巨大な岩は動かせない
閉塞感漂い社員が疲弊している組織を何とかしたい。
そして自分自身も活き活きと仕事がしたい。
そんな思いを抱き、日々悶々としていた12〜3年前、出会ったのが「風土改革」と言う手法でした。
きっかけは一冊の本との出会いでした。
『なぜ会社は変われないのか -危機突破の風土改革ドラマ- 』(柴田昌治 著)
何とかこの手法を持ち込み、巨大な岩とも思えるこの組織を変えることができないものか。
長年ずっとひとりで思い続けてきました。
しかし、現実は厳しい。
巨大な岩どころか自分の周りすら変えられない。
変えられるのは自分自身のみ。
自分の力のなさもあり、残念ながらそれがすべてのような気がしています。
結局、この巨大な岩を動かせるのはトップしかいない。
それは一つの真理なのかもしれません。
しかし、仲間たちとの対話を通じて、少し考えが変わってきました。
巨大な岩は動かせないが、その岩の存在に苦しめられている人たちの役に立つことは、この私でもできるのではないだろうか、と。
何故なら、この私自身が何度も苦しめられ、その気持ちを痛いほどに味わっているから。
自分が経験してきたことは、他の誰でもないこの自分だけが経験したことだし、それをどう乗り越え何を感じ何を学んできたかは、この自分にしか喋ることはできない。
特に、それら経験を通じて、世の中の見え方がどう変わってきたかを共有することは、多少なりとも彼ら彼女らが働き方や生き方を考えるヒントになるのでは無いのだろうか。
そんな考えが芽生えてきました。
ここに経験談を綴り始めたのもそんな事を考え始めたからです。
少しづつ、組織の中でも始めてみようかと思います。
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