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2023年夏 ヨーロッパ周遊 一人旅

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2021年コロナ禍、僕はオランダの大学に進学した。その後の2年間は、勉強と試験に追われ、お金もなく、ブログで見かける留学生のように旅をする余裕はなかった。しかし、このままではフロ…
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デンマーク コペンハーゲン ローゼンボー城へ行く 王室コレクション編 2023年夏 ヨーロッパ一人旅(4)

ローゼンボー城 王室のコレクション ローゼンボー城、元々は避暑地として建てられた物なのだとか。実際七月の夏真っ盛りにあって涼しく快適だ。しかし後の歴史に於いては、あまり避暑地としては使われなかったらしい。 その城の内部には王室の私品のコレクションや実際の生活の様子が展示されていた。 それぞれ特徴があり、どれ一つを抜き出しても芸術品になり得るような小物を組み合わせた家具、絵画の数々は王権の強さもさることながら、当時のデンマークの王家の芸術的なセンスの高さを感じさせるものだ

2023年夏 ヨーロッパ一人旅(3)デンマーク コペンハーゲンに到着

国境を越えるたび感じること デンマーク国境を通過。相変わらず看板もなければ景色の変化も緩やかだ。明確にいつ国境を抜けるのか非常にわかりにくい。だが、国境を越えると、SIMのローミングが止まるのは、一つの指標になる。 電車が一度停車し、在留許可証を職員に提示するのは期待するほど大掛かりなものではなかった。 国境というものが人間が地図上に引くものでしかないというのは、本当のことらしい。国境というものが制度や権利のために作られたものであることを強く意識させられる。 ヨーロッパ

2023年夏 ヨーロッパ一人旅(2)オランダからドイツへ

7月中旬 オランダ フローニンゲンを出発 今日オランダをバスで出発した。あてのない1ヶ月の旅が始まる。 ドイツの国境まで残り20マイル。バスの窓から見える風景は畑ばかりが広がり、まさにオランダの郊外そのもの。 看板もオランダ語表記で、このままずっと先までオランダが続いているような気さえする。 しかし間も無く、30分もしないうちにオランダを抜けることになる。 景色は変わるのだろうか、看板はドイツ語に変わるのだろうか。 ドイツ国境を抜ける ドイツ国境を抜けた。 明確なライ

2023年夏 ヨーロッパ一人旅(1)オランダを出発

行き当たりばったりの列車旅 2021年コロナ禍、僕はオランダの大学に進学した。その後の2年間は、勉強と試験に追われ、お金もなく、ブログで見かける留学生のように旅をする余裕はなかった。しかし、このままではフローニンゲンをほとんど出ないまま時が過ぎていく。ということで、2023年7月にオランダのフローニンゲンを出発することにした。 最初の目的地はデンマークのコペンハーゲン。そこまで列車で行って、その後のことはその場で考えよう。リュックに少しの荷物を詰め込んで、行き先を決めない