マガジンのカバー画像

『未来』は子どもたちのためにある

1,042
ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
運営しているクリエイター

2021年7月の記事一覧

掛け算の順序問題はもうやめよう・小さな教育情報

掛け算の順序問題はもうやめよう・小さな教育情報

4✕6はマルで、6✕4はバツ?

この「掛け算の順序問題」はよく話題になります。

私の現場経験では算数・数学教育に詳しい人ほどバツにすることにこだわる姿勢が強いという印象があります。つまり「専門家」を気取る傾向があると言うのは言い過ぎでしょうか。

バツにすべき派の言い分は、掛け算は「1あたり量✕いくつ分」だからこの用語にピタリと合わないと「正確に理解していない」ということにあります。

ところ

もっとみる

「子どもにとっていつでも帰ってこられる場所」をつくる仕事。

「家は、ぼくにとって唯一の安心安全の場所」

子どものころ、いじめを受けて学校に居場所がなくなって以来、そこから立ち直り自立するまでの間。家以外に自分が自分らしくくつろげる場所はありませんでした。

子どもにとって「学校」は社会のほぼすべてで、そこからはじき出されたら後は「家庭」しか残っていません。ぼくは塾や習い事の中にもうまく居場所を見つけられなかったので、よりその想いが強いのかもしれない。

もっとみる
心技体、正々堂々

心技体、正々堂々

こんなニュースを目にしました。
内容を読む度に、この『保護者』と言われる人に一体何だ?という思いがとても強くなりました。

▼武道の指導ではないニュースの中でこの保護者は

「暴力ではなく、武道の指導だった」

と言っていると伝えられています。
子供に防具をつけさせて面や胴を何度も足で踏みつることがどうしても武道の指導だとはぼくには思えないのです。

この保護者が行っている事はただの”のぼせ”の行

もっとみる
義務教育の美術をアップデートせよ

義務教育の美術をアップデートせよ

僕は、小学校・中学の頃、美術が嫌いだっだ。
理由は、絵や図画工作(細かい作業)が下手で、良い評価をもらえなかったからだ。おそらくこれらの類の科目に関しては、褒められたこともないだろう。

そしてyosemic で活動し、表現活動が身近になった今 振り返ると、やはり美術の科目はもっとこうした方が良いのでは? という改善点が多いことに気付く。

書いてみると当たり前のことだなと思いつつ、実際の教育現場

もっとみる
親が理想と考える「最高」を与えるより、大切にしたいこと。

親が理想と考える「最高」を与えるより、大切にしたいこと。

親として娘と接していると、いろんな選択肢を提供することになります。
どのお菓子を選ぶか(100円まで? 1個まで?)から、習い事(テニスやる? プール習う?)、はたまた学校(オルタナティブ教育? 公教育? 私立?)まで。

その範囲はとても広くて、その都度、それぞれに対して真剣に迷います。

お菓子ならお菓子なりに。
学校選びなら、学校選びなりに。



先日、ある素敵な学校についての話を聞く機

もっとみる
夏休みのアトリエ開放と夏休みの宿題展

夏休みのアトリエ開放と夏休みの宿題展

夏真っ盛りな今日この頃。
小学4年生の長男も夏休みになりました。
今日の午前中も息子甥っ子姪っ子たちに海に連れて行かれて
朝からガッツリ泳いできました。冷たくて気持ちよかった〜♪

夏休みということでトリノスギャラリーでは
子どもたちのためにアトリエ開放をしようかなと思います。

アトリエ開放とは、夏休みの自由研究で絵を描いたり工作をしたりすると思うんですが
その制作をトリノスギャラリーに来てやっ

もっとみる
娘からの手紙

娘からの手紙

娘はよく手紙をくれる。

自分の気持ちを覚えたての文字に写し取り、「ちゃんと読んでね」と渡してくれる。
絵が中心のときもあれば、文字だけのこともある。

娘が、「はい、これ」と手紙を渡してくれた。

縦書きと横書きが入り混じって、はっきり何が書いてあるかはわかりにくい。だけど、文字に書き写そうとした「気持ち」はとても伝わってきた。

明日から4日間。妻と娘はスクールのサマーキャンプ。

ぼくは家で

もっとみる
🎮ゲーミフィケーションが教育とマッチ仕切れない理由

🎮ゲーミフィケーションが教育とマッチ仕切れない理由

今日はこれまで書いたことがない教育ジャンルの話を書きます。
clubhouseの教育系のルームにゲストモデレーターとして招いて頂き、話すことが多く、一度noteにまとめておこうかなと思ったので書くことにしました。

どうして教育をテーマとしたルームに、教職でもない人間が参加しているかというと、結構な頻度でそういったルームで「ゲーミフィケーション」を話題にしていて、教育×ゲームというテーマは実のとこ

もっとみる