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#本屋大賞
孤独であっても人のつながりをもう一度確かめる~本屋大賞2021
私は結婚が遅く、独身時代に何度も「結婚しないの?」「大丈夫?」といわれました。大丈夫って何が?
真剣に心配されても返事のしようもなく、苦笑したり、ムッとしたりするだけでした。
それは気づかいではなく、おせっかいか、好奇心か、揶揄でした。
つまりは余計なお世話でした。
たまたまその後、私は結婚という形をとったけれど、そのまま独身の可能性も高かったのです。
私のすてきな友人たちに独身者は多く、私
推しのいる生活のリアルに巻き込まれる~「推し、燃ゆ」感想文
推しのいる方、多いですよね。キラキラした目で語ってくれます。
高校2年の息子にも、推しがいます。
息子の推し、友人の推しふだんあまり自分のことを話さない息子ですが、「推し」のことを聞くとちょっとうれしそうな顔で教えてくれます。
「この子は発言がおもしろいんだよ」
「この子は勉強は不得意みたいだけど、本を結構読んでいるんだ」
「この子はダンスがヤバい」
何人かいるんです。
私にはよくわかりません
魂のつがいはパートナーとは限らない~52ヘルツのクジラたち~感想文
一人の時間が長かったので、孤独になれていると思っていました。
でもちがいました。
一人時間と孤独は全く違うものです。
「孤独の叫び」を聞きました。
「寂しい」を超えた「世界に自分一人」「どこにも行けない」「どうしたらいいかわからない」・・・悲痛なまでの声なき声。
今年の本屋大賞の候補作の1冊を読んで感じたことです。
長い私の一人時間私は晩婚で、長い一人暮らしの時間がありました。
実家と関係は悪
あなたの居場所はどこですか?~お探し物は図書室まで~
小学校の時から、私の居場所は図書室でした。
いじめられていたわけでもないし、普通に友達といた気もするのだけど、記憶はいつも図書室です。
小学校の時から乱読だった毎日のように通っては借りて、図書カードが年に何枚もたまりました。
司書の先生がいた記憶はなく、カウンターにどなたがいたかも覚えていません。申し訳ないですね。
ただ名作シリーズ、伝記シリーズ、と読みたい本の本棚からどんどん選んでいました。