手先の器用な父はとても絵が上手だった。 大きなスケッチブックの中には 兄、私、弟3人を描いた絵が沢山つまっていて 私は幼いころから そのスケッチブックを見る時間が …
影に気がつく人でありたい 陰りを慈しむことのできる人でありたい そう感じた、影の造形美、夕暮れどき
いつの日からか、雨が好きになりました。 昔から雨の香りに敏感で、嗅ぐと必ず少し億劫な気持ちになるのが常でした。 でも今は、あの香りがとても好きです。 決してスッ…
本当に、ようやく春だ。 2年前、北海道の寒冷地帯に移住した。 この場所では、5月に桜が咲く。 桜が咲いてようやく春を感じると同時に、これまでの春の記憶が思い出され…
先日、晴天の中 ロードバイクを漕ぎながら 風を浴びていたとき あまりにも風が心地よくて、 自分が今ここで何をしているのか 分からなくなってしまった いつの間にか私…
名前のわからないお花を、見つめていたい。 目に留まったその美しさに見惚れていたい。 名前のわかるお花を、見つめていたい。 大切な人にだけ、その花の名前を教えてあ…
もしあの時、〇〇していれば。 もしあの時、〇〇だったら。 そんな、もう一つの人生を考えながら 生きる人たちの短編集 角田光代さん 平凡 すごく現実味と既視感があり…
生きてる意味とか考える夜 でも、どれだけ考えても 生きてる意味なんてなくて ただ、死なないから生きてるだけ わかったふりはしたくないな 焦りたくもない 時間は待っ…
春だからなのか、 満月だからなのか、 はたまたホルモンバランスのせいか、 とても不安定な1日だった。 日々巡らせ飼い慣らしている思考たちが 頭の中で激しめのダンス…
生きたい 生きたい、生きたい 生きたい生きたい生きたい生きたい 生きたい 生きたい 生きたいんだ 今、私に宿るこの命は きっと、私のものだけではない きっとずっ…
わたしは 潜水艦のようなものから ストンと落ちた 落ちた先は、 川なのか、湖なのか、沼なのか あまり定かではないけれど 落ちた先は水だから、 私の身体は浮くだろう …
「何がしたいの?」 「将来の夢は?」 「どうしてそう思ったの?」 考えや思いを 言葉で表現することが苦手なわたしは、 いつも、苦しくなってしまう。 頭の中と口が上…
shi
2024年6月17日 15:53
手先の器用な父はとても絵が上手だった。大きなスケッチブックの中には兄、私、弟3人を描いた絵が沢山つまっていて私は幼いころからそのスケッチブックを見る時間がとても好きだった。中学生の時に父と離れて暮らすことになり、父の絵を見ることがなくなった私は、16歳の自分の誕生日のお祝いに、「父の描いた絵がほしい」と父に言いたかった。でも言えなくて、今でもそのことを覚えている。
2024年6月6日 19:31
影に気がつく人でありたい陰りを慈しむことのできる人でありたいそう感じた、影の造形美、夕暮れどき
2024年4月30日 18:49
いつの日からか、雨が好きになりました。昔から雨の香りに敏感で、嗅ぐと必ず少し億劫な気持ちになるのが常でした。でも今は、あの香りがとても好きです。決してスッキリとするものではないけれど、雨の時にしか感じられないあの密度の濃ゆい地球の香りは、妙に私の心を落ち着かせます。おそらく私は、・自分の暗くて黒い部分と対峙することが増えたこと・黒い部分の自分を受け入れ、愛せるようになったこと
2024年4月26日 23:14
本当に、ようやく春だ。2年前、北海道の寒冷地帯に移住した。この場所では、5月に桜が咲く。桜が咲いてようやく春を感じると同時に、これまでの春の記憶が思い出される。過去の記憶はいつだって美しい。皮肉なことに、時が経てば経つほど尚磨かれ美しくなる。このことは、私を安堵させ、混乱させる。春。泣いてばっかり、悩んでばっかり、眠ってばっかり。おさまらない耳鳴りに、全身の湿疹は1ヶ月経
2024年4月18日 20:54
先日、晴天の中ロードバイクを漕ぎながら風を浴びていたときあまりにも風が心地よくて、自分が今ここで何をしているのか分からなくなってしまったいつの間にか私は生を受け、生きているそしていつの間にか、24年も経っている何をしてたっけ?何をしているっけ?何をしなきゃいけないんだっけ?そもそも、しなきゃいけないことってなんだ?あるんだっけ?狼狽える私をよそに、それでも
2024年4月18日 20:33
名前のわからないお花を、見つめていたい。目に留まったその美しさに見惚れていたい。名前のわかるお花を、見つめていたい。大切な人にだけ、その花の名前を教えてあげたい。
2024年4月7日 21:37
もしあの時、〇〇していれば。もしあの時、〇〇だったら。そんな、もう一つの人生を考えながら生きる人たちの短編集角田光代さん 平凡すごく現実味と既視感がありありだったな私もよく、選んだことと選ばなかったことの狭間で気持ちが迷子になることがある。それって誰にでもあって、すごく普遍的で、平凡なことだよなとこれまでの一つ一つの境遇や選択が今の私をつくっていて、何をどう
2024年4月1日 21:04
生きてる意味とか考える夜でも、どれだけ考えても生きてる意味なんてなくてただ、死なないから生きてるだけわかったふりはしたくないな焦りたくもない時間は待ってくれないけれど、ちゃんと感情に向き合って生きていきたいそうして、嘘も偽りもない自分に出会いたい正直に、素直に、生きたい
2024年3月25日 23:55
春だからなのか、満月だからなのか、はたまたホルモンバランスのせいか、とても不安定な1日だった。日々巡らせ飼い慣らしている思考たちが頭の中で激しめのダンスをしていて私は仕方なかった言葉を吐き出したくて、仕方がなかったInstagram、note、X、友人とのLINEのトーク、それぞれに思考の扉を開け放った友人はいつも、取り留めもない私の思考をただただ、聞い
2024年3月25日 21:52
生きたい生きたい、生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたいんだ今、私に宿るこの命はきっと、私のものだけではないきっとずっと、ずっとずっと大昔から繰り返される命そして、生命がこの世に息吹をあげたとき、同時に生まれてくるものそれは、死私たち人間は、いつか必ず死ぬことがわかっているから、生きたいと願うのかもしれないいつか必
2024年3月6日 21:47
わたしは潜水艦のようなものからストンと落ちた落ちた先は、川なのか、湖なのか、沼なのかあまり定かではないけれど落ちた先は水だから、私の身体は浮くだろうそう思い、ストンと落ちたしかし、落ちた私の身体はずっとずっと底に沈んでゆくのだあれ、どうしてだろう意外と頭は冷静だった生きることへの諦めも少しばかりあったのかもしれないゆっくりと底へ落ちていく時間の中で
2023年3月10日 15:09
「何がしたいの?」「将来の夢は?」「どうしてそう思ったの?」考えや思いを言葉で表現することが苦手なわたしは、いつも、苦しくなってしまう。頭の中と口が上手に連携しなくって、結果的に心がいっぱいいっぱいになって、苦しくなる。意味や言語化が求められる世界。辛くなる時もあるけれど、友人達が紡いでくれたことばで、安堵できる時間がある。居場所がある。「 無理にこと