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ジョギングのこと

毎週末ジョギングをしている。私の大切な習慣だ。
自分にとって趣味とも生活の一部とも言える「走ること」について書いてみる。

ジョギングの記録を振り返る

初めて市民マラソン大会に出場したのは2002年頃だ。
職場の先輩のハーフマラソン完走がきっかけで興味を持ち、5㎞と10㎞に1回ずつ出場した。
その後結婚と2度の出産を経験してしばらく遠ざかっていたが、
時々子供たちを夫に任せて、気分転換に1㎞程度の短いジョギングをすることがあった。

スマートフォンにランニング用アプリのNikeRunClubを入れてからは、ほぼ毎週走っている。アプリの記録は2013年2月からで、12年と少し。
コロナ禍の空白期間を除けば約10年の記録になる。
ランの回数は355回、走行距離は合計2095㎞で、1回の距離平均5.9㎞。
1㎞の平均ペースは6分54秒。
距離もペースも無理のないところが続けられるポイントになっていると思う。

これまでで最も月間走行距離が長かったのは2016年11月で、70㎞を記録している。
ハーフマラソン参加の前月だったので、直前の調整として毎週末に15〜18㎞ほど走っていた。
ちなみにハーフへの参加はこの一度きり。
身体への負担が大きく大変だったけれど、完走できたのはいい経験になった。

走ることの効能

ジョギングをするのは主に頭のリフレッシュと体のためだ。
内省的な性質があり常に何かを考えている自分にとって、走る時間は誰にも邪魔されず自分の思考と向き合えるボーナスタイムになっている。
取り留めもなく考え事をしながら何キロか走ってクタクタになり、気がつけば頭がすっきりしている。一週間に受けた情報や刺激を整理して吸収するための大切な時間だ。

体のためには、明確なテーマとして「骨粗鬆症にならないこと」を目標にジョギングを続けている。
義母が骨粗鬆症を発症したときに様々な情報を集め、栄養と運動の重要性を知った。特に運動は若い頃にしていただけでは意味がなく、継続することで骨の強さが保たれるそうだ。発症後に運動することは極めて困難なので、何よりも予防が大切なのだ。骨折をきっかけに体が弱くなり60代半ばの若さで亡くなった義母の無念さはいかばかりかと思う。
続けることの重要性を知ったからには細く長く走り続けようと決めて、今に至っている。

ジョギングで出会う楽しみ

走っていると、風景の変化や肌に感じる空気から季節の移り変わりを感じる。
ジョギングコースにある背の高い樹々も、青い葉を茂らせる初夏と、枝のシルエットが夕焼け空に映える冬とでは見え方がまるで違う。今の時期は色とりどりの紫陽花が美しい。
走りながら出会った季節のものを毎回写真におさめては、走行記録と共に保存している。

ジョギングコースはいくつかあって、賑わいのある総合公園や、静かな住宅街、神社や竹林のあるコースなどからその日の気分で走る道を選ぶ。その日にその場所で出会えた景色を写真に残すのが楽しくて、ジョギングを続けるモチベーションになっている。

今後やってみたいこと

距離を伸ばしたりタイムを縮めることは年齢的に難しくなるので、ゆるく楽しむ方向で考えている。
例えば、旅行気分を味わえるような遠くの大会に出てみたい。大会の前後に地域を散策したり土地のものを味わったりするのだ。大会の疲れがとれるように、温泉やマッサージ付きの宿を探して……などと想像するだけで楽しい。
他にも、ランニング用アプリは走ったコースが地図上に記されるので、文字や何かの形を描くようなコースを走ってみたい。
今は大きな怪我や病気もなく自由に過ごせているけれど、年齢を重ねるにつれ心身の変化があると思う。その時々の自分に合わせて、無理なく楽しみながら、これからも走り続けたい。

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