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落ちる


わたしは
潜水艦のようなものから
ストンと落ちた

落ちた先は、

川なのか、湖なのか、沼なのか

あまり定かではないけれど

落ちた先は水だから、
私の身体は浮くだろう

そう思い、ストンと落ちた

しかし、落ちた私の身体は
ずっとずっと底に沈んでゆくのだ

あれ、どうしてだろう

意外と頭は冷静だった

生きることへの諦めも
少しばかりあったのかもしれない

ゆっくりと底へ落ちていく時間の中で、
私は私を底に落としていく理由がわかった

私と一緒に落ちた、肩がけ鞄であった

私は両方の肩に鞄をかけていて、

片方にはお弁当が
もう片方には沢山の本が入っていた

数秒躊躇ったのち、鞄を手放した

すると、
底へ向かっていた身体が
水面をめがけてふわふわと揺蕩い

少しして私は水面から顔を出すことができた

平然な様子で、平然な顔をして、
1番近い岸を目指し陸にあがったとき、

目が覚めた

今日見た、夢の話


#今日見た夢の話
#夢の記憶
#夢

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