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泥臭い人生

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心に引っ掛かった他人の投稿。
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#平日の備忘録

巨大な岩は動かせない

巨大な岩は動かせない

閉塞感漂い社員が疲弊している組織を何とかしたい。
そして自分自身も活き活きと仕事がしたい。

そんな思いを抱き、日々悶々としていた12〜3年前、出会ったのが「風土改革」と言う手法でした。

きっかけは一冊の本との出会いでした。

『なぜ会社は変われないのか -危機突破の風土改革ドラマ- 』(柴田昌治 著)

何とかこの手法を持ち込み、巨大な岩とも思えるこの組織を変えることができないものか。

長年

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『大切なのは、私達の仕事に、職場に、再び「人間の意志の力」を取り戻していくこと』 (「ノルマは逆効果」より ⑤)

『大切なのは、私達の仕事に、職場に、再び「人間の意志の力」を取り戻していくこと』 (「ノルマは逆効果」より ⑤)

藤田勝利さんの著書、「ノルマは逆効果」。

この本から、私の心に響いた言葉をご紹介しています。

今回ご紹介する言葉は、最終章(第5章)の「これからの時代に成長する組織と人のカタチ」から、その最後を締めくくる言葉です。

“AI革命よりも、働き方改革よりも大切なのは、私達の仕事に、職場に、再び「人間の意志の力」を取り戻していくことなのです。”(p211)

今まさに大きな変化を遂げているこの

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目的と手段が逆転してしまった世界。 (働きづらさや生きづらさを感じる人へ)

目的と手段が逆転してしまった世界。 (働きづらさや生きづらさを感じる人へ)

日本の生産性の低さや労働時間の長さ、或いは所属する組織へのエンゲージメントレベルの低さに加え、幸福度の低さ。

この手の報道は至る所で目にするようになりました。

政府や企業が進める「働き方改革」に関しても、どこか本質を捉えていない感覚が否めません。

高度成長期に、世界にその名を轟かせた日本企業の勢いはいったいどこへいってしまったのか。

そんなことをぼんやり考えていたら、日本はどこかのタイミン

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「何をしたいか」よりも「どうありたいか」を考える。

「何をしたいか」よりも「どうありたいか」を考える。

ここ最近、キャリア論に関して、“doing(またはto do)”と“being”の観点で解説される記事や論調をよく目にするようになりました。(目につくようになった、が正しい表現かもしれません。)

先日読んだ、有冬典子さんの『リーダーシップに出会う瞬間』には、リーダーシップのあり方を解説するくだりとして、以下の記述がありました。

「何をするかではなく、どうあるか、ということかしら。リーダーシップ

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人は理屈では動かない。(坂本龍馬からリーダーシップのあり方を学ぶ)

人は理屈では動かない。(坂本龍馬からリーダーシップのあり方を学ぶ)

数年前ではありますが、ある上司の対応にかなり苦労した経験があります。

その上司は、相手を論破することに全力を注ぐタイプであり、その矛先は部下である自分にも容赦なく向けられました。

どんなに反論を試みようとも、「わかった」と言わせるまで議論が延々と続くため、最後は根負けして彼の指示に従わざるを得なくなるのですが、その結果残るのは悶々とした思いだけでした。

一旦指示通りに進めるものの、納得感がな

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