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コンサート開催への思い、そして出演のお誘い!

音楽の分野でもバリアフリーが進むことを願って始めたOnehand MUSIC Grooveの活動の一つとして念願だったコンサートを今年(2023年)の9月9日(土)に行うことになりました!

コンサートタイトルは『Special×ONE Concert』
病気や怪我により障がいを持つ方、または先天的な障がいにより、楽器演奏や歌唱に困難を持つ方の参加をお待ちしています!詳細及び募集要項はこちらです↓

コンサートのきっかけ

このコンサートのきっかけは、私自身が左手の感覚障害のため、ピアノが以前と同じように弾けなくなってしまい、リハビリ漬けの毎日を過ごしながら、同じような状況の人に出会いたい、どうやってこの葛藤を乗り越えているのだろうとネットで検索し続けるうちに、「音楽」と「障害」ということに関心をもったことが始まりです。

障がいがある方向けの音楽イベントは意外とあるものですが、その多くは交流やリハビリ的な要素が目的のものです。もちろん、交流もリハビリも障がいがある方にとって何よりも大切なことです。障がいがあることで孤独を感じることもあるでしょうし、乗り越えていくには仲間との交流は不可欠でしょう。また、リハビリによる機能改善は、その成果の分は、生活の質の向上となって返ってきます。リハビリの中に音楽という楽しさを取り入れることも継続のためには重要なことです。

しかし、障がいがある方が音楽を「音楽として」表現することを目的とするようなコンサートやイベントはそんなに多く見つけることはできませんでした。

障がいがあってもその人の音楽は消えない

一部の特別なケースはあるものの、身体的な不自由があっても、その人の中にある音楽や、今まで積み上げてきた音楽体験は失われるものではありません。障がいによって難しさが生じるのはその表現方法だと思います。

通常の演奏方法が叶わなくても、そこには、その人の持つ音楽性や芸術性が必ず宿っているものです。通常の奏法と比べて音は少ないかもしれません。力強い音も出せないかもしれません。

例えば、ピアノは10本の指で弾くので、同時に10の音を出せますが、フルートなら一つの音しか出ません、音量も違います。だからといってピアノとフルートに優劣をつける人はどこにもいないでしょうし、どちらの楽器でもその演奏者の思いは伝わってくるものです。

ハンディをもちながら、音楽表現をするというのはそれと似ているような気がしています。シンプルな音楽の中に人に感動を与える要素や込められたメッセージやイメージがあれば、それはもう100%の音楽であり、なんの不足もない完成された音楽なのではないでしょうか。

障がいを持つ音楽家への期待

そんなことに気づくことができたのも、ハンディがあってもプロとして活躍する演奏家の存在があったからこそです。クラシック、ポップス、ジャズどのジャンルにも、通常とは違う奏法であったり、片手用に改造された楽器や補助具を使うなどして演奏を続けている方が存在するのです。

もっとそのことを広く知っていただき、障がいのある方も音楽をあきらめずにオンリーワンの音楽を目指して活躍していただきたいなと思っています。そんな願いを込めて開かれるコンサートです。同じような思いを持っている方、趣旨に共感いただける方、一緒にコンサートを作っていきましょう!

ゲストをお迎えして~清水まりさん~

そして、今回はゲストアーティストとして歌手の清水まりさんが出演してくださいます。まりさんとの最初の出会いはnoteを通じてなので、こうしてここにお知らせできるのはとても嬉しいです。まりさんについてはコチラを↓

まりさんの歌を聴いていると、まりさんに重い失語症があることをすっかり忘れて、まりさんを通して紡ぎだされる音楽そのもを楽しんでいる自分に気が付きます。以前と全く同じように歌えるわけではないと話してくださいましたが、その歌からは、まりさんの音楽的な才能や表現されているものを感じるのです。

たくさんの可能性や出会いの詰まったコンサートにしたいなと思っています!今からワクワクと楽しみです(^^♪



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