恭子

日々のこと、好きな作品のこと、社会のこと、将来やってみたい活動のことなど。

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女性のための住まいをつくりたい①

家が好きで建築や住宅に関わる仕事を続けている私が、2〜3年前から心の中でふくらませている思いだ。 一人暮らし女性のための家(集合住宅)を作りたい。 どんな住まいか、おぼろげながらイメージはこんな感じ。 女性のお給料で払える家賃 賃貸住宅の家賃は手取り収入の3分の1が目安と言われる。一般的に女性の方が収入が少ないので、そこから家賃を払うと貯金が難しい。税金や物価高で大変な中、家賃を低く抑えることで少しずつでも貯金をして将来に備えられたら嬉しい。 幸せを感じられる空間

    • 女性のための住まいをつくりたい③

      コロナ禍と女性たち 女性の住まいづくりについて考え始めた頃、パンデミックが起こった。ニュースやSNSでは、住まいや居場所を失った人の話題を毎日のように目にした。困難な状況に立たされている人の多くは女性で、非正規雇用。私が住まいで支えたいと考えていた人たちだった。 住まいを必要とする人たちを支援したいと上司に相談したものの、実現の糸口は見つけられなかった。営利企業としてはあくまでも利益を産まなければいけないからだ。 学びの場へ ちょうどその頃、図書館で一枚のチラシを見つけ

      • 女性のための住まいをつくりたい②

        言うまでもなく「衣食住」は暮らしの基本。 その中のひとつである「住まい」は、自分と持ち物を守る安全地帯であり、心と体を休ませ、生活の基盤になる。とても大切なものであると同時に、経済的な負担の重いものでもある。 (今回のnoteで参照した厚生労働省の調査を記事の最後に貼っておくので、よかったら目を通してください) 一人暮らし…家賃はいくら? 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(企業規模10人以上)によると、令和4年の女性一般労働者の正社員・正職員の所定内給与額は27万64

        • 本と本の間で

          本を読むのと同じくらい、本を選んでいる時間が好きだ。 図書館でも書店でもいい、立ち並ぶ本棚の間をゆっくりと回遊するとき、いつも脳内で何かが分泌されるように感じる。 無数の本と向き合っている時間は、周りの世界はあまり見えないし聞こえない。 現実世界と隔たっている感覚のせいか、本を選んでいるときは「歩く」よりも「泳ぐ」の方が表現としてしっくりくる気がする。 本棚のある場所に行けない時はSNSで本を探す。Twitter(X)で「読了」をキーワードに検索したり、Blueskyの『作

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        女性のための住まいをつくりたい①

          働き方は自由に変化させていい

          大学卒業時から40代半ばの現在まで、世の中も自分自身もずいぶん変化したと思う。 働き方に絞って振り返ってみる。 正社員から主婦、その後パートに 2001年、初めての就職はハウスメーカーの営業事務。就職氷河期で内定が一つも取れずフリーターになろうかと諦めかけた頃、追加募集の枠でたまたま採用された。2004年に結婚退職した。 半年ほど専業主婦をした後、測量設計事務所でパート事務員になった。途中で妊娠し、出産間際まで1年半ほど働いて退職した。 2010年、子供2人を保育園に

          働き方は自由に変化させていい

          ジョギングのこと

          毎週末ジョギングをしている。私の大切な習慣だ。 自分にとって趣味とも生活の一部とも言える「走ること」について書いてみる。 ジョギングの記録を振り返る 初めて市民マラソン大会に出場したのは2002年頃だ。 職場の先輩のハーフマラソン完走がきっかけで興味を持ち、5㎞と10㎞に1回ずつ出場した。 その後結婚と2度の出産を経験してしばらく遠ざかっていたが、 時々子供たちを夫に任せて、気分転換に1㎞程度の短いジョギングをすることがあった。 スマートフォンにランニング用アプリのNi

          ジョギングのこと

          ムーミンママは愛の人

          こんな人になりたいと憧れる人がいる。 憧れる対象は実在の人物だったり、小説やアニメ作品のキャラクターだったり色々だけど、その人に出会うとどうしようもなく惹きつけられてしまう。 いくつかある憧れるタイプの中のひとつが、愛を生みだす人だ。 どんな存在に対しても惜しみなく愛を与えて、その愛が揺らぐことがない。ムーミンママがこのタイプだと思っている。 ご存知、トーベ・ヤンソン原作の世界的に愛されている作品『ムーミン』の主人公の母親だ。 公式サイトでは、優しくて穏やかなお母さんな

          ムーミンママは愛の人

          娘のこと、父のこと

          娘からLINEがきた。 私は勤務中で、彼女も高校で授業を受けている時間だ。 メッセージは、美術の授業でみたアニメーション作品が面白い、という内容だった。 少し考えてから、教えてくれて嬉しい、こんど一緒に観たいと返信する。 この春から高校生になった娘は、新しくできた友達の話や授業で習ったことなどをよく話してくれる。 だがそれは例えば夕飯のときや夜に寛いでいるとき、一緒に出かけたときなんかのことだ。 学校からわざわざ連絡してくるのは初めて。よほどインパクトの強い体験だったのだろ

          娘のこと、父のこと