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会社運営&書くにまつわる

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フリーランス約半年を経て法人化した会社運営のつれづれ。その他、執筆・文章全般にまつわることがら。
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#コンテンツ会議

美味しそうな食べ物の記憶

美味しそうな食べ物の記憶

今まで何度となく書いてきたが、定期ウォッチしている大河ドラマと朝ドラ。

少し早いが、今期朝ドラの振り返りを。

『なつぞら』は、戦争孤児となった主人公が、縁あって北海道開拓者の一家に育てられ、東京でアニメーターを志し、数々の作品を作り上げていく様子が一貫して描かれている。

もちろん、朝ドラ的に重くなりすぎずに、物事が解決していくストーリー展開。個人的には、半年間通じて見やすい作品だった。

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品格ある「漫才」 進化の先

M-1グランプリの結果が、なんだか後を引いている。

私は東海出身なのだが、夫が大阪出身なので、結婚と同時に生活の隅々において、お笑いと大阪文化の洗礼を受けることとなった。

M-1グランプリはそんな理由から、毎年見ているのだが、今年はなんだかいろいろな気持ちがよぎった。

言葉や本を扱う仕事をするようになってから、多くの人たちから、できるだけ見るようにと言われたのが、「落語」「漫才」「歌舞伎」「

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素直に綴るのがコツなのかもしれない

最近、石田ゆり子さんの『天然日和』を読んでいる。

日頃から文庫本をカバンに一冊入れるようにしていて、電車の中や空き時間にちょこっとずつ読むようにしている。

そういうときは、エッセイを中心に読んでいるのだが、『天然日和』は、ことに、文章というものはこうやって素直に書けばいいんだなと思える一冊ではないかと感じた。

話は変わり、以前によくnoteでも話題にした「ほぼ日5年手帳」。

その後、これが

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信じたことをやり続ける勇気

信じたことをやり続ける勇気

たまたま集まった経営者・自営業者数人で、最近、こんな話をした。

「ほんと、大変だよねぇ」

そう言いながら、みんななぜかちょっと笑顔で、ほっとしている。

小売、美容室、不動産など、職種と規模はさまざまながら、安定している組織に属した会社員ではないという共通項で、妙に話は盛り上がった。

ああ、どこも大変な部分があり、自分で経営する醍醐味があり。

みんな頑張っているのだと思うと、なんだか気が楽

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最後まで書き上げるということ。

最後まで書き上げるということ。

今期の朝ドラも、残り2ヶ月になってきた。

朝ドラの視聴については、今までにも少し触れてきたが、通しで半年見つづけたものは、「わろてんか」に続いて2作目になる。

少し早い振り返りをしたくなってきた。

「半分、青い。」は、今までの朝ドラにはない、ということが謳い文句だけれど、確かにそう。

正直、朝、毎日見続けるにはヘビーなので、次の作品では良い意味での朝ドラ王道展開を期待したい。

朝ドラらし

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今日は、私のnote一年記念のとき。

今日は、私のnote一年記念のとき。

本日7月9日は、noteを書き始めてちょうど一年になる。

記念日や区切りにとんと疎い私が、なぜきちんと覚えているのかというと、かなり決意して書き始めたからだ。

前にも書いたことがあるが、その前にもnoteを書いていたことがある。そして、アカウントの作り直しを、たぶん3回くらいした。

理由を簡単にいえば、続かなかったのだ。

まいにちは当たり前だが、どんどん過ぎ去っていく。

一年前と二年前で

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夏至に想う 書くということ

夏至に想う 書くということ

今日は夏至だ。

夏至というのは、ご存知の通り、一年で日照時間が最も長い日。

ここのところ、梅雨らしい毎日が続いていて、気がついたら今日という日を迎えていた。

その一日を、どう過ごしたのかといえば、私はいつものスタバのいつもの窓際の席でパチパチとPCのキーボードを打っていた。

とある本の書評を2本書き、無事に入稿。

目を上げて外を眺めると、湿度が高く、空気がグレー。

その割に、クーラーが

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自分の世代以上の本も、読んでみる価値がある

自分の世代以上の本も、読んでみる価値がある

最近、書評で扱う案件に、年代の幅が出てきている。

扱う内容としては、起業当初から一つ筋を通していて、「働く女性のキャリアとライフスタイル」に関わること。

そうでないと、わけがわからない会社・人になってしまうので、そこだけはこだわっている。

そして、私は現在42歳なので、今までは基本的にはアラフォー〜アラサー、たまに20代対象の案件のみを受けてきたが、いろいろな縁で、数ヶ月前から50代〜定年退

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何を感じ、何を得たのかというならば。

久々に毎日、noteを書いてみて10日。

なかなか大変だなあというのが本音だが、やっぱり毎日書くと、掘って掘って見えてくるものがある。

ただ、インスタやら毎日書くものが多岐に渡っていると、ちょっと混乱してくることもある。

実際のところ、全体的に内容が薄くなる部分もある。

けれども、ときどき「毎日note書くキャンペーン」を自分でうってみると、書きごとに対しての感性の定点観測になるような気が

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デジタルとアナログのあいだ

デジタルとアナログのあいだ

デジタルとアナログのツールを、極端に行き来しがちだ。

妙にデジタルに偏ったと思えば、次のサイクルがくると、何でも手書きで紙に書きたくなる。

そのスパンは何年かおきで、急にやってくる。

肉と野菜を交互に偏食するような、そんな感じだ。

独立してからは、わりと紙に書きたい欲求が高まっていたが、Slackを個人で使うライフハックをnote内で多く目にしたあたりから、なりをひそめていたデジタル欲求が

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自利と利他はめぐる

自利と利他はめぐる

「めぐる」と「返す」について、考えている。

法人化するときに、経営者や独立して既に安定しているデザイナーさんなどが助言をたくさんくれた。

そのときに、多くの人たちが言っていたこととして、「自分もたちあげるときにいろいろな人が助けてくれた。だから、今度は自分の番」。

つまり、誰かの手助けをする、ということは、自分がしてもらったことを今度は誰かにしてあげて、善意や行動を循環することで社会に還元す

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今日の天気と決断力の筋トレ

今日の天気と決断力の筋トレ

花粉シーズンになってから、めっきり自宅での作業が増えた。

そしてぼちぼち花粉が収まってきたので、PCを持ちながら外での作業も入れ始めているが、外に出て作業しようと決めた日に限って、なぜかしとしと雨が降る。

そうこうしているうちに、もうじき本当に梅雨になってしまうし、あたりまえだが、梅雨があけたら夏になって紫外線が強くなる。

やがて、いつしか寒い冬がやってくる。

会社員時代は、雨が降ろうが雪

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162本の感慨とチャレンジ

162本の感慨とチャレンジ

noteを書き始めて、トータル162本になっていた。

ぜんぜんキリのいい数字ではないが、はたと気がついた。

たしか、1年前の7月初旬から書き始めて今に至るが、昨年末辺りに100本になることに気がついて、気合いが入ったことを懐かしく思い出す。

飽き性の私にしては久々に長続きしたコンテンツになったが、もうじき1年だと考えると、勝手に感慨深い。

それだけ、noteは本当に書きやすいのだと実感する

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書評はミネラルウォーターのように書く

書評はミネラルウォーターのように書く

書評を書いていると、ものすごく体力・気力を消耗する。

前職では商品企画をしていて、とんでもないスピード感と膨大な量感の中でおわりの見えない仕事をし続けてきたが、正直、こんなにも疲れることはなかった。

むしろ、アドレナリンが24時間出まくっていて、常に頭の芯がキンキンに働いているような日々。睡眠時間も15年間、ほぼ毎日2、3時間だったが、つらいと感じたことはなかった。

それだけ20代30代とい

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