恭子

日々のこと、好きな作品のこと、社会のこと、将来やってみたい活動のことなど。

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記事一覧

微笑まないという選択【虎に翼】

虎に翼が終わった。仕事から帰って録画を見るのが毎晩の楽しみで、泣いたり笑ったりの半年だった。感想をあまりに熱心に話すので家族に鬱陶しがられ、放送開始1ヶ月ほどで…

恭子
2週間前
4

初めてのパーソナルスタイリングサービス

30代後半頃から、洋服を選ぶのが少しずつ難しくなってきた。40代に入ってからは完全に迷子の状態に。以前はよく利用していたお店を訪れても、手に取る服が自分に似合わなく…

恭子
3週間前
4

映画『スターウォーズ』を観て

この夏、生まれて初めてきちんと、映画『スターウォーズ』を観た。 1978年生まれの私が子供の頃からテレビで何度も放送されてきた名作だ。それでも何となく距離を置いたま…

恭子
2か月前
4

女性のための住まいをつくりたい③

コロナ禍と女性たち 女性の住まいづくりについて考え始めた頃、パンデミックが起こった。ニュースやSNSでは、住まいや居場所を失った人の話題を毎日のように目にした。困…

恭子
2か月前
6

女性のための住まいをつくりたい②

言うまでもなく「衣食住」は暮らしの基本。 その中のひとつである「住まい」は、自分と持ち物を守る安全地帯であり、心と体を休ませ、生活の基盤になる。とても大切なもの…

恭子
3か月前
7

女性のための住まいをつくりたい①

家が好きで建築や住宅に関わる仕事を続けている私が、2〜3年前から心の中でふくらませている思いだ。 一人暮らし女性のための家(集合住宅)を作りたい。 どんな住まいか…

恭子
3か月前
6

本と本の間で

本を読むのと同じくらい、本を選んでいる時間が好きだ。 図書館でも書店でもいい、立ち並ぶ本棚の間をゆっくりと回遊するとき、いつも脳内で何かが分泌されるように感じる…

恭子
3か月前
2

働き方は自由に変化させていい

大学卒業時から40代半ばの現在まで、世の中も自分自身もずいぶん変化したと思う。 働き方に絞って振り返ってみる。 正社員から主婦、その後パートに 2001年、初めての就…

恭子
3か月前
20

ジョギングのこと

毎週末ジョギングをしている。私の大切な習慣だ。 自分にとって趣味とも生活の一部とも言える「走ること」について書いてみる。 ジョギングの記録を振り返る 初めて市民…

恭子
4か月前
3

ムーミンママは愛の人

こんな人になりたいと憧れる人がいる。 憧れる対象は実在の人物だったり、小説やアニメ作品のキャラクターだったり色々だけど、その人に出会うとどうしようもなく惹きつけ…

恭子
4か月前
3

娘のこと、父のこと

娘からLINEがきた。 私は勤務中で、彼女も高校で授業を受けている時間だ。 メッセージは、美術の授業でみたアニメーション作品が面白い、という内容だった。 少し考えてか…

恭子
4か月前
6
微笑まないという選択【虎に翼】

微笑まないという選択【虎に翼】

虎に翼が終わった。仕事から帰って録画を見るのが毎晩の楽しみで、泣いたり笑ったりの半年だった。感想をあまりに熱心に話すので家族に鬱陶しがられ、放送開始1ヶ月ほどで子供達から寅子の話を禁止されたほど夢中で見ていた。

最終回で印象的だったのは女子部の一人ひとりの「微笑んでいない」顔だ。もちろん楽しい時は笑顔で賑やかだけれど、「法律を学ぶ女性たちの無力さ」を語る桂場の言葉に同意しないことを表情が語ってい

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初めてのパーソナルスタイリングサービス

初めてのパーソナルスタイリングサービス

30代後半頃から、洋服を選ぶのが少しずつ難しくなってきた。40代に入ってからは完全に迷子の状態に。以前はよく利用していたお店を訪れても、手に取る服が自分に似合わなく感じる。

何でもない休日にいい気分で過ごせるように、自分に自信が持てる服が欲しい。
モデルさんとは違う、自分の身長、体型、顔立ちや雰囲気に合う服を選びたい。
そんな思いが徐々に高まって、先日、初めてパーソナルスタイリングサービスを申し

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映画『スターウォーズ』を観て

映画『スターウォーズ』を観て

この夏、生まれて初めてきちんと、映画『スターウォーズ』を観た。

1978年生まれの私が子供の頃からテレビで何度も放送されてきた名作だ。それでも何となく距離を置いたまま過ごしてきたのだが、腹を括って観ることにした。

きっかけはNHKの教養番組「100分de名著」(キャンベル『千の顔を持つ英雄』)だ。
世界中の神話に共通するパターンがあり、その物語の要素や構成は時代や国を超えて多くの人々の心に等し

