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書籍の感想 / 紙媒体への思い

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本・雑誌・漫画・マルチメディア化・紙面に関わる思いの丈みたいないろいろをぶちまけたnoteを集めた物
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#ネタバレ

AIとその不確かなGPT

AIとその不確かなGPT

街とその不確かな壁を一回目で読んでいて、たまーにその感想を書いています。ヘッダ画像をお借りしています。

これまでの感想の"書き"のほうは、下の方に設置されてるマガジンとやらで読めるっぽい。別に読む必要はない。毎回違う感想を書いている。

まず最初にぼくは騎士団長殺しの感想も死ぬほど書いていて、そこで感じたことも街とその不確かな壁の感想においても適用されゆく。

特に騎士団長殺しは一回目を読み終わ

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みどさーという単語はみどさーの女の人しか使わない

みどさーという単語はみどさーの女の人しか使わない

引き続いて騎士団長殺しの下巻を再度読んでいて、やっぱな的なことがあった。ヘッダ画像をお借りしています。

これまで多分夥しい数の騎士団長殺しの感想を書きなぐって来たんだけど、やはりいつもどおりそのいずれもと関連しないものである。

前回はこのようなことでした:

時間を固定するっていうのは書き物も同じである。さらに特定の年齢層を固定化し、他と切り分けてしまう、分断してしまうアラウンドサーティという

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わざわざ結婚を報告してもらっているのに否定する親って何様なのか?

わざわざ結婚を報告してもらっているのに否定する親って何様なのか?

騎士団長殺しの感想です。ヘッダ画像をお借りしています。

結婚報告ってなんだよ騎士団長殺しを読み返すフェイズに入っていて、割と全体的にどきっどきしながら読んだはずなのに、1巻を読み返していて「こんなに重苦しかったっけか……?」と気づくわけです。

重い部分とはやっぱり僕が旅に出た理由でしょうか。よくわかんね理不尽な離婚……そして(主人公の僕目線だと)理不尽な死に方をした妹との思い出のフェイズ。人が

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スバルフォレスターの男と主人公の奥さんの同義体性について

スバルフォレスターの男と主人公の奥さんの同義体性について

昨日、騎士団長殺しの上巻にある一節について考えていました。すると、自動的に─────といいますか消去法的に……?スバルフォレスターの男がなぜ存在したのかが解った気がした。ヘッダ画像をお借りしています。

上巻にスバルフォレスターの女が出てきます。昨日はそれが佐倉双葉のイメージだと言い、好き放題描写しました。

流石にそれは乱暴だった……としても、身近なたとえにスバフォの女を当てはめたことで、なぜ本

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スバルフォレスターの女と佐倉双葉

スバルフォレスターの女と佐倉双葉

これは騎士団長殺しの感想なんだけど─────人を選ぶ気がしています。下品です。だからここに書いている。ヘッダ画像をお借りしています。

上巻にスバルフォレスターの女が出てきますね。それがぼくは佐倉双葉のイメージに塗り替えられてしまったことを書きたいわけです。

でもこれは……佐倉双葉のファンからすればふざけんなとしか言えない所業であるとぼくは思っている。最初に読んだときはそんなこと思わなかった。ぼ

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騎士団長殺しを読み返したくて不確かな壁が読み始められない / 殺害のメタファー

騎士団長殺しを読み返したくて不確かな壁が読み始められない / 殺害のメタファー

ぼくは騎士団長殺しを読み終わった時の感想として室が小径のメタファーとか意味不明なことを言ったけど、小径のメタファーとは柚子に過ぎなかったことを失念していた。ヘッダ画像をお借りしています。

その前回

このように騎士団長殺しには読み返すことで理解できる事象が信じられないぐらいある。かつてこんな本が同じ作者の本でもあっただろうか?ぼくがあまりにも早熟な頃にそれらを読んでしまったため実際あるかもしれな

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還(かえ)ろうメタファー

還(かえ)ろうメタファー

騎士団長殺しの下巻を読み終わったため書いています。ヘッダ画像をお借りしています。前回

これは別に意図して記念碑的にそうしたかったわけではなく、昨日は単にめちゃくちゃ気分が悪くて本を読むしかなかった。

ぼくは最初騎士団長殺しを買う前に、そのサブ題名をなんじゃらほいと思ったことがあった。

だってまず団長を殺すのに、中世以外の話をどう想像するだろう?そこへして変わりゆくイデアだの移ろうメタファーだ

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免色の『秋川まりえが自分の娘かもしれない』について考える

免色の『秋川まりえが自分の娘かもしれない』について考える

ぼくはメインキャラクターたちよりも長く生きてない気がしますが、なんとなく免色の言っていることがわかる気がしたのでメモしています。ヘッダ画像をお借りしています。

それは顕れるイデア編の25話目あたりにある一言です。この話は結構話が動き始めて大事なので、一言つってもそのひとつひとつがつながっており、つながったその全容は重苦しい。

免色のいうことを主役は理解できていないように読者であるぼくには思える

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