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2021年2月の記事一覧
夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】17
この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。
雄平が住まいの自室でギターの練習をしていると、由里から連絡が入ってきた。
柴田が今度は救急車で病院に搬送されたようだ。
どうやら葉巻が切れたことによる突発性ストレスによる発作らしい。
葉巻を吸いたいようだが、どこに売っているのか思案にくれていると、どうやら携帯電話の通話越しに柴田の掠れた声が届く。
葉巻とチャッカマンを繰り返し繰り
夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】15
この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。
ライブが終わり、バーをあとにする。
後日、柴田から連絡が入ることになっている。
雪が激しく降り始めた。
交通規制が次々と発表され、街中や駅などの電光掲示板に速報として流される。
電車の運行が停止になるまでに早く帰ろう。
雄平と由里は駅近郊のコンビニ前で柴田に別れを告げた。
いつのまにだろうか!
先ほどまでライブの最中にいた林がコン
夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】14
この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。
見事に大役を務めた雄平を皆が祝福する。
いざ、演奏が始まるや否や本来の調子でアップダウンストロークを繰り返し、手際よくリズミカルにコード進行も叶い、何の問題もなかった。
雄平自身、満足感と達成感に胸踊らされていた。
高ぶる気持ちは抑えきれずにいた。
由里が真っ先に雄平に声を掛けた。
『さすがだね、雄平。やはり囚われていては駄目だって
夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】13
この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。
林のライブもあと一曲を残すばかりとなった。
林はマイクを握りしめ、面前に向かって話し始めた。
『皆さん、今日は感謝します。本当に有り難う御座います。俺は歌が大好きです。音楽をやり始めた切っ掛けは学生時代にバンド活動しようって友達から誘いを受けたことからでした。その頃はギターを担当してました。今でもギターにはこだわりを持っています。今日
夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】12
この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。
三人はテーブルに座った。
オーナーの玉山が上機嫌な顔で近寄ってきた。
柴田と玉山が馬鹿笑いをしながら葉巻を吸いだす。
アンティークな装いの店内はやはり落ち着きがあり、その空間をより際立てるように壁に飾られた額縁のなかの絵画が高級感を演出していた。
雄平は由里に柴田との付き合いは今日が最後だとアイコンタクトを続けざまに送ったが、あっ
夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】11
この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。
数日後。
林の単独ライブ当日の日が訪れた。
『起きなさい、ボケ』
いつものように目覚まし時計から音声が呼び掛ける。
次第に大きくなり、やがては口調が完全にヤクザ者だった。
『こら、起きんかい。起きさらせ!おんどりゃ~』
うとうとしながら目を覚ます。
と同時に由里からのコール音がけたたましく鳴り響いた。
雄平は携帯電話を手に取って
夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】7
この作品は過去に書き上げた長編自己啓発成功ギャグ小説です。
センチュリー吉田の歌が終わるまで柴田は、マシンガントークを浴びせる雄平の気持ちを強く受け止めていた。
由里の叫び声が聞こえる。
舞台でセンチュリー吉田と何か言い争っている。
雄平は急いで舞台まで走りだし、由里のシャツの袖口をつまんで引き寄せた。
『こんな奴にかまうなよ。どうしたんだよ、いったい』
『身体を武器にして音楽と男心を弄ぶ
夢を叶えた五人のサムライ成功小説【川端雄平編】6
この作品は過去に書き上げた成功自己啓発ギャグ長編小説です。
手枕昌平
彼は三歳からピアノを習い、音楽を学び、小学生の頃に父親の影響を受けて、演歌を口ずさむようになった。
学生時代はそのためか、友人たちからオッサンと呼ばれていた。
現在はニートらしく、歌は下手くそだが心に響くらしい。
手枕に与えられたのは二曲。
Aメロを歌い出す。
下手だ。
とてつもなく下手だ。
音痴もいいとこだ。
だが、ど