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女性のための住まいをつくりたい③

女性のための住まいをつくりたい③

コロナ禍と女性たち

女性の住まいづくりについて考え始めた頃、パンデミックが起こった。ニュースやSNSでは、住まいや居場所を失った人の話題を毎日のように目にした。困難な状況に立たされている人の多くは女性で、非正規雇用。私が住まいで支えたいと考えていた人たちだった。
住まいを必要とする人たちを支援したいと上司に相談したものの、実現の糸口は見つけられなかった。営利企業としてはあくまでも利益を産まなけれ

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女性のための住まいをつくりたい②

女性のための住まいをつくりたい②

言うまでもなく「衣食住」は暮らしの基本。
その中のひとつである「住まい」は、自分と持ち物を守る安全地帯であり、心と体を休ませ、生活の基盤になる。とても大切なものであると同時に、経済的な負担の重いものでもある。

(今回のnoteで参照した厚生労働省の調査を記事の最後に貼っておくので、よかったら目を通してください)

一人暮らし…家賃はいくら?

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(企業規模10人以

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女性のための住まいをつくりたい①

女性のための住まいをつくりたい①

家が好きで建築や住宅に関わる仕事を続けている私が、2〜3年前から心の中でふくらませている思いだ。

一人暮らし女性のための家(集合住宅)を作りたい。

どんな住まいか、おぼろげながらイメージはこんな感じ。

女性のお給料で払える家賃

賃貸住宅の家賃は手取り収入の3分の1が目安と言われる。一般的に女性の方が収入が少ないので、そこから家賃を払うと貯金が難しい。税金や物価高で大変な中、家賃を低く抑える

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本と本の間で

本と本の間で

本を読むのと同じくらい、本を選んでいる時間が好きだ。
図書館でも書店でもいい、立ち並ぶ本棚の間をゆっくりと回遊するとき、いつも脳内で何かが分泌されるように感じる。
無数の本と向き合っている時間は、周りの世界はあまり見えないし聞こえない。
現実世界と隔たっている感覚のせいか、本を選んでいるときは「歩く」よりも「泳ぐ」の方が表現としてしっくりくる気がする。

本棚のある場所に行けない時はSNSで本を探

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働き方は自由に変化させていい

働き方は自由に変化させていい

大学卒業時から40代半ばの現在まで、世の中も自分自身もずいぶん変化したと思う。
働き方に絞って振り返ってみる。

正社員から主婦、その後パートに

2001年、初めての就職はハウスメーカーの営業事務。就職氷河期で内定が一つも取れずフリーターになろうかと諦めかけた頃、追加募集の枠でたまたま採用された。2004年に結婚退職した。

半年ほど専業主婦をした後、測量設計事務所でパート事務員になった。途中で

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ジョギングのこと

ジョギングのこと

毎週末ジョギングをしている。私の大切な習慣だ。
自分にとって趣味とも生活の一部とも言える「走ること」について書いてみる。

ジョギングの記録を振り返る

初めて市民マラソン大会に出場したのは2002年頃だ。
職場の先輩のハーフマラソン完走がきっかけで興味を持ち、5㎞と10㎞に1回ずつ出場した。
その後結婚と2度の出産を経験してしばらく遠ざかっていたが、
時々子供たちを夫に任せて、気分転換に1㎞程度

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ムーミンママは愛の人

ムーミンママは愛の人

こんな人になりたいと憧れる人がいる。
憧れる対象は実在の人物だったり、小説やアニメ作品のキャラクターだったり色々だけど、その人に出会うとどうしようもなく惹きつけられてしまう。

いくつかある憧れるタイプの中のひとつが、愛を生みだす人だ。
どんな存在に対しても惜しみなく愛を与えて、その愛が揺らぐことがない。ムーミンママがこのタイプだと思っている。

ご存知、トーベ・ヤンソン原作の世界的に愛されている

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娘のこと、父のこと

娘のこと、父のこと

娘からLINEがきた。
私は勤務中で、彼女も高校で授業を受けている時間だ。
メッセージは、美術の授業でみたアニメーション作品が面白い、という内容だった。
少し考えてから、教えてくれて嬉しい、こんど一緒に観たいと返信する。

この春から高校生になった娘は、新しくできた友達の話や授業で習ったことなどをよく話してくれる。
だがそれは例えば夕飯のときや夜に寛いでいるとき、一緒に出かけたときなんかのことだ。

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