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劣等感を乗り越えた先に見つけたこと
昨年の夏、Onehand MUSIC Groove というFacebookページをはじめました。音楽表現に関係する身体の機能に何らかの障がいがある方で、音楽を生きがいとする方が、音楽を続けていける世の中を実現させたいと一歩踏み出しました。
この活動についてはまだ手探りの状態ですが、これから時々noteにも記していきたいと思っています。
今日はnoteをはじめて1年3ヶ月経って、少しづつ気持ちが
片手のフルート~笛工房アイハラさんを訪ねて~
私が後遺症により、右手だけでピアノを弾きはじめたとき、片手でも演奏できるピアノはなんてラッキーな楽器なんだろうと気づきました。身体にハンディを負って楽器演奏ができなくなって辛い思いをするのは、ほかの楽器も同じはず。そう思って、いろいろなワンハンド楽器を調べていくと、なんと普通のフルートと同じ音域、音色が出せるフルートを作っている工房があると知って大感激。それから3年近くがたち、昨日、はじめてその工
もっとみる3年たって見えてきた違う景色
今日はnoteを通して知り合った清水まりさんとお会いして、9月に行われるコンサートの練習をしてきました。まりさんの「『左手ピアノコンクール』に参加します!」という記事を読んで、「私もです!」というコメントを入れたのが、まりさんと出会ったきっかけでしたが、会場が東京と大阪に分かれていたこともあり、直接お会いするのは初めてでした。でも、音楽という共通項があるので前からのお友達のように和気あいあいと楽し
もっとみる片手だけで演奏できるサックス
もし、楽器演奏が生きがいのあなたが、何らかの理由で片手が不自由になったら、単に楽器の演奏ができなくなってしまったというだけでなく、自分というアイデンティティが崩れ去ってしまうような大きな喪失感を覚えるだろう。
そんな経験をしたサックスプレイヤーのお話。まずは、演奏を聴いてもらいたい。
何の違和感もなくふつうにサックス演奏している動画にみえるけれど、よく見ると片手だけで演奏しているのがわかると思
音楽で繋がれる世界を🎶〜骨折から3ヶ月経って〜
早いものでもう4月。1月初めに右手首を骨折してからちょうど3か月が過ぎた。
転んで骨折するということは、運が悪かったという程度の話かもしれない。でも、私にとっては人生についてもう一度考え直すぐらいの大きな意味のあるできごとだった。
左手にハンデを負ってから、ずっと心の中で温めてきたことがある。どうやったらそれを実現させることができるのか皆目見当がつかず、何もできずにいた。しかし、右手まで骨折した
音楽の神様からのメッセージ
17歳で手の調子が悪くなって、ピアノを見るのも聴くのも嫌で逃げること32年。やっぱり音楽が好き、ピアノが好きと再開して4年。よくなることを期待してた手術で、残念ながら悪化。とことん落ち込んだ。それでもめげずにリハビリに励む私を見て、友人からは「ほかの趣味を探したら!」とよく言われていた。私を思っての言葉だし、私も友人の言うことが真っ当だなと思うものの、ピアノに代わるものはどこにも見つけられなかった
もっとみる前を向こうと思わせてくれたコンクール
12月18日、左手のピアノ国際コンクールのアマチュア部門に初参加してスクリャービン作曲の「ノクターンOp.9-2」を弾いた。本番はいつも緊張のためか、早く終われとばかりにサラッと弾いてそのうえミスばかりで落ち込むので、今回はあれこれ考えずに、音楽に集中して弾くということが目標であった。今年、何度か人前で弾く機会があったが、一番落ち着いて弾けたと思う。そのかいあってか「技能賞」と「宝塚の贈りもの賞
もっとみる左手のピアノ国際コンクール
友人達とのオンラインピアノコンサートも好評のうちに無事終わって5日。そんな本番後のまだボーっとしているところであるが、明日は「第2回左手のピアノ国際コンクール」に参加する。このコンクールは左手のピアニスト智内威雄氏が2018年に立ち上げた世界初のワンハンドピアノのコンクールだ。智内さんは左手のアーカイブを主催し、忘れ去られてしまった左手の曲を掘り起こし、左手のピアノの普及のために精力的に活動されて
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