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好きな記事(詩)1

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#写真好きな人と繋がりたい

エウレカ

エウレカ

あなたの好きなものは何
君の得意なものは何
わたしの愛するものは何

お前の心は震えるか

それを見つけた
あなただけの
感動

エヴリカ!

君だけの感動

ユリーカ!

お前の心は震えるか

ヘウレーカ!

高鳴る昂る

それは虹色か
それは漆黒か
それは純白か
透明な

なんでもない

何か

心の奥のあなただけのあれを
日常に隠れた君だけのそれを

わたしは見つけた!
と宣言せよ

高鳴れ

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仕舞う

仕舞う

マボロシの中で夢を見ておりました

わたしはそういう人にはなれません
そういうふうに叫ぶのを
私は幾度も無視をして

マボロシの中で夢を見ておりました

「そうあるべき」にはなれません
取り繕った笑顔は嘘でありました
自分でも気が付かぬ
巧妙で精巧な笑顔でありました

ほんとうは
ほんとうの
ほんものの
わたし



ある日ぽとりと堕ちたのは
黒い軀になりかけの
小さなわたしでありました

本当

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BORN CRY

BORN CRY

そこで笑い暮らす盆暗は

日がな一日幸せに
幸せなだけの妄想を

そこで寝転ぶ盆暗は

日がな一日幸せに
どこのどなたの毒にもならず

そこで息する盆暗は

日がな一日幸せに
ただ生きる事に感謝する

四肢を投げ出し
地の球を
力の限り抱きしめる

いつかあなたのお役に立てる
その日のことを夢に見ながら

侭

無いものを欲しがり
大切なものを放り出し

放っておいて
放っておかないで

時に雑草のようになりたいの
時にショウケースの花になりたいの

人が好きで
人が嫌いで
人に嫌われるのが怖くて

どうでもよくなった

裸になりたいの
虚栄心が邪魔をする

そのあたりで野垂れ死ぬ夢を見る

行け

行け

満身をもって

勇敢に
何か大切なものに向かう

雨の日の
車のスピードと一緒に
走り行く車窓のしずくのよう

理由などなく
ただそこに
目の前にある
大切な用事

それぞれの
責任と意思で

しずくはやがて
空中に放たれ
自由になる

満身をもって
スピードをあげて

行け

記録記憶実録

記録記憶実録

現実は美しく残酷です

災厄との遭遇と悲観するか
進化と挑戦の奇跡と歓喜するか

見守るだけのでくのぼう

現実をただ記すしかなく

涙が覆う
好奇心が勝る

不謹慎だとなじられて
稀なる事象の行末に心奪われる

VOID

VOID

命があるだけ

価値ある命があるだけ

同じ価値ある命が

広大な銀河の小さなシミの中
青い青いきれいなシミの中

命が命を削る事をする
命が命を奪う事をする

同じ命を認め合わぬ者たちの
寂しい思考が蔓延り
腐臭を放つ

ここには何もないや

ここに生きる他の命全てが
失望する

愛が死んでいく

視る

視る

どうでもいいや
何でもいいよ

暴れ棄てた
自分自身

リサイクル
何度でも

どうでもいいや
もうなんだって

嫌なとこだって全部
全部自分のもんでさ

棄てるの?
棄てないよ

棄てられないから
融けてひとつになるまで
大事にしてよ

赦す
赦せよ

可愛いと
可愛がり

自分を写した鏡と話し
阿呆のように生きるだけかい

星屑になる日

星屑になる日

ぼんやありと
ぼんやありと

宇宙は発展し進化しているそうだ
私達銀河に乗って何処へ行くのでしょう

最初は小さな種から出来た
膨張しながら進んで行くの
大きな宇宙に抱かれて

もしかしたら神様の箱の中
広大な宇宙は
ホントはちっぽけな箱の中
観察されているの

ああもう飽きたと見限られたなら
真っ逆さまの銀河の星屑

その日は
どうぞ一瞬に

それと気づかないまま
この地上の全ての命が
幸せで笑

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波(は)

波(は)

自分自身にさえ秘めた想いが
耐えきれず飛び出した

届きたい
あなたへ

越えられぬ距離を
指先で越えて

肉体を飛び出していった想い
だって人は死ぬから

どうか
あなたに届きます様に

どうかどうか
あなたが幸せであります様に

あなたの生が光ります様に

グッド・バイ

グッド・バイ

開いた眼にはまだ光だけ
優しい声を聴く

弱々しく力強く
その存在は希望

死なぬよう
手を離さないで

愛だけを浴びるべき者よ

立ち上がり
歩き出し
駆け出した

生きていくよう
手を離し
見つめて

開いた眼は世界を掴まえる

立ち上がり
歩き出し
駆け出して
羽ばたいた

素晴らしいさよなら

愛あり〼

愛あり〼

マボロシに足を取られながら
コケツマロビツ
遠く遠く
理想郷

求めて絡まる道と道
めぐるめぐり
出遭う出会い

あなたの計画の中に入ろうと
げに浅はかな心当て

生きている事を実験する毎日

ナニハトモアレアタラシク
愛することを始めました

グロテスク

グロテスク

わたくしの死です
見て何を思いますか

グロテスクだと仰るの

それでは聞いてくださいまし

生きました
ふとした事から死に至りました
誰にでも平等に訪れるのですから
何とも思いませんけれど

生きてる時だって
嫌がられる事が多い生でした

しかしながら

生まれ変わったならまた
わたくしに生まれたい

わたくしはわたくしを愛しているから

わたくしは自由だった
自由なわたくしは素晴らしかった!

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歌う生きる歌う

歌う生きる歌う

素晴らしいあなたがた
なんて素敵な

ららら
かもしれない

華麗な身のこなし

るるる
かもしれない

ららら
るるる

綺麗なあなたがた
綺麗なあなたがた

閉じ込めたいと思った


光に揺れる姿をただ見ていたいと思った


愛になりたいと思ったその時

るるる
ららら

弾む
踊る

見つめる目
声を聴く耳
薫りを楽しむ鼻
風に触れるための肌

感じるためのものを
どれかを持っているので

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