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フットボール教育•障害福祉を中心に発信。

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記事一覧

チーム支援の根っこの話

最近、支援の仕事をしていて、改めて感じる大切なことがあったのでまとめてみたいと思います。 福祉の仕事は、基本的に人対人の仕事です。 マニュアルだったり手順書だっ…

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3年前
7

もしもフットボールが無かったら。

サッカーに関して、毎日色んなことを考えるけど、 もしこの世にサッカーが存在しなかったら どんな世界になるのか、無謀にも想像してみた。 自分なりに想像して紙に書き…

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3年前
11

育成スポーツをより良く。

1.育成の価値サッカースクールのコーチをしていた時に 「教え子からプロが出たら嬉しいな」って考えがありました。 教育を目的としたスクールでしたが、 指導者としてや…

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3年前
15

育成のチーム環境

最近のフットブレインで、ビジャレアルが特集されていました。 そこで気になったのは、アカデミーの寮からすぐ近くの場所(施設内設置かな?)にある公立の学校と連携し、…

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3年前
8

スポーツは教育に活用できるのか

※知識も経験も半端な僕の思考記録的なnoteです。正解じゃないので参考になるかどうかは各々でご判断ください。 「スポーツで礼儀を教えます」 「サッカーで人間性を養い…

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3年前
8

育成世代の勝利至上主義の考え方について

プロのスポーツ選手であれば、とにかく結果が必要なので、試合に勝つことが最も大きな目的になります。お互いが正々堂々と本気で勝利を目指す姿こそ、スポーツの持つエンタ…

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3年前
8

サッカーが息吹く田舎。

僕の田舎に既にあるサッカークラブを頭に浮かべて、勝手に理想の将来像を立ててみようかと思います。 僕の地元は、しっかり田舎です。 だけど、田舎の価値を生かしたクラ…

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3年前
13

接骨院で読み漁ったサッカーキングに感謝する1425字。

サッカーを続けている人にお聞きしてみたいことがある。 「あなたは何故サッカーを続けてこれたのですか?」 日本では、サッカー人口は年々また年齢とともに減少傾向にあ…

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3年前
2

クワガタムシを見せる小さな選手

小学生のサッカークラブで、 子どもがいつまで経っても上達しない、向上心がない、辞めさせた方が良いのかも、という保護者の悩みが書き綴られた記事を目にしました。 当…

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3年前
6

障害は個性なのか。

最近「障害は個性」という言葉について、 当事者から、支援者から、 実際に障害と関わる人たちが意見を出している姿を見て、 自分なりの考えを、僕も発信したいと思います…

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3年前
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Voca Book 31~40

更新です。 31 ○守破離 しゅはり 茶道で使われる言葉。 守=基礎➡破=実行➡離=応用 「”育成年代”(2019)原田大輔」で本田裕一郎氏(国士館高校テクニカルアドバイ…

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4年前
3

Voca Book 21~30

23「IDPシート」の内容を少し追加してます。 29「与える人」 を 「Giver」 に変更してます。 ---------------------------------------------- 21 ○インテンシテ…

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4年前
3

Voca Book 11~20

内容変わらず、11~20になります。 -------------------------------------------- 11 ○ストレングス その人が既に持っている強み(能力、環境、意思)を示す。 スト…

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4年前
2

Voca Book 1~10

最初から30ワードは、 最後まで見るのにかなりの体力を奪ってしまうので、 10ずつ分けて出すバージョンも出すことにしました。 大変失礼いたしました。 これからもよろし…

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4年前

VocaBook 1~30

ボキャブラリーブックの略です。 日本のスポーツ指導と、福祉支援と、教育は、相互作用することでより質が高まると考えて、まずは30個ほど、キーワードをまとめてみました…

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4年前
9

指導・支援・教育を和えてみる。

僕は、サッカースクールの指導者から障害者の支援者になった者です。 サッカースクールで指導者をしていたとき、 中途半端な知識で障害と関わる人や、 自分の価値観で障害…

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4年前
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チーム支援の根っこの話

