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長編自己啓発ギャグ小説

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2021年2月の記事一覧

夢を叶えた五人のサムライ成功小説【高木京子編】1

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

高木京子は作家である高木啓太の妻であり、結婚して十年の月日が経過する。

幼少の頃から日記を欠かさず綴っている。
そんな京子は高校を卒業と同時に、住まい近郊に構えるフィットネスジムでレッスン生として通っていた。

現在の夫と出会い、引っ越してからも一年のブランクはあるものの新しい環境にも慣れ、再びフィットネスジムに通い始め三十年にもなる

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】18(ラスト)

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

数日後。

『さぁ、今日は林と雄平くんのコラボデビューの日だ』
林と雄平は威勢よく柴田に返事をした。
『はい』

その声は自信に溢れていた。
『お前らはふたりでこそ、頂点に立てる』
『頑張ります。やります』

いつしか数日間、降り続けた雪もやみ、交通規制もすべてが解除された。

会場入りする四人。
楽屋から客席を覗き込む。
200名はい

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】17

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

雄平が住まいの自室でギターの練習をしていると、由里から連絡が入ってきた。

柴田が今度は救急車で病院に搬送されたようだ。
どうやら葉巻が切れたことによる突発性ストレスによる発作らしい。

葉巻を吸いたいようだが、どこに売っているのか思案にくれていると、どうやら携帯電話の通話越しに柴田の掠れた声が届く。

葉巻とチャッカマンを繰り返し繰り

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】16

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

翌日の朝。
『起きなさい、ボケ』
いつものように目覚まし時計が起床セット時刻を告げる。

なかなか起きない雄平には程よい響きだ。
『さっさと起きろや!こら』

今日は昨日の思いがけない出来事もあり、疲れは極端に激しかった。

数分が経過した。
『起きろ言うとるやないかい、おどりゃ~』
目覚まし時計とは思えぬ迫力を感じるのはやはり、音声に

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】15

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

ライブが終わり、バーをあとにする。
後日、柴田から連絡が入ることになっている。

雪が激しく降り始めた。
交通規制が次々と発表され、街中や駅などの電光掲示板に速報として流される。

電車の運行が停止になるまでに早く帰ろう。
雄平と由里は駅近郊のコンビニ前で柴田に別れを告げた。

いつのまにだろうか!
先ほどまでライブの最中にいた林がコン

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】14

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

見事に大役を務めた雄平を皆が祝福する。
いざ、演奏が始まるや否や本来の調子でアップダウンストロークを繰り返し、手際よくリズミカルにコード進行も叶い、何の問題もなかった。

雄平自身、満足感と達成感に胸踊らされていた。
高ぶる気持ちは抑えきれずにいた。

由里が真っ先に雄平に声を掛けた。
『さすがだね、雄平。やはり囚われていては駄目だって

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】13

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

林のライブもあと一曲を残すばかりとなった。
林はマイクを握りしめ、面前に向かって話し始めた。

『皆さん、今日は感謝します。本当に有り難う御座います。俺は歌が大好きです。音楽をやり始めた切っ掛けは学生時代にバンド活動しようって友達から誘いを受けたことからでした。その頃はギターを担当してました。今でもギターにはこだわりを持っています。今日

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】12

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

三人はテーブルに座った。
オーナーの玉山が上機嫌な顔で近寄ってきた。

柴田と玉山が馬鹿笑いをしながら葉巻を吸いだす。

アンティークな装いの店内はやはり落ち着きがあり、その空間をより際立てるように壁に飾られた額縁のなかの絵画が高級感を演出していた。

雄平は由里に柴田との付き合いは今日が最後だとアイコンタクトを続けざまに送ったが、あっ

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】11

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

数日後。
林の単独ライブ当日の日が訪れた。

『起きなさい、ボケ』
いつものように目覚まし時計から音声が呼び掛ける。

次第に大きくなり、やがては口調が完全にヤクザ者だった。
『こら、起きんかい。起きさらせ!おんどりゃ~』

うとうとしながら目を覚ます。
と同時に由里からのコール音がけたたましく鳴り響いた。

雄平は携帯電話を手に取って

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】10

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

チューナーを取り出して六本の弦の音合わせを始める。

ギターの音色が美しく公園内に響く。
ピックを持つ指先がいつもより熱い。

『柴田さん、俺、俺、肝心なことを教えられたよ』
その言葉を聴いて二人は吃驚した。

思わず顔を見合わせた。
じっと見つめ合った。

『由里・・・』
『サマンサちゃん』

雄平はいきり立った。
『待て待ておまえら

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】9

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

数日後。
雄平は自室のベッドで眠りこけていた。
ようやく起き出して一階へ行き、顔を洗った。

母のおはようの声が耳に優しい。

『母さん。俺、この前に由里たちとバーで歌を聴いて以来、記憶がないというか、思い出せないんだよ』
『バーで倒れてから病院に運ばれて、三日間の点滴を受けて昨日に帰宅したのよ。私と話したことも覚えてないの?』

雄平

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】8

過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

店内ではまもなく後半組、三人による演奏が始まろうとしている。

15分の小休止を挟んでの開始だ。
トップを切るのは高枝切子と万田小百合のコラボレーションだ。 

これまでの三人とは何かが違う。
諦めていた心が期待に変わる。

雄平は身体を乗り出して食い入るように二人を眺めた。

イントロのメロディが流れ出す。
高枝と万田が流暢に踊り出す。

これ

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】7

この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。

センチュリー吉田の歌が終わるまで柴田は、マシンガントークを浴びせる雄平の気持ちを強く受け止めていた。

由里の叫び声が聞こえる。
舞台でセンチュリー吉田と何か言い争っている。

雄平は急いで舞台まで走りだし、由里のシャツの袖口をつまんで引き寄せた。

『こんな奴にかまうなよ。どうしたんだよ、いったい』
『身体を武器にして音楽と男心を弄ぶ

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夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】6

この作品は過去に書き上げた成功自己啓発ギャグ長編小説です。

手枕昌平
彼は三歳からピアノを習い、音楽を学び、小学生の頃に父親の影響を受けて、演歌を口ずさむようになった。

学生時代はそのためか、友人たちからオッサンと呼ばれていた。
現在はニートらしく、歌は下手くそだが心に響くらしい。

手枕に与えられたのは二曲。
Aメロを歌い出す。
下手だ。
とてつもなく下手だ。
音痴もいいとこだ。

だが、ど

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