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佐藤さとる著『てのひら島はどこにある』の話
例に依って、ネタバレ気にせず書き散らすので、未読の方は今すぐ戻り、私をブロックしましょう。
佐藤さとるは恐らく殆どの著作に目を通していると思う。もちろん有名なのは『コロボックルシリーズ』だとか『おばあさんのひこうき』、『赤んぼ大将シリーズ』といったところか。それらはいつか触れるかもしれない。
『てのひら島』の時代背景は恐らく戦前辺りで、『コロボックルシリーズ』の『誰も知らない小さな国』と共通す
ハートのエースは出て来ない話
固有名詞が出て来ない。ハートのエースより出て来ない。
それはつまり私にとって重要ではないということなので、忘却の海へと放流したまま存在を忘れて構わない事象なのだと考えている。
職場の上司の名前とか、歯医者の予約とか。
いや、これは宜しくない。
役者の名前と顔が一致しないのは、若い頃からの話でこれは今更なのである。咄嗟に出てこないことで地球が滅亡する訳ではないので、深刻に考えるようなことでもない(「
東雲うみは女神である、などとおっさんが宣うドン引き必至の話
趣味は読書です、などと口にするのは些か面倒を伴うのは、多くの読書子の首肯するところだろう。何しろ市民権を失った。ましてや活字中毒者の域に達してしまうと、もはや変態を見る目で警戒されかねない。筒井康隆の『最後の喫煙者』を思い出す。
この人、活字の本を読むんだって。
えー?本って、あの文字ばっかりの?漫画じゃないの?
違う違う。正真正銘、字ばっかりらしいよ・・・。
うわ。剣呑剣呑。
もはや社会不適合者
星垂れて平野闊く、月湧いて大江流る話
『遠近旅団〜おちこちあまねく〜』と読ませるのは当て字だ。かつて所属していツーリングクラブのキラキラクラブ名である。ちょっと痛いけど、揃いのTシャツくらいしか無かったし、解散にあたって私が貰い受けたので、久し振りに掘り出して埃を払った。
確か10人前後は所属していたと思う。上は60前後から下は22歳。私の一つ下だった。
今では閉店しているバイクショップのオーナーを中心に、常連やメーカーの営業さん、車
ZABADAKという奇跡の軌跡の話
「〜の話」縛りは止めようか。何だか舌足らずになるのを避けるため、妙に背伸びしたタイトルになってしまう。
例により、ダラダラとZABADAKの想い出を書き散らすだけだ。
ZABADAK論的な文章は他に譲る。
私は『Welcome to ZABADAK』から聴き始めたので、少し遅めのファンだと思う。初めて買ったCDはドゥービー・ブラザーズのベスト盤だったが、2枚目は上記になる。存在を知ったのはTVK
こんな本を読んだよ、という感想文の話
お前はやたら読書家アピールしてるにしては、取り上げた本が少なくないか?という疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれない。まぁ、1人くらいはいるんじゃないか。いない?それは寂しいな。
私の感想文が少ないのは、シンプルに私がバカだからに過ぎない。高踏的にテーマを読み取り、それを言葉にする能力が無いからだ。じゃあ何で読書が趣味だなんて言うのかって、そりゃ本を読む以外は楽器イジるくらいしか趣味らしい趣味がな