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人生は二回、生きられる!『未来の働き方を考えよう』の感想

昔フリーランスになる前に読んだのが、
ちきりん著『未来の働き方を考えよう』です。

政府や企業が敷いたレールの上をただ走っていれば、
安泰であるという時代は終わりを迎えています。

現在起こりつつある社会の変化に、
どのように対応していかなければいけないか?

本書を再読して改めて自分自身で生き方、
働き方を選んでいくという気持ちが重要であり、
行動していかなければいけない。

と強く思うようになりました。

老後の心配ばかりして人生の最も楽しい時期を、
将来の蓄えのために費やすなんてもったいないですよね。

不安ばかりの未来をワクワクする未来にするために何ができるか?

正しい生き方、正しい働き方というものは存在しませんが、
もっと柔軟にもっと自由に考えれば異なる新しい働き方が見つかる
と、ちきりんさんは説いてます。

以下『未来の働き方を考えよう』を読んで、
参考になった箇所をいくつか紹介します。

70歳まで働けるか?

なによりも皆さんは「70歳まで今と同じように働く自分」をリアルに想像できますか?
今の会社でずっと働けるとしたら、60歳から70歳の10年間、あなたはどの部署で、どんな仕事をしているのでしょう?

70歳になった自分が何をやっているか?
今の時点ではまったく想像ができません。

少なくても今のような働き方は絶対できないだろうし、
都心で働いている場合、朝早く起きて満員電車に揺られて通勤し、
夜遅くになって帰宅する。

そんな働き方は70歳の体力的にとうてい無理ですよね…。

理想としては、趣味や娯楽に費やして、
穏やかに暮らしたいところです。

しかし、これからの時代そんな当たり前の老後も
夢のまた夢になるでしょうね。

ストック型からフロー型へ

私は、「これからはみんな、ストック型からフロー型にシフトしていく必要がある」と考えています。これまでの社会では、できるだけ多くのストック、すなわち資産をもつことが有利な立場だとされていました。資産とは貯金のことでもあり、家族や同級生などの人的ネットワークや、大学の卒業証書や資格などの肩書きも含め、過去において手に入れ「ストックしてあるモノ」という意味です。

今の時代では、
より多くのストックを持つ者が有利な立場となります

貯金やいざという時に助けてくれる親や兄弟、
年老いた時に助けになる子供がいる人は、
持たない人に比べて手厚いセーフティーネットに
守られていることになります。

なので、より多くのストックを持つために、
お金を貯めようとしている人もたくさんいます。

ですが、今後人生100年となれば多くのストックを持つより、

その時々において何らかの価値を生み出すことができる、
「フローの力」のほうが重要です

  • 貯金はあるけど自分で稼ぐ力がない人

  • 貯金はないけど自分で稼ぐ能力を持っている人

前者は定年まで大企業で働いてきたような人のこと。
毎月給与が振り込まれて貯金もあります。

ただし自分で稼ぐ力はありません。
どうすれば組織に属さずに働くことができるのか?
全く想像もできない人もいます。

そういった人たちは貯金はたくさんあっても、
年々減り続ける貯金に怯えながら暮らすことになります。

後者のストックは少ないけどフローの力を持っている人は、
最低限の生活費を自分で稼げる能力を持っている人です。
常に自分でどうやって稼ぐべきか考えています。

長生きの可能性が高くなると、貯金=ストックを持っていても
不安が尽きることはありません。

フローを得る力がある人は、
より安楽に構えていられることができます。

40代で働き方を選びなおす

世の中の変化が激しく、このままでは先行きも明るくない。

でも具体的に何をすればいいのか?

考えられる選択肢は次の3つとなります。

  1. 自分でリスクをとり、エネルギーをかけて勝ち組を目指して戦う道

  2. 思い切って世の中の”あるべき論”からきっぱりと降りる道

  3. 何も考えない静観の道

この中で一番大変なのが勝ち組を目指して戦う道です。

必死で勉強して世界で通用する人材を目指して、
うまく潜り込んだとしても、常に成果が問われます。

2つ目の”あるべき論”からきっぱりと降りる道に関しては、
恵まれた大企業を辞めたり、いわゆる上昇志向から降りてしまう道です。

選びがちなのが3つ目の何も考えない静観の道です。
この道を選んだとしても、将来明るい未来が待っている。
とは限りません。

これから40代を迎える人にとって静観の道は、
とてもリスキーであると説いています。

昨今、業績悪化が報じられる電機メーカーで働く40代の人たちは、就活時には一流大学で当時最も人気が高かった電気・電子工学を専攻した、優秀な学生でした。文系学生にとっても、今や構造不況に喘ぐ新聞、テレビ、広告などのメディア業界や、相次ぐ再編・合併により役員ポジションも支店長ポジションも大幅に減ってしまった都市銀行に就職するのが、一番の勝ち組だったのです。
その人たちが、本来最も力が発揮できるはずのタイミングで、リストラやボーナスカットという苦境に直面しています。

今までのように敷かれたレールを走っていれば安泰である。
と信じられていた静観の道がもっともリスクがあることが分かります。

とくに40、50代がノンスキルでリストラとかなったら、
今後目も当てられない状況になるのは目に見えていますね。

おわりに

この記事では、ちきりん著『未来の働き方を考えよう』
の内容を紹介しました。

今後は定年70歳が当たり前になってくるかもしれません。

今までのように安定した企業で新卒で入社したとしても
70歳までの約50年間同じ会社で働けますか?

私は無理だったのでフリーランスになりました。

60歳を過ぎても働き盛りの頃のように、
バリバリ働くなんて現実的ではありません。
満員電車で通勤なんてことも体力的に厳しそうです。

それならば『人生は二回、生きられる』という考え方にシフトし、
40代まではキャリアを積み、その後は今までの経験を生かして、
別の生き方、働き方を模索したほうが現実的ですね。


最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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