ひとのよに うまれおち さまよいあるき あたふたと さわがしく ひびはゆきすぎ なにもかも わからぬままに ひびはすぎゆき ははわらう なにもせず なにもかわらず なにもす…
夏の光に とけるようなピアノの音 蝉時雨が 西日にかすむ 扇風機は汗だくか 仕事熱心だ 生きていることに 嫌気がさして ぬるくなった お水を飲む お水を飲むと 腹が鳴…
家にいても 「帰りたい」 と思う どこへ帰ろうと いうのか もう帰る場所など ないというのに
ひとのよに まがりして あさからよるまで はたらいて むくわれぬまま うつろいて しりあいの かえることなき たびじかな ののしりあいて ひくれることの むなしさよ ただな…
なつのよに ねつけぬわれが ひとりいて ときばかりたつ ひとのよのまに
ふみつくる ひとのすがたを かいまみて ゆるりひらりと かるくふみうり
ひとのふみ うりはらうしごと あきあきて なんのねうちが われにはありや
本屋だと とらわれすぎて 本の奴婢 本を燃やして 暖をとれ冬
くるくると この世の何かに おどらされ 年寄りを負うて われも老いゆく
色をとるか 形をとるか 年齢が上がるにつれて 省略しがちな 選ぶという行為 あたかも儀式 選んでいる時間 それを惜しんで ルーティン 選ぶことの 楽しさを わすれてい…
仏の足元に集う者らもまた 口をひらけば 無慈悲である 愛語などない これが現実である それをゆるせるか それこそが慈悲である 人の無知蒙昧、無明を ゆるせるか な…
10年たった 20年たった もう数えるのをやめよう 焦るのもやめよう 昨夜の月が あまりにもきれいで 車の中で 月輪観 海の風が 夜半に冷たくなった 気温30℃を下回らない …
報われないこの世の中を 深く深く諦めてしまえば 何が起ころうと動じない 何が来ようと受け流せる 水辺の水草になれるかも
かやのそと かやのそととて おもうなば かやのそとにて かやをひらかむ
どこにいても居場所がない という感覚になることがある 自分の部屋のイスの上 自分の車の運転席 自分の休憩時間をすら どこにいても居場所がない ならばどこに居場所が …
梵鐘末席
2024年8月20日 23:13
少佐……信じられない。ご冥福をお祈り申し上げます。
2024年8月17日 14:02
ひとのよにうまれおちさまよいあるきあたふたとさわがしくひびはゆきすぎなにもかもわからぬままにひびはすぎゆきははわらうなにもせずなにもかわらずなにもすすまずなにもないままこのよにはなにもないなんのためかととうこともなしなにもないからひろがっているなにもないからいかされているなにもないのでおごることなしおごりなければさいわいなり
2024年8月13日 16:10
夏の光にとけるようなピアノの音蝉時雨が西日にかすむ扇風機は汗だくか仕事熱心だ生きていることに嫌気がさしてぬるくなったお水を飲むお水を飲むと腹が鳴った体だけが生きたがっている
2024年8月13日 16:02
家にいても「帰りたい」と思うどこへ帰ろうというのかもう帰る場所などないというのに
2024年8月13日 01:38
ひとのよにまがりしてあさからよるまではたらいてむくわれぬままうつろいてしりあいのかえることなきたびじかなののしりあいてひくれることのむなしさよただなごやかになごやかにおわりへとうつろいうつろいゆいてみながわすれたよあけまえしずかなところでつゆときえむか
2024年8月13日 01:31
なつのよにねつけぬわれがひとりいてときばかりたつひとのよのまに
2024年8月13日 01:28
ふみつくるひとのすがたをかいまみてゆるりひらりとかるくふみうり
2024年8月13日 01:21
ひとのふみうりはらうしごとあきあきてなんのねうちがわれにはありや
2024年8月13日 01:17
本屋だととらわれすぎて本の奴婢本を燃やして暖をとれ冬
2024年8月13日 01:13
くるくるとこの世の何かにおどらされ年寄りを負うてわれも老いゆく
2024年8月1日 12:17
色をとるか形をとるか年齢が上がるにつれて省略しがちな選ぶという行為あたかも儀式選んでいる時間それを惜しんでルーティン選ぶことの楽しさをわすれていた選ぶことそれはささやかな楽しみでありささやかな日常におけるささやかな儀式
2024年7月28日 07:05
仏の足元に集う者らもまた口をひらけば無慈悲である愛語などないこれが現実であるそれをゆるせるかそれこそが慈悲である人の無知蒙昧、無明をゆるせるかなぜならわれもまた無知蒙昧、無明なのだからそれをゆるせるそれこそが慈悲である
2024年7月23日 22:52
10年たった20年たったもう数えるのをやめよう焦るのもやめよう昨夜の月があまりにもきれいで車の中で月輪観海の風が夜半に冷たくなった気温30℃を下回らない日々のオアシス風呂場でひとりシャワーの水を口をあけたまま流し込んでいく何もかもがいやでヤケクソな気分で水を口に流し込む口からあふれる水あふれた水が流れくだる体を排水口をそして知らないとこ
2024年7月18日 00:44
報われないこの世の中を深く深く諦めてしまえば何が起ころうと動じない何が来ようと受け流せる水辺の水草になれるかも
2024年7月8日 11:11
かやのそとかやのそととておもうなばかやのそとにてかやをひらかむ
2024年7月6日 14:48
どこにいても居場所がないという感覚になることがある自分の部屋のイスの上自分の車の運転席自分の休憩時間をすらどこにいても居場所がないならばどこに居場所があるのだろう帰っているのに帰りたい休んでいるのに休みたい会わないのに会いたくない嫌なのに好きでいたいここにいるのにここにいない居場所がないのにいつも居場所にいるはずなのにどこにいても居場所がないどこにもいな