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2023年夏 ヨーロッパ一人旅(2)オランダからドイツへ

7月中旬 オランダ フローニンゲンを出発

今日オランダをバスで出発した。あてのない1ヶ月の旅が始まる。
ドイツの国境まで残り20マイル。バスの窓から見える風景は畑ばかりが広がり、まさにオランダの郊外そのもの。
看板もオランダ語表記で、このままずっと先までオランダが続いているような気さえする。

しかし間も無く、30分もしないうちにオランダを抜けることになる。
景色は変わるのだろうか、看板はドイツ語に変わるのだろうか。

バスの車窓から見るオランダ郊外

ドイツ国境を抜ける

ドイツ国境を抜けた。
明確なラインがあったわけではなかったため、変化に気づいたのは1kmほど過ぎ去った後だった。看板すらなくシームレスに国を超えた。

ミャンマーとベトナムで感じるような空気感の違いはあまりない。寧ろ同じもののように感じた。
それでも明確に違うと感じたのは道路の違いだった。道を示す比較的大きな看板が高頻度で敷設され、道も少し広くなった。

風力発電のタービンもオランダのものとは違い先端が赤い。
国境から10kmも進んでいないであろう場所に、比較的大きな街があった。

都市の発展や開発の優先順位、道路の法律、様々なものが、この2つの国では明確に違うことを示している。一方で、人や文化には大きな隔たりを感じない。

因みに、諸事情によりオランダ語はてんで話せないが、ドイツ語は多少知っているためか、こちらのほうが馴染み深さを感じた。道を人に尋ねるときも現地の言葉を使える安心感はかなり大きい。

ドイツからコペンハーゲンへ 列車旅の始まり

オランダからドイツまでバスに乗り、ドイツの駅からは列車に乗る。
ブレーメンに到着し、次はハンブルクへ。

乗り換えまで二分しかない猶予に身構えていたが、なんと26分の電車の遅延。こういう遅延にドイツ を感じる。
因みにオランダで何度も電車を利用しているが巡り合わせなのか、こうした大規模な遅延にあったことはない。
オランダの電車が優秀というよりはダイアの密度的に、遅延しようがないというだけの話だと思うが。

ともあれ時間はできた。カリーヴォルストを食べつつ一服することにする。

ブレーメン、ハンブルグからいくつかの路線を経由して、行き着いたのは小さな駅。廃墟のような駅舎でコペンハーゲンへの直通の電車に乗り換えろと駅員さんに指示されるとは思ってもいなかったが、この場で電車を1時間待つことになった。

おしっこの匂いがしたりとなかなか香ばしい

ドイツはオランダより街並みは綺麗だがSIMやwifiからネットにアクセスするのが難しい時がある。それでも意外と悪くない。

デンマーク国境まで残り10km。やはりドイツは国境付近まで住宅街や工場が立ち並んでいる。
デンマークとドイツでは文化が違う印象があるが、どのようになるのだろう。


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