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第11話 Passport
「お待ち10名様です」
開店直前
先輩が店先で待つお客様を確認しに行った。
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うちの店はカウンター13席
この時期はお花見シーズン
お店が所在する中目黒は
桜の名所であり
東京と言えばココと言うような場所であった。
その影響もあり
オープン前にほぼ満席状態となった。
同じ寮に住むの他店舗の先輩からも
ナカメのこの時期は覚悟した方が
良いよと釘を刺された。
お店のドアが開く
第10話 Ikusa
シュポッ
煙草に火を灯す音で目が覚めた。
うちの店はほぼ全員喫煙者だった。
薄暗いの中、
煙草に火を灯す先輩の姿は男心をくすぐった。
先輩からは16時から動き出すと
聞いていたが、時刻はちょうど15時半
煙草をふかす人
携帯を眺める人
ギリギリまで寝ている人
それぞれがそれぞれのカタチで
夜の営業にむけて準備をしていた。
その昔、戦国時代
いくさに向かう武将達は
こんな気持ちで気持ち
第5話 good distance
今度は僕の修行に関する物語だ。
前菜の酢締めを嗜んでると
1串目の砂肝が焼き上がった。
いつのまに
そもそもこの鳥よしというお店は
煙が店の中に無く
どこで焼鳥が焼かれているか分からなかった。
特に僕が着席した場所は焼き台の
死角となる場所で見えなかった。
クリーンな店内なのに
いきなり本気の焼鳥が出てくる不思議な感覚
僕は砂肝を口にした。
あの時のあの食感だ。
そうニューヨークの
第3話 First Impression
今度は僕の修行に関する物語だ。
僕はI Phoneを片手に
中目黒鳥よしに向かった。
そして焼鳥特有の煙の匂いを頼りに向かった。
デジタルとアナログの合わせ技で
いこうと思った。
、、、、、?
店を通り過ぎてしまってた。
これは後からわかる事になるのだが
鳥よしのダクトは独自のものを使っていて
店内には煙の匂いがしない
それ故に、外には煙の匂いが漏れる事がないのである。
Googl
第2話 Warming Up Tokyo Life
今度は僕の修行に関する物語だ。
僕の新たなステージである
修行先へと視察に行く事にした。
と言うのも
名店と呼ばれる鳥よしのサービスを
お客さんの視点で体感したかった。
お店の人には素性を明かさず
あくまでもお客さんとして
合法的スパイ行為を企んだ。
せっかく東京に行くのだから楽しみたいなと思い直近のイベントを検索してたら
ブレイクダンスのcrewである
ファンドネーションの
アニバーサ
第1話 A Change of Direction
今度は僕の修行に関する物語だ
ドドンパ食堂のクローズパーティーは盛大に終わった。
130人ものお客さんが来場し、
クラブのビール樽は全て無くなった。
来てくれたお客さんは
僕の次のステージへ
最高のカタチで送り出してくれた。
僕はそのイベントで得た収益で
焼鳥修行の必須道具である
骨すき包丁を手に入れた。
ニューヨーク行きを控えた
僕は移住のため
チャンスを与えてくれたATSさんと
頻繁
最終話 "Thanx everyone"
これは僕の料理に関する物語だ。
クローズパーティーが終わり、
僕は上京した。
ニューヨーク行きはビザの関係で見送った。
当時、トランプ大統領に替わり移民に対する
規制が厳しくなった時だった。
僕はニューヨークのお店
"鳥心"のベースとなった
日本焼鳥界の名門、東京の中目黒にある
鳥よしを紹介して貰い
修行に励んだ。
2021年
謎の未確認 ウィルスが世界に上陸した。
それはコロナウィル
第23話 理想のカタチ
これは僕の料理に関する物語だ。
僕はニューヨークに旅立つ前
ドドンパ食堂で稼いだお金を
全て注ぎ込み閉店感謝祭を
開催する事にした。
お客さんに対する恩返しであり
僕がその時出来る事をを全て
落とし込みたかった。
僕はドドンパ食堂に携わった一年間
色んなパーティーに足を運んだ。
ケータリングでも呼ばれる事も多々あった。
奈良の友人が主催したパーティーは
ドープな事をしているのに
来てるお
第22話 ストリート的マーケティング戦略
これは僕の料理に関する物語だ。
僕はドドンパ食堂というお店を
料理歴3ヶ月で手にした。
まさかこんな最速でお店を持つことが出来るとは思いもしなかった。
僕はドドンパ食堂を始める前に
モデルとするお店があった。
それは東京の八王子にある
クジラ商店という
居酒屋ダイニングバーである。
そのお店はクジラ君という
八王子を代表するブレイクダンスチームの
メンバーが
店長を勤めるお店だ。
八
第21話 ドドンパ食堂誕生
こられは僕の料理に関する物語だ。
例のBARに向かう前、
僕は高校の同級生の家に遊びに行っていた。
僕は学校で出汁巻きを教わったとこで
友達の家で出汁巻きを披露した。
なので、出汁巻き用のフライパンを
リュックに持参して遊びに行っていた。
友達の家の帰り道、例のBARに寄った。
そこのBARはα君という子が
お好み相談室αという屋号でやっていた。
京都の先斗町の端でやっており、
レンタ