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指導・支援・教育を和えてみる。

僕は、サッカースクールの指導者から障害者の支援者になった者です。

サッカースクールで指導者をしていたとき、
中途半端な知識で障害と関わる人や、
自分の価値観で障害を無くそうとしている人が
多くいたなあと印象に残ってます。
(所属していたサッカースクールでは、スポーツを楽しむことをテーマに、障害のある子も定型発達児も同じクラスでサッカーをしていました。)

そんな指導者に対して、
同じ練習でも、障害のある子の評価基準を定型発達と同じにはせず、
視点を変えて、そもそも笑顔でサッカーしてもらうにはどんなオーガナイズが必要かを話し合いましょう、例えばパス練もドリブル練もシュート練も、終了地点の難易度を変えて複数用意し、好きなところを狙ってもOKなオーガナイズにするなど、そういう支援が必要です!
と提案しましたが、意外にも、
楽を選ぶ子がいるから成長しないとか、
頑張っている子も頑張らない子も同じ評価になってしまうとか、
そんなことを言い出してきて、呆れたことを覚えてます。

そうさせないのが指導者の役目なのに。

そんなことがキッカケで、スポーツ指導と支援の繋がりを考え始めたら、
スポーツ指導と支援、そして教育の現場は、
大きな繋がりがあるんじゃないかという結論に至りました。

スポーツ指導と支援の現場で学ぶことが、教育に活かされ、
教育で学ぶことが、スポーツ指導と支援の現場で活かされる。

でもやっぱり、特に足りてないのは、支援。
障害の知識がこの分野に足りないのだと思ってます。

そしてどんな問題も、
辿っていけば教育に繋がると思っています。
その教育のレベルを押し上げるために、
教える立場の人間に障害の知識は必須だと思います。

自分と違う他者を100%理解するなんて、できないです。
他者と関わり成長と関わるこの分野の仕事において、
「理解できなくとも理解に近づく努力」
は怠ってはいけないものだ、と思います。

障害者の支援をしていると、その努力の大切さが身に染みて感じます。

そんな障害の知識を知ってもらうためにどうしたらいいかと考えた答えが、
専門的で基本的な言葉だけを載せる単語帳を作ることでした。
僕は教育や指導の現場にはいませんし、胸打つ物語などを書ける頭は持ち合わせてないので、経験をもとに、単語を自分なりにまとめて発信していこう、と思いました。
それでも、
言葉の意味や概念を知ることで新しい発見をしてほしい。
新しい時代に向けて、新しい理解を広めてほしい。
そんな願いを込めています。

「Voca Book」はボキャブラリーブックの略です。
魔法界の教科書をイメージしました。もちろんハリーポッターが好きだからってのもありますが、読んだ人に魔法がかかればいいなと思ったからです。

読んでもらっても、実際に行動が伴わなければ意味がないので、
もし読もうと思っている方がいらっしゃいましたら、
何かを変えようと勇気を持って魔法にかかってもらえたら幸いです。
よろしくお願いいたします。


ちなみに、
スポーツ指導と福祉支援と教育を和えることで
社会がこう変わってほしいな、という理想が僕の頭にあります。
でも僕は勉強不足なので、それが馬鹿らしいものかもしれない
と思うとまだ書けませんでした。
自信が付いたら、発信したいと思います…

それでは。

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