チーム支援の根っこの話

最近、支援の仕事をしていて、改めて感じる大切なことがあったのでまとめてみたいと思います。

福祉の仕事は、基本的に人対人の仕事です。
マニュアルだったり手順書だったりっていうのはあるけれど、その場の雰囲気やその人の感覚で支援が変わることもあります。

何が正解かも分からないことが多い中で、一つだけ正しいと思えることがあって、それは

「その人を尊重して、先を見据えた愛を与えること」

です。

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もしもフットボールが無かったら。

もしもフットボールが無かったら。

サッカーに関して、毎日色んなことを考えるけど、

もしこの世にサッカーが存在しなかったら

どんな世界になるのか、無謀にも想像してみた。

自分なりに想像して紙に書き出してみたら、
少しだけ、納得できることが見つかったので
書いておこうと思う。

( 矛盾するけど、
これは想像できるものじゃないと思っているから、
こうじゃないああじゃないみたいな意見は受け付けない。 )

フットボール以外のスポー

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育成スポーツをより良く。

育成スポーツをより良く。

1.育成の価値サッカースクールのコーチをしていた時に
「教え子からプロが出たら嬉しいな」って考えがありました。

教育を目的としたスクールでしたが、
指導者としてやっぱりどうしても、プロを輩出したいという思いはありました。

そして「どうすればプロが生まれるのかな」と考えながら指導をしていると、1か月くらいして「この考えはやめた方がいいな」って思うようになりました。

幼児から小学生までを指導して

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育成のチーム環境

育成のチーム環境

最近のフットブレインで、ビジャレアルが特集されていました。
そこで気になったのは、アカデミーの寮からすぐ近くの場所(施設内設置かな?)にある公立の学校と連携し、クラブスタッフと教師が同じクラウド内で報告書を送り合ったり、会議に参加したりする、という話がありました。
元々近くにあったのに、今まではそこまで介入せずにいて、でも選手ととことん向き合おうとした時に、学校と連携しよう、となったそうです。

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スポーツは教育に活用できるのか

スポーツは教育に活用できるのか

※知識も経験も半端な僕の思考記録的なnoteです。正解じゃないので参考になるかどうかは各々でご判断ください。

「スポーツで礼儀を教えます」
「サッカーで人間性を養います」
など… サッカーを教材に教育をする、という場面を見ることがあります。

僕は、それ自体は良いと思っています。
スポーツにはその要素も多くあると思うし、
礼儀を重んじる日本らしいスポーツ文化になるとも感じます。

でも、スポーツ

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育成世代の勝利至上主義の考え方について

育成世代の勝利至上主義の考え方について

プロのスポーツ選手であれば、とにかく結果が必要なので、試合に勝つことが最も大きな目的になります。お互いが正々堂々と本気で勝利を目指す姿こそ、スポーツの持つエンターテイメントだと思いますので、勝利主義になることは、当たり前かもしれません。
ではスポーツの育成指導においてはどうなのか。
プロと同じく、お互いが正々堂々と本気で勝利を目指す先に成長があると言えば、勝利を目指すことは決して悪く聞こえないよう

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サッカーが息吹く田舎。

サッカーが息吹く田舎。

僕の田舎に既にあるサッカークラブを頭に浮かべて、勝手に理想の将来像を立ててみようかと思います。

僕の地元は、しっかり田舎です。
だけど、田舎の価値を生かしたクラブを作ることで、住む人のQOLの質を高くして、長く続く街にできたら最高だなと思っています。
例えば、
サッカーと農業を組み合わせ、人と自然と向き合い人生を充実させることで、デフォルトで身につく生き甲斐になってくれれば良いなと思っています。

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接骨院で読み漁ったサッカーキングに感謝する1425字。

サッカーを続けている人にお聞きしてみたいことがある。
「あなたは何故サッカーを続けてこれたのですか?」

日本では、サッカー人口は年々また年齢とともに減少傾向にあると統計で見たことがある。

何となく減少の原因は想像できる。
少子高齢化だったり…
年を取るにつれて体力がなくなったり…
サッカーをする場所が制限されてしまったり…
また少年時代の厳しい練習による燃え尽き症候群や、
暴言暴力による厳しい

