記事一覧
デンマーク コペンハーゲン ローゼンボー城へ行く 王室コレクション編 2023年夏 ヨーロッパ一人旅(4)
ローゼンボー城 王室のコレクション
ローゼンボー城、元々は避暑地として建てられた物なのだとか。実際七月の夏真っ盛りにあって涼しく快適だ。しかし後の歴史に於いては、あまり避暑地としては使われなかったらしい。
その城の内部には王室の私品のコレクションや実際の生活の様子が展示されていた。
それぞれ特徴があり、どれ一つを抜き出しても芸術品になり得るような小物を組み合わせた家具、絵画の数々は王権の強さ
2023年夏 ヨーロッパ一人旅(3)デンマーク コペンハーゲンに到着
国境を越えるたび感じること
デンマーク国境を通過。相変わらず看板もなければ景色の変化も緩やかだ。明確にいつ国境を抜けるのか非常にわかりにくい。だが、国境を越えると、SIMのローミングが止まるのは、一つの指標になる。
電車が一度停車し、在留許可証を職員に提示するのは期待するほど大掛かりなものではなかった。
国境というものが人間が地図上に引くものでしかないというのは、本当のことらしい。国境というも
2023年冬 ベルギー アントワープ 年越しの旅(9)
正月、お昼に街を散策の後、仮眠をとって起きたら、まさかの19時。
しかも外は生憎の雨である。
一年の計は元旦にあり、というジンクスを信じるのであれば、このまま何もしないことは良くない気がするが、濡れに行くべきか...と悩むも、今日は潔く眠ることに。
アントワープ旅行 最終日
あと数時間の間だけ、小雨ふるアントワープの街を散策する。
新年を迎えまだまだ疲れが抜けきっていないかのような、さまざま
2023年冬 ベルギー アントワープ 年越しの旅(6)
アントワープ王立美術館
アントワープ王立美術館には、様々な年代の美術館が時代を問わず展示されており、ルーベンスは勿論、教科書などで見たことがあるような有名な絵画まで所蔵されていた。
不満点といえば、現代美術とルネサンス絵画などが分類分けされていないところがあり、少し混乱したことだろうか。
プランタンモレトュス博物館
大印刷業を営んだプランタンが、印刷出版のための施設として、また同時に博物館
2023年冬 ベルギー アントワープ 年越しの旅(5)
ダイヤモンドの歴史を知る DIVA MUSEUM
ダイヤモンドをダイヤモンドで研磨する技法はベルギーにて生み出され、その後回転盤を利用する技法など様々な技術がここで発達した。
このアントワープがそうした地として頭角を表した背景には、当時の百年戦争とそれによって起こる交易が深く関わってきた。
当時のダイヤモンドは希少であり、王への献上品として西へ東へ移動する宝石が集積するこの地は職人たちが宝石加
2023年冬 ベルギー アントワープ 年越しの旅(3)アントワープのユースホステルへ
荷を下ろして街を散策すると、既に暗くなり始めていた。
曇り空に夕日は見えないが、しかしそれでも夕方の寂寥感は確かにあった。
広場には仮説の屋台が立ち並び、人の動きは活発で、どこからともなくドイツ語やフランス語、オランダ語まで聞こえてくる混沌とした様相を見せる。
まだクリスマスの用意が片付けられてはおらず、それがそのまま正月まで続くであろうことを予感させる。
さて年明けはどこで過ごすべきか。明
2023年冬 ベルギー アントワープ 年越しの旅(2)アントワープでフレンチフライ
フレンチフライ発祥の地?
フレンチフライと言われるフライドポテト。
この料理がフレンチの名を冠するのは、この食文化を持ち帰ったアメリカ人がフランス語話者から伝え聞いたため、フランスの料理だと勘違いしたらしい。
実はその源流はこのベルギーのワロン地方にある。
河川が凍りついた時、じゃがいもを魚の小骨の大きさに切って食べたのが始まりなのだとか。
現代においてフリッツについて調べると、フリッツ料理
2023年冬 ベルギー アントワープ 年越しの旅(1)フローニンゲンからアントワープへ
フローニンゲンからロッテルダムへ
オランダの冬は厳しい。これでもかというくらい暴風雨が続く。アパートのヒーターが使えなくなり、修理が年明けだと聞いて、旅に出ることにした。
朝のフローニンゲン駅の雰囲気はいつでも旅の始まりを感じさせてくれる。
空が明るくなった頃、ロッテルダム中央駅に到着。ここから慌ただしく次の電車へ乗り換え...のつもりが5分の遅延。いずれにせよ、実感が湧かないほど、国外に出
2023年夏 ヨーロッパ一人旅(2)オランダからドイツへ
7月中旬 オランダ フローニンゲンを出発
今日オランダをバスで出発した。あてのない1ヶ月の旅が始まる。
ドイツの国境まで残り20マイル。バスの窓から見える風景は畑ばかりが広がり、まさにオランダの郊外そのもの。
看板もオランダ語表記で、このままずっと先までオランダが続いているような気さえする。
しかし間も無く、30分もしないうちにオランダを抜けることになる。
景色は変わるのだろうか、看板はドイツ
2023年夏 ヨーロッパ一人旅(1)オランダを出発
行き当たりばったりの列車旅
2021年コロナ禍、僕はオランダの大学に進学した。その後の2年間は、勉強と試験に追われ、お金もなく、ブログで見かける留学生のように旅をする余裕はなかった。しかし、このままではフローニンゲンをほとんど出ないまま時が過ぎていく。ということで、2023年7月にオランダのフローニンゲンを出発することにした。
最初の目的地はデンマークのコペンハーゲン。そこまで列車で行って、そ