覚を、だれにも理解されぬまま大人になった。

30歳近くになるまで無理解に悩みながら学生生活を送り、社会生活を送った。

死ぬ思いをしてきたのでここに残したい。

生まれつきの健常者には絶対この

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アスペの人間関係を晒してく【ASDの頭の中と幼少期の感覚を語る】

アスペの人間関係を晒してく【ASDの頭の中と幼少期の感覚を語る】

アスペルガーとは最近使われなくなった言葉だ。今は自閉症スペクトラム障害(ASD)なんて言ったりする。

私は典型的な自閉症スペクトクラム障害で、幼い頃から、友達と楽しく遊ぶ事ができず、兄弟とも仲が悪かった。

人の言動には絶えずイライラしっぱなしで、世の中を憎み、矛盾点を解明して突き詰めるような事ばかり考え続けてしまっていた。

それでも幼稚園、小中学校、高校、大学と一度も不登校にならず、耐え抜き

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発達障害は不幸なのか

発達障害は不幸なのか

障害は不幸ではない不便だ。

しかしその不便さを理解されなかったら辛く思うことは多い。

「発達障害はこうだ!」と言われることの中には随分と偏見に思えるものが多い気がする。

発達障害の子は前後のつながりがわかっていないという実験をテレビで観たことがある。

箱の中にボールを入れて、そのボールを別のところに移し替えたのを見た後も発達障害の子はボールが箱の中に入っていると回答してしまうという実験だ。

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アスペの私が人にやさしくしなかった理由

アスペの私が人にやさしくしなかった理由

アスペルガーは時に「人でなし」かもしれない。

私自身子供の頃は、自分の事を世の中の誰も理解してくれない事の当てつけだったのかもしれないが、人の為に何かをしてあげるようなタイプではなかったように思う。

でも、今は人に優しくできている。

アスペの私が、人に優しくなれた理由、子供の頃は人に優しくなかった理由を今回は分かりやすく伝えていこうと思う。

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発達障害は普通に見えても常に疲れやすい【ASDとADHD二つもつ人の苦悩】

発達障害は普通に見えても常に疲れやすい【ASDとADHD二つもつ人の苦悩】

 発達障害持ちは普通に見えてても常に疲れやすい。

普通そうに見えていてもそれをすることにものすごくストイックに努力していることってある。

 私は広汎性発達障害(ASD)と、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の特性持っている。
この特性はどちらか一方だけではなく二つ持っている人は多い。

ASD、ADHD二つ持ち合わせるとそれぞれの特性の活かせそうな良い部分を打ち消し合ってしまい、大変不便なのだ。

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⭐︎発達障害の私の中学時代

⭐︎発達障害の私の中学時代

私は人とは何かが違うようだ。そう思いながら、中学受験を経て、私立の女子中学に入学した。そこでも同じことだった。明るい子は人の良い所を見つけるのが上手い。「かわいい!」と言ってくれるクラスメイトや先輩は明るい人で目立つようなタイプばかりだった。しかし、結局は私から遠ざかり、またいじめられっ子になっていた。睨みつけられ、通りすがりに足を踏まれたり、触った所を払いのけられたり、大げさに避けられ

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【必見】約150万円払って知った医者も知らない発達障害の謎大暴露‼【その①

【必見】約150万円払って知った医者も知らない発達障害の謎大暴露‼【その①

私は、物心ついたときから違和感を感じ、人生のあらゆるステージで発達障害の特性のため、涙を飲んできました。

人生をかけて、発達障害の正体を、いや、自分の正体を知りたいと研究を重ねてきました。

本を読み漁り、数々の検査を受け、自らの体で人体実験しながら、治療を試し、かけた金額は、ざっと振り返っても150万円を超えています。

私の特性による苦しみや、そこから得た知恵、数々の本や脳外科の医師の診察で

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恩を仇で返してしまうアスペの心理

アスペルガーという病名を聴いて、どんなイメージを抱くだろうか。

まず、第一声目に「人の気持ちがわからない人」という声が聞こえてきそうだ。

人が悪くわがままという見方もされている。

当事者である自分も人間関係がうまくいかないし、他人から嫌われ、自分が嫌いな人からもいじめも受けるという悩みは尽きなかった。

しかし、実は、アスペルガー(高機能自閉症)の気持ちも健常者は理解していない。

今回はア

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【小説:発達障害が見た世界】大人になってから爆発した感情

【小説:発達障害が見た世界】大人になってから爆発した感情

発達障害の人生を当事者目線で書いてみました。

断片的ではありますが「普通の人」をうまく演じ続けなくてはいけなかった発達障害の私が、どんなところに傷つきどんなところで苦労してきたか読んでください。(以下小説)

人生のターニングポイントすべてでつまずかなくてはならなかった。

集団生活、学校、人間関係、受験、就職、そして仕事
脳の構造が違うというのは、こうも多数派に有利にできた世の中でことあるごと

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