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クワガタムシを見せる小さな選手

クワガタムシを見せる小さな選手

小学生のサッカークラブで、
子どもがいつまで経っても上達しない、向上心がない、辞めさせた方が良いのかも、という保護者の悩みが書き綴られた記事を目にしました。

当たり前ですが、上達スピードは人それぞれ。
子どもは、キッカケがあれば驚異的に成長することもあります。
習い事については”見守ること”は最も大切な親の役割の一つだと思います。

ではクラブの役割はどうかなのか。

信じて見守っていただいてい

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障害は個性なのか。

障害は個性なのか。

最近「障害は個性」という言葉について、
当事者から、支援者から、
実際に障害と関わる人たちが意見を出している姿を見て、
自分なりの考えを、僕も発信したいと思います。

障害は個性なのか。
僕は個性ではないと思います。
そもそも障害とは、”社会との壁”と認識しているので、
個性ではなく、ただ、一人一人異なるものだと思っています。

個性という言葉は便利で、良いイメージを与えているかもしれませんが、

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Voca Book 31~40

Voca Book 31~40

更新です。

31 ○守破離 しゅはり
茶道で使われる言葉。
守=基礎➡破=実行➡離=応用
「”育成年代”(2019)原田大輔」で本田裕一郎氏(国士館高校テクニカルアドバイザー)が使われていた言葉。
”離”の応用、自分で学んだことを活かし個性として発揮させる力がより必要と考えられる。

32 ○ボランティア
何も気にすることなく、”やってみたい”という好奇心から能動的に動く人。
その好奇心の行きつ

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Voca Book 21~30

Voca Book 21~30

23「IDPシート」の内容を少し追加してます。
29「与える人」 を 「Giver」 に変更してます。

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21 ○インテンシティ
スポーツにおいては、試合や練習などで、負荷が大きくも成長に繋がっている状態のこと。密度が濃いとも言われる。
個人により、また集団により、インテンシティの負荷は異なる。

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Voca Book 11~20

Voca Book 11~20

内容変わらず、11~20になります。

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11 ○ストレングス
その人が既に持っている強み(能力、環境、意思)を示す。
ストレングスの視点で見ることで、肯定的な問題解決に繋がる。
コンプレックスをプラスに変換することも可能だが、慎重な対応が必要。

12 ○インクルージョン
多様性を認めた上で、それを活かすシ

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Voca Book 1~10

Voca Book 1~10

最初から30ワードは、
最後まで見るのにかなりの体力を奪ってしまうので、
10ずつ分けて出すバージョンも出すことにしました。

大変失礼いたしました。

これからもよろしくお願いします。

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1 ○教育
自分の知恵を、教わりたい者に引き継ぐこと。
ただ記憶したものを黒板に写すことではない。
教える者の意思で

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VocaBook 1~30

VocaBook 1~30

ボキャブラリーブックの略です。
日本のスポーツ指導と、福祉支援と、教育は、相互作用することでより質が高まると考えて、まずは30個ほど、キーワードをまとめてみました。

スポーツクラブの監督・コーチ、福祉分野の各支援者、学校教員や、
選手、福祉サービス利用者、生徒や保護者の方々にも読んでもらえると嬉しいです。

ただ、個人が、主観で、作りあげたものです。
皆さんにとって絶対に正しいものではないと、伝

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指導・支援・教育を和えてみる。

指導・支援・教育を和えてみる。

僕は、サッカースクールの指導者から障害者の支援者になった者です。

サッカースクールで指導者をしていたとき、
中途半端な知識で障害と関わる人や、
自分の価値観で障害を無くそうとしている人が
多くいたなあと印象に残ってます。
(所属していたサッカースクールでは、スポーツを楽しむことをテーマに、障害のある子も定型発達児も同じクラスでサッカーをしていました。)

そんな指導者に対して、
同じ練習でも、